メールマガジン・バックナンバー

メールマガジン・バックナンバー

第43号 『お墓もお仏壇も・・・身近な防災を見直そう』(2007/08/25発行)

┌────────────────────────────────────┐
├○             メモリアルアートの大野屋     2007/08/25│
│  --------------------------------------------------------------------│
├○  冠婚葬祭ナビ                           │
│          『折々しきたり想いやり』              │
├○                                   │
└───────────────────   http://www.ohnoya.co.jp  ─┘


冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』はメモリアルアートの大野屋よりお送り
する、お役立ち情報マガジンです。弊社のお客様、メールアドレスをご登録頂い
た方へ毎月1回配信させていただいております。

今後このメールマガジンがご不要でしたら、お手数をお掛けいたしますが、下記
より解除をお願い申し上げます。アドレスのご変更も下記よりお願いいたします。

配信停止・アドレスの変更はこちらから→
              http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/index.html

バックナンバーはこちらから→
      http://www.ohnoya.co.jp/anshin/mail_backnumber/index.shtml


┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集    「 お墓やお仏壇も・・・身近な防災を見直そう 」


┃ 2◆ 季節だより      「 お月見団子を作ろう! 」
┃       

┃ 3◆ 相談員のつぶやき   「  我が家のお盆  」


┃ 4◆ 仏事Q&A
┃        「 命日を過ぎての7回忌法要が気がかりです。 」

┃ 5◆ 今月のプレゼント
┃        「 手すき千代紙と『暮らしの折り紙』書籍を2名様に 」

┃ 6◆ 大野屋からのおしらせ

┃ 7◆ 編集後記

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


━1━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 特 集    「  お墓やお仏壇も・・・身近な防災を見直そう  」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

9月1日は防災の日。
先日の新潟県中越沖地震で被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
被災された方を応援する一方、自分たちの身の回りの安全もこの機会に考えてみ
たいものです。

防災訓練が各地で開催されたり、お店には防災グッズが目立つようになりますが
あなたは防災対策をきちんとしていますか?


      ――――――――――◇  ◇――――――――――


東京都生活文化局が発表した「防災に関する世論調査」(平成18年3月)によれ
ば大地震が起こるかもしれないとの『不安を感じる』人が93%で、初めて9割を
超したそうです。
つまりほとんどの人が大地震による災害を心配しているわけです。

      ――――――――――◇  ◇――――――――――

地震が起こったときのために、「懐中電灯、救急医薬品、水・食料などの防災用
品」などを準備している家庭は多いかと思いますが、家具などの転倒防止策をし
ている方は多くないようです。


家具などが転倒すると、避難の出入り口をふさいで逃げ遅れたり、怪我をするこ
ともあります。

たんすや食器棚はもちろん、ご先祖様の住まいである大切なお仏壇にも免震対策
をしておきましょう。

ただしご使用になる金具などによっては、お仏壇を傷つけることがありますので
十分ご注意ください。


★上置き型の仏壇・・・
 家具の上に置くタイプの仏壇は、大きな揺れがあったときに、勢い良く飛び出
 してしまう危険性があります。家具用の固定金具などで天井や壁に固定したり
 揺れを吸収するマットをひくなど対策が必要です。


★通常の大きさの仏壇・・・
 通常の高さのあるタイプのお仏壇も壁などに固定する家具用金具をつけるなど
 多少の揺れでも倒れないような対策をしましょう。
 また上下で分かれているお仏壇の場合には、その間にもマットを敷いても良い
 でしょう。

★火気に注意・・・
 地震のときには速やかに火を消す、というのは常識となっていますが、仏壇も
 火を使う場所だということを忘れずに。

 ロウソクの火、お線香の火には日頃から気をつけましょう。
 ご高齢の方など心配な場合には、短めのお線香を使って長く燃え続けないよう
 にしたり、火を使わない電池式のロウソクやお線香などを使用しても良いでし
 ょう。


★お墓の免震対策・・・
 最近新しく建ったお墓は、免震加工がされていることも多くありますが、古い
 お墓にはそうした対策が取られていないこともあります。新潟県中越沖地震で
 も、お墓の倒壊が報道されました。

