孫と学ぶ生活のしきたり

戒名(かいみょう)ってなんですか?

2千年以上も前におしゃか様が説かれた仏教は、永い間にいろいろな解釈がされ、いくつもの宗派(しゅうは)に分かれました。したがって「戒名」も宗派によって「法名(ほうみょう)」とか「法号」といわれます。

「戒名」は本来仏教できびしい修行をした人がつけてもらえるお名前です。仏様のお弟子として、信仰の深さはもちろんの事、たくさんの良い行いをした人がいただけるものです。

皆さんが生まれた時、お父さんやお母さんが、「どうかこの赤ちゃんが元気でじょうぶに育ってくれますように」「良い人になって世の中の人の為になり、幸せな人生がおくれますように」と祈ってお名前をつけて下さいましたね。

それと同じように亡くなった時には「この人は生きている間にはこんなに良い人でした。ですからどうぞ仏様のお弟子様として立派に成仏(じょうぶつ)出来ますように」とお坊さんがつけてくださるのです。