最近、新しいお墓のカタチとして注目されることの多い「室内墓苑」。そもそも室内墓苑とはどういうもので、どのような特徴があるのでしょうか。
大野屋の「常光閣室内墓苑」を担当されている涌井雅俊さんにお話を伺いました。

▲常光閣 室内墓苑のお参りの仕方を動画でご紹介しています。

室内墓苑とは、どういうものを言うのですか?

室内墓苑というのは、簡単にいえば『建物の中にあるお墓』のことです。昔から納骨堂という形態はありましたが、これは文字通り『遺骨を納める屋内型施設』のことで、ロッカー式や棚式などがあります。近年では納骨堂を墓所として利用されることも増えてきましたが、本来の目的でいえばお墓に納めるまでの一時的な期間だけ遺骨を預かるというものであり、墓所として機能的とはいえない側面もあります。
このような納骨堂の進化形が室内墓苑と考えると分かりやすいかもしれません。そもそも室内墓苑の仕組み自体はタワーパーキング(立体駐車場)の様なものです。お参りの方が来られたら、弊社係員が機械操作する事で、ご遺骨と墓石を専用ルームまでお出しして、後は自由にお墓参りして頂くシステムです。

通常のお墓と比べた場合の利点はどのようなものですか?

室内墓苑の利点はいくつか挙げることができます。
1つはアクセスの良い場所であることが多いということです。一定規模の霊園などの場合、どうしても広い敷地が必要となるため、郊外の立地であったり、最寄駅からも少々距離があったりします。納骨堂の場合も個別に安置することが前提なので、やはり一定の広さが必要となります。しかし、室内墓苑はその仕組みの特性により、敷地面積が比較的狭くても設置が可能なので、都心部立地や駅近の室内墓苑も多く、お参りに行きやすいアクセス利便性を確保しているものが多くあります。常光閣の室内墓苑も、千葉都市モノレールの「作草部駅」から徒歩2分という立地にあります。
2つめとしては建物の中でお参りができるので、天候に左右されないという利点があります。
そして、3つめとしてはメンテナンスの心配がいらないということが挙げられます。一般的な墓所の場合には自分でお掃除したり、メンテナンスを施すことが必要ですが、室内墓苑の場合には施設側が清掃などをしているのが一般的です。
また、室内墓苑の場合には永代供養が含まれる契約形態のものも多くあるので、将来的なお墓の継承に不安のあるような方には利用しやすいお墓だということも言えます。

常光閣の特徴は、どんな点にありますか?

常光閣はもともと葬儀式場で、2002年に室内墓苑を併設しました。そのため、葬儀式場はもちろんのこと、法要施設なども充実しています。回忌法要などの際には法要、お墓参り、その後のご会食などをすべて常光閣内で行うことができますので、移動の手間がかからず煩わしいことがありません。これは大きな特徴のひとつといえるでしょう。
また、常光閣ではお参りが可能な時間帯にはスタッフが常駐しており、お参りの方の対応をしております。最近の室内墓苑の中には全自動式を採用して専用カードがないとお参りできないという施設もあるようです。しかし常光閣の場合、ご購入者の方にカード発行はしますが受付業務についてはスタッフが対応しますので、もしカードを忘れてしまってもお参りが可能ですし、そもそもカードを持っていないご友人などがお参りすることもできます。通常のお墓と同じ気軽さでお参りしていただけます。
加えて、常光閣ではお参りに際してお線香やろうそくをご使用いただける点も大きな特徴だと思います。他の室内墓苑の中には一切火が使えず、電子線香や電気ろうそくを使わざるをえない施設もあるようです。やはり、中にはそれでは味気ないと感じる方も多いようで、屋外の墓地と同様にお線香が使えることをメリットと感じていただけるようです。


常光閣

常光閣の室内墓苑はどのような方が利用していますか?

お子さまのいらっしゃらない方や、お子さまがいらっしゃってもお墓の維持管理で負担をかけたくないとお考えの方などが、永代供養を含む形でご契約されるケースが多くなっています。
また、嫁がれたお嬢様がご実家のご両親のお墓としてご利用されるというケースもありました。お嬢様ご本人は嫁ぎ先のお墓があるけれど、嫁ぎ先に近い場所に実家のご両親のお墓をご用意されたいということでした。
さらに常光閣の場合には1年から契約年数を選べますので、公営墓地の抽選待ちであったり、じっくりと時間をかけて墓地の検討をしたいという方が1年間や3年間など、期間を区切ってご利用になるという場合もあります。
なお、大野屋ではご希望があれば、ご葬儀当日に納骨するということもできます。常光閣の室内墓苑のご契約がお済みであれば、常光閣で葬儀を執り行い、火葬の後に再び常光閣にて納骨という流れになります。室内墓苑と葬儀式場が一体となっている常光閣だからこそこうした対応も可能となります。

購入を検討するにあたって、見学などは可能ですか?

はい。常光閣の営業時間中であれば、特に事前予約などいただかなくてもご見学いただけます。
受付で室内墓苑の見学であることをおっしゃっていただければ、スタッフが対応させていただきますので、ご遠慮なくお越しいただければと思います。

Interview

  • 涌井 雅俊(わくい まさとし)
    お墓の担当として約四半世紀。自分の持つお墓にまつわるノウハウを常光閣・室内墓苑を検討されるすべての方にお役立ていただけるよう心がけています。


→常光閣の詳細はこちら

※プロフィールおよびインタビュー内容は2014年12月時点のものです

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