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<3月18日から春のお彼岸>仏事アドバイザーが教える、お彼岸の基本情報~ お彼岸に"してはいけない"ことはなし。お供えや香典マナーの紹介~

2022年03月24日



 仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋(東京都立川市、代表取締役社長 奥田実)は、お墓やお葬式、お仏壇に加え、仏事のマナーや季節行事のしきたりにいたるまで様々なシーンで皆様のご供養の気持ちをサポートし、ご相談にお応えしています。今回は、3月18日からの「お彼岸」に向け、当社の仏事アドバイザーが、知っておきたい基本的な情報をご紹介します。
お彼岸については、当社ホームページの仏事Q&A、YouTubeチャンネルでもご紹介しています。
大野屋ホームページ: https://www.ohnoya.co.jp/faq/
大野屋ちゃんねる : https://www.youtube.com/user/ohnoyacojp/videos

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■ 2022年、春のお彼岸は3月18日から


 「彼岸」とは、彼方の岸、向こう岸を意味する言葉で、迷いの多い「此岸(しがん)」(この世)である俗世間に対して、仏の理想の世界である向こう岸、つまり迷いのない悟りの世界、浄土のことをいいます。この時期に仏様の供養をすることで、彼岸の境地に到達すると考えられたことからお彼岸の行事が始まったといわれています。
 お彼岸には、「春彼岸」と「秋彼岸」があり、「春彼岸」は春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。「秋彼岸」は、「秋分の日」を挟んだ同じく前後3日間です。お盆は、地域によって7月又は8月と迎える時期が異なりますが、お彼岸は春も秋も全国共通です。

<春>
彼岸入り    :3月18日(金)
中日(春分の日) :3月21日(月)
彼岸明け    :3月24日(木)

<秋>
彼岸入り    :9月20日(火)
中日(秋分の日) :9月23日(金)
彼岸明け    :9月26日(月)

春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」をお供えするということをご存知の方も多いですが、今回は「お彼岸」について詳しくご紹介します。


■ 年間5,000件以上の相談に答える、仏事アドバイザーが教える「お彼岸の基礎知識」


<お彼岸について>
春のお彼岸は、春の訪れをご先祖様と共に喜ぶ行事です。地域によって異なりますが、一般的にマナーは厳格に決められていることはありませんので、あまり堅苦しく考えず、ご先祖様にお参りしながら、共に春を迎えられるよう、心を込めて過ごされるとよいです。

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■プロフィール
大学卒業後ブライダル会社に勤務。企画やプランナー育成に携わり、業界資格の試験官も務めたエキスパート。ブライダルの世界から2005年にメモリアルアートの大野屋に入社。
葬儀ディレクター、生前相談アドバイザー、セミナー講師としても活躍し、現在「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーとして年間5,000件以上の相談に答える。穏やかな語り口と柔和なキャラクターからテレホンセンターのメンバーからは「川島ママ」と呼ばれ、お客様からの信頼も厚く指名による電話相談も多く頂いている。



■ お彼岸にすること


 お彼岸を迎えるにあたっては、地域によって慣習は異なりますが、いつもより丁寧にお仏壇やお墓を掃除し、お参りをします。お供物は、お線香と供花の他、果物や菓子、精進料理などをお供えします。

 「仏事は後回しにしない」という意味から、お墓参りは午前中にするのがよいと言われていますが、午後に行ってはいけないということはございません。

 なお、お墓に卒塔婆を用意する場合には、事前にお寺または霊園の管理事務所等にお願いしておきましょう。また、お寺とのお付き合いがある場合には、「彼岸会」という法要に出席します。

<お墓参りの手順>

①お掃除
まずはお墓の清掃をしましょう。雑草が生えていたり、ゴミが散らばっていたりしては仏様に申し訳がありません。
・墓石は水洗いが基本。柔らかいスポンジやタオルでやさしく洗います。
・水鉢や花立、香立てはゴミがつまりやすいので丁寧に洗います。
・墓石の彫刻部分など細かいところは、歯ブラシを使うと便利です。
・洗い流したら、墓石に残った水気をタオル等で拭きとります。
②お供え
・お菓子や果物は直接置かず、二つ折りした半紙の上に置きます。
・水鉢にきれいな水を入れます。
・花立てに供花の長さを整え、線香をお供えします。
③お参り
・自分の目線が墓石よりも低くなる場合は、しゃがんで手を合わせると良いでしょう。
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※ やむを得ない理由でお彼岸にお墓参りに行けない場合は
 限られたお彼岸の期間中にお墓参りができないこともあるでしょう。多少時期がずれても日程を調整してお参りされるか、自宅で、お仏壇に故人様の好きだったお菓子などをお供えしてご供養することをおすすめします。また、大野屋の一部店舗では、月命日やお彼岸など、あらかじめ指定した日に供花やお墓の清掃をうけたまわるサービスも行っております。


■ お彼岸に"してはいけない"ことは、「ない」


結婚式・引越し・車の納車まで、お彼岸に大きな行事 (特にお祝いごと)をしてはいけないと考えている方が多いようです。 しかし、お彼岸とはお寺の法要に参加したりお墓参りをする時期では ありますが、「喪中」のように"身を慎まなくてはいけない時期"では ございません。そのため、お祝い・引越しなどされても特に問題ございません。お彼岸の期間は、日頃家族を見守ってくださるご先祖様を一番に 想い、感謝しましょう。ただし、住んでいる地域や親族のお考えによっては、結婚式など"お祝いごと"に関する行事を避けるべきとすることもあるため、その場合は慣習に従いましょう。


■お彼岸のお供物といえば「おはぎ」「ぼたもち」。これらの違いは?


