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日本での例
日本でも、「こころの物語」を表現した墓石が増えています。表現の方法としては、故人の好きだった風景や事物を彫刻する、愛情のシンボルとして墓石をハート形に造形する、愛情の表現としてバラの飾り(オーナメント)を添える、想いを言葉にして文字彫刻するなどがあります。
在りし日の和やかな家庭生活を偲ぶ
ご子息(享年22歳)を亡くされたご家族の建立したお墓です。このお墓への想いをご家族は次のように語られています。これこそ、Story in Stoneの「物語」と思いますので、紹介させていただきます。

お墓ができたのは、息子が帰らぬ人になってから4年が過ぎようとした頃で、完成までに約3年の月日が経過していました。それは、従来のような画一的なものでなく、お墓の基本を踏まえたうえで、当人の「生きた証」としての『カタチ』にしたい、またお墓参りをする時に周囲が気にならないような集中できる空間・息子と一体化できるような空間にしたいなど、さまざまな想いがあったからです。そうしたことを担当者と何度となく相談を重ねました。
石碑のバックボードの屏風は、生前、故人がこよなく愛好したスキーをしのび、果てしなく広がる雪山の稜線を意味し、中心には、五輪の塔をイメージし、球状は無限の宇宙を愛した心情、更に上部に戒名の『慧』の一字を彫り込み、目のさめる碧空と無限の星と万空の宇宙を、いつまでも、との願いから。
このお墓を見ますと「子供の気持ち」「子供への気持ち」をカタチとして表す事が出来たと思います。亡くなりはしましたが、『親子』の絆の深さは命の限り続いていくものと、お墓を通し、ますます強く感じます。
なお、左右の羽目石に彫刻された、亡きご子息へのメッセージはご祖父の揮毫になるものです。
※画像をクリックするとナレーションを聴くことができます。