 倒れたときの衝撃で、墓石が損傷して建替えが必要になっているお墓も多いよ
 うです。特に免震補強がされていない墓石の被害が深刻です。

 お墓の免震対策には大きく分けて以下のような工法があります。

  ・強力接着材で、石と石の接着面を固定する。  
  ・石の内部に穴を開けて、ステンレスなどの棒を通し、複数の石を一体化す
   る。
                   ・・・など

 既に建っているお墓にも、こういった加工をすることも可能です。
 石材店にご相談ください。

 見積りを取って詳しい内容を確認して、どういった工法を取り入れているのか、
 良く確認して納得した上で依頼するようにしましょう。


 大野屋の免震工法はこちら↓
 http://www.ohnoya.co.jp/company/news/2006/000257.shtml


━2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 季 節 だ よ り      「 お月見団子を作ろう! 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


旧暦の8月15日の夜は、十五夜です。

忙しい毎日の生活では空を眺めることも少なくなっていますが、空気が澄んでい
て、一年で一番月がきれいに見える時期に、ゆっくりとお月見をするのも素敵で
すね。

十五夜の起源は2つあり、それらが融合して現在のお月見になったといわれてい
ます。

ひとつは、月見をしてお餅(月餅)を食べる中国の風習が、奈良時代から平安時
代の頃に日本に伝わり、貴族が月を見ながら歌を詠む行事になったこと。

他には、もともと日本でも満月の夜に秋の自然の恵みに感謝して、お月見団子や
季節の食べ物を神様にお供えしてお祭りをしていたことです。

ところで、十五夜の日は9月の中旬から10月の上旬で、毎年違います。
これは旧暦の8月15日を、現在の暦に直すと毎年日付が変わってくるためで、
今年の十五夜は9月25日です。

また十五夜の夜は、満月ではない時もあります。


 *******************************************************************

大野屋ホームページの夏休みの定番となりつつある『子供と学ぶ、生活のしきた
り』。お子さんをお持ちのお父さん・お母さんのための特集です。

お子さんも読めるやさしい言葉で、日本のしきたりや古くからの言い伝えなどを
解説します。


特集「十五夜に『お月見団子』を作りましょう!」はこちら

http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/challenge/tukimi_dango.shtml


━3━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 相談員のつぶやき    「 我が家のお盆 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして12年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、たくさんのお客様と
のやり取りの中で、楽しく、時にはしんみり、時には辛口に日々のつれづれをつ
ぶやきます!
---------------------------------------------------------------------


8月15日は『終戦記念日』であると共に、『お盆様』がお帰りになる日、送り
火を焚く日でもあります。
我が家でも朝から賑やかに孫達がナスの牛やキュウリの馬を作っていたのですが
9歳になったチビちゃんが

『自転車の二人乗りは怒られるんだから、大きいじいちゃんと大きいばあちゃん
(私の両親の事です)の分なら2つ作らないといけないんじゃないの?』


娘『・・・・・』

5年生の孫娘『大きいじいちゃん達は仲良しだったでしょ、それに大きいばあち
ゃんは方向音痴だから一人だと迷子になっちゃうんじゃないの?』

チビ『眼も悪かったんだから明るいうちに帰った方がいいよね・・・。でも帰る
前にはみんなで花火をしてあげようよ』


彼らが生まれた時には、既に90歳を幾つか過ぎていた私の両親は、二人のひ孫
をことのほか可愛がっていたものですから、孫になる彼らの母親も朝夕の仏壇の
お給仕を二人にさせているようです。ですからどこまで本気で言っているのか判
らない孫たちの会話も、特別な事ではなかったのでしょう。

お盆行事も年忌供養も「信仰心」だ「民俗習慣」だなどと大上段に構える事では
なく、本来は今生きている家族がお互いを大切に想い合う心、もう会う事が叶わ
ない懐かしい人達を思い出し敬う心が大切で、到来物があれば先ずお仏壇にお供
えし、嬉しい時も困った時も仏様に報告したり相談したりの日々の習慣が基本な
のだと改めて教えられたのです。

━4━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 仏 事 Q & A
       「 命日を過ぎての7回忌法要が気がかりです。 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


今回は、まゆみ様よりお寄せいただいたご質問にお答えします。


 ┏━┓
 ┃Q┃
 ┗━┛
   実父の7回忌が9月になるのですが、実兄の仕事の都合で法要を命日まで
   に行うことができそうにありません。私は嫁いだ身なので勝手なことはで
   きないのですが、命日を過ぎてしまうことが大変気になっています。
   お墓参りだけなら命日前に行けるのですが・・・。

