孫と学ぶ生活のしきたり

火の玉の正体って?

人が亡くなったときや、亡くなる2~3日前に、魂が体から離れて飛ぶことを火の玉(人魂(ひとだま))といいます。この世に心残りがあるために、さまよい出てくると、昔から考えられています。

きもだめし大会のときの怖い話としては定番の火の玉ですが、その正体を科学的に証明しようといろいろな説があるようです。

ひとつは、昔は人が亡くなると土葬(どそう)と言ってそのまま土に埋めていました。そのとき亡くなった人の体からリンという科学物質が出てきて、雨水と反応して光るというものです。
また他にもホタルなどの昆虫や光る植物を見間違えたという説や、電気現象、自然の中でガスが発生したものに火がついたものなど、いろいろな説があります。

このような話を知っておくと、これからはきもだめしで火の玉の話を聞いても、ちょっとは怖くなくなるかもしれませんね。それでもやっぱり怖い・・・かな?