孫と学ぶ生活のしきたり

「三途(さんず)の川」ってどんなところ?

「この世」と「あの世」の間に、亡くなった人がわたる川があるといわれています。それが「三途(さんず)の川」で、亡くなってから7日目にわたるといわれています。

「三途の川」はどこも同じ流れではなく、流れがとてもはげしいところ、少し急なところ、ゆるいところの3つがあります。この中でどの流れをわたるのかは、生きている間に良い行い・悪い行いがどれだけあったかを、川のほとりで調べられて決められます。つまり生きている間に良いことをたくさんした人は流れがゆるいところを、悪いことをたくさんした人は急な流れのところをわたることになります。

このように亡くなってから7日目は、亡くなった人にとって大切な日なのです。ですからこの日には「初七日(しょなのか)」といって、生きている私たちもお坊さんを呼んでお経をあげ、亡くなった人が無事に「三途の川」をわたれるように祈ります。