仏事のQ&A

葬儀の席順・順番



主人は、跡取りである6才年上の兄と、2歳年上の姉をもつ、3人兄弟の末っ子です。
暮れに3人の父が82歳で亡くなり、年明けに葬儀をいたしました。その際の序列についてです。
席順は兄、兄嫁、甥、姪の後列に主人、私、娘が並び姉家族が続きました。
その後の位牌、遺影、膳、花などですが、兄家族が全てを持ってしまい、主人も主人の姉も全く触れることがなく不満がかなり残っています。
本当は誰がどの順番で持てれば良かったのでしょうか?

葬儀の際の席順や焼香などの順番については、喪主を筆頭に、故人との関係が近い順に行うのが一般的です。
ただ、家族単位で座るという考え方もありますので、今回のように長男家族・次男家族・長女家族...という順になるのはまま見られるケースでもあります。
全国的なルールが定まっているわけではなく、地域によっては跡取りである本家筋の一家で全てを取り仕切る慣わしになっている場合もあります。
しかし兄弟で位牌や遺影などを持って最後は見送りたいというお気も落ちも当然かと思います。
明確な決まりがないだけに、喪主であるお兄様と相談する機会があれば心残りがなかったかもしれません。
ただ、お葬式はお父様である故人を送る、祈る場です。これをきっかけにご兄弟の仲にひびが入っては本末転倒ですから、そこはこれから十分気を配りたいものです。