孫と学ぶ生活のしきたり

クリスマスの不思議

サンタクロースはどんな人?

サンタクロース

サンタクロースはクリスマスイブの夜にやってきて、良い子にはプレゼントをくれます。今から1,700年程前、トルコにキリスト教を広めているセント・ニコラウスという人がいました。ニコラウスは貧しい人にこっそり贈り物をしていました。その話が人々に伝わり、子供たちにプレゼントをくれるサンタクロースのお話になったと言われています。

「サンタクロース」とは「セント・ニコラウス」がなまった言葉なのです。
「セント・ニコラウス」とくり返して言ってみましょう。
「サンタクロース」に聞こえてきませんか?


クリスマスってもともとどういう行事?

クリスマスツリー

12月25日のクリスマスはイエス・キリストが生まれた日といわれ、キリスト教ではお祝いをします。教会では人々が集まって歌を歌ったりお祈りをするミサが開かれます。

しかしキリストが生まれた日がいつなのかは、聖書では特定されておらず、ハッキリとは分からないのです。

12月のこの時期は北半球では1年で最も太陽の高さが低く、昼の時間が短く、夜が長くなります。日本でいる「冬至」です。


日本ではかぼちゃを食べると健康に過ごせるという言い伝えがありますが、これは野菜が少ない季節に、保存がきく野菜であるかぼちゃを神様にお供えしたことから始まったと言われています。

日本以外の北半球の国々でも、冬至を太陽の新生の日としてお祝いの儀式をするところがあります。クリスマスも、4世紀ごろローマ帝国で行われていた冬至のお祭りと融合して行われるようになったと言われています。

クリスマスにはどうしてツリーやリースをかざるの?

クリスマス リース

クリスマスツリーはもみの木が伝統的に使われています。 もみの木は「常緑樹」で冬になっても葉が枯れることはありません。
このことから、キリスト教ではもみの木が「永遠の命」を表していると考えています。リースは、イエス・キリストが十字架にかけられた時にかぶっていた冠が始まりです。