春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」をお供えをします。どちらも、もち米を蒸し丸くして小豆の餡をからめたもので、同じものを指します。

・春彼岸=春に咲く牡丹の花にちなんで「ぼたもち」
・秋彼岸=秋に咲く萩の花にちなんで「おはぎ」 とよばれています。

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 なぜ、お彼岸には「おはぎ」や「ぼたもち」をお供えするのでしょうか。
諸説ありますが、人々が豊かでない時代、庶民にとって砂糖はとても希少品でした。お彼岸のときにはご先祖様に今できる一番いいものをお供えしたいという思いから、高価な砂糖を使い、ぼたもちやおはぎを作ってお供えしたことが由来といわれています。


■ お供えする花は?


 菊などを中心としたお供え用の仏花がよく売られていますが、特に仏花でなければいけないということはありません。その人にふさわしいお花を選ぶと良いでしょう。色や種類にも決まりはありませんが、棘のある花は避けた方が無難です。また、花粉が墓石につくとシミになることがあるので、お供えする前に取り除いておきましょう。
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※ ただし、神式の場合は榊(さかき)、仏式でも宗派によっては樒(しきみ)を使います。


■彼岸会について


お墓がお寺にある場合、お寺から「彼岸会(ひがんえ)」の案内が届くことがございます。お寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する大事な行事です。 他の仏教国にはあまり見られませんが、古来の民俗信仰とも深く結びつき、「盂蘭盆会」や「施餓鬼会」と共に、日本の仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われています。

<参加する場合>

・服装 :一周忌などの法要ではないので、喪服を着て行く必要はありません。少し改まった服装の方や、普段通りの方もいらっしゃいます。

・お布施:彼岸会は「ご先祖様があの世で安心して過ごせますように」といって集まる行事のため、「ご本尊にお供えください」という意味で、お気持ちとしてお金を包んで持っていきます。

またお金ではなく果物やお菓子などのお供え物を持っていく場合もあります。その場合、包装紙のみで掛紙をかけずにお渡しします。


■お彼岸に持参するお香典とは


 現代では現金を包むことを指す「お香典」ですが、本来はお香(お線香)を届けたことに由来します。 お仏壇やお墓にお参り出来ない時や、他家に伺う時はお供えの他にお線香を届けましょう。
一般的に、お彼岸の際に親戚のお宅へ訪問する際には、金額は2~3000円から多くて1万円ほどです。お金ではなく、お菓子などのお供え物をお持ちなる場合もございます。

 お香典を包む袋やお菓子の掛け紙の表書きは、「御仏前(御佛前)」を使用するのが一般的です。
 自分の名前を記入する際には筆ペンなどを使用し、ボールペンや鉛筆は避けましょう。

 持参するときには袋を袱紗(ふくさ)に包んで持ち運び、袱紗から出してお渡しします。


■ 累計問い合わせ件数35万件突破!開局26周年・葬祭業界初の「テレホンセンター」


 大野屋ではテレホンセンターを1995年に開設、現在もお客様の困り事を解決し続けています。問い合わせ件数はのべ35万件を超えました。お葬式やお仏壇、お墓のことから、仏事のマナーやお盆など季節の仏事のしきたりにいたるまで、葬祭に関することでしたら、専門の相談員が年中無休、無料でご相談にお答えしています。

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■会社概要:メモリアルアートの大野屋


メモリアルアートの大野屋は、1939年に石材店として創業以来80年にわたり、お葬式、お墓、手元供養、無料仏事相談など、仏事に関する総合サービスを提供しています。さらに、ペットと一緒に入れるお墓「ウィズペット」や、「手元供養商品:ソウルジュエリー」など、先進的な取り組みを続け、お客様起点のサービスを開発し続ける仏事関連総合サービスです。
HP: https://www.ohnoya.co.jp/
FB: http://www.facebook.com/ohnoya

【設立】
1939年3月(昭和14年)

【資本金】
1億円

【決算期】
12月

【代表者】
代表取締役 会長/最高経営責任者(CEO) 大澤  静可
代表取締役 社長/最高執行責任者(COO) 奥田 実

【所在地】
〒190-0012
東京都立川市曙町2丁目22番地20 立川センタービル9階

【事業内容】
墓所・墓石の販売
墓所造営 葬祭業
仏壇・仏具の販売
保険



◇ 本件に関するお問い合わせ先 ◇
メモリアルアートの大野屋 広報事務局(KMCgroup内)
 担当:丸橋・細井
TEL:03-6261-7413  FAX: 03-6701-7543  Mail:info@kmcpr.co.jp