   昔から「お祝い延ばしはよいけれど、仏事は日にちを前倒ししなければな
   らない」と教わったため、大変気になっています。


   実は父の納骨の際にも、手違いで位牌が間に合わず、その直後に兄が急病
   で入院するという事がありましたのでなおさら心配です。心さえあれば父
   も許してくれるのでは・・・とも思いますが、何かいいアドバイスをいた
   だければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
   


 ┏━┓
 ┃A┃
 ┗━┛まゆみ様

   お問い合わせありがとうございます。

   お父様の7回忌法要で、お兄様の都合が付かずにご命日過ぎてのご法要に
   なってしまう事を気にされているのですね。

   確かにまゆみ様のおっしゃる通り、古くから「仏様のことは先延ばしには
   しない」との教えがございます。
   ご命日にご供養できない場合には、命日より前倒しでなさることが一般的
   です。

   生きている私たちはどうしても自分たちのことに目が向きがちです。
   そうして自分たちの事ばかりにかまけて、故人やご先祖様をないがしろに
   してはいけない、感謝の心を忘れてはいけないという、戒めなのでしょう。

   今回は、仏様のことを軽んじている訳ではなく、お兄様のどうしてものご
   都合でご家族が揃うことが難しいのですから、ご命日より後になってしま
   うのも致し方ないのではないでしょうか。


   お寺様のご了承をいただいた上で、ご家族皆様が仲良くそろって心からご
   供養なされば、亡きお父様もお喜びいただけると思います。
   お父様へのお気持ちが一番大切です。


   またご命日にお墓参りだけでもされたいというまゆみ様のお気持ちはとて
   も尊いことだと思います。まゆみ様だけでもご都合がつくのであれば、お
   参りなさってはいかがでしょうか。


    ―――――――――――――――――――――――――――

     ご相談は無料です。もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
       https://www.ohnoya.co.jp/cgi-bin/memoria.cgi

     *知っておきたい仏事のしきたりに関するQ&Aが満載!
      人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
               ↓ ↓ ↓
          http://www.ohnoya.co.jp/faq/


━5━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今 月 の プ レ ゼ ン ト
      「 手すき千代紙と『暮らしの折り紙』書籍 を2名様に 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 指先を使うことで脳の活性化を促すと注目されている大人の折り紙。
 手すき千代紙と実用本をセットにしてプレゼントいたします。

 千代紙の鮮やかな模様を眺めながら楽しく取り組めます。
 また初心者にもチャレンジできる、暮らしの中で実用的に使える箱やポチ袋、
 箸置きなどの作り方の本もあわせてプレゼントしますので、すぐに作品を作る
 ことができます。

 日々の暮らしの中に、ちょっとした趣ある折り紙を添えて・・・。
 秋の夜長を過ごすにも、ぴったりです。

       .....................................................................

             9月20日〆切です。
       当選者は次号(9/25号)にて発表いたします。

          ↓ ご応募お待ちしています! ↓

     http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/index.html?link=reader

  ┌【 当選者発表! 】─────────────────────┐
 ┌                                 ┐
 │                                 │
 │    前号のプレゼント『 秋の夜空を満喫!天体望遠鏡 』    │
 │                                 │
 │         ご当選おめでとうございます!          │
 │                                 │
 │          埼玉県三郷市  川又 様           │
 │                                 │
 │                                 │
 │      たくさんのご応募ありがとうございました。       │
 └                                 ┘
  └───────────────────────────────┘

━6━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆  大 野 屋 か ら の お し ら せ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆彡 テレビで放映されます ☆彡


 9/19(水)8:15~8:30
  NHK-BS2「ペット相談」

   町田いずみ浄苑(東京都町田市)内の、ペットと一緒に入れるお墓
   withペットが紹介されます。 


 放映日時・内容は変更となる場合もございます。


━7━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 編 集 後 記
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミリオンセラーとなっている「千の風になって」ですが、我が家の4歳の娘もこ
の曲が大好き。そのせいかお盆の話をしたときには「???」と、ピンとこない
様子でした。歌の世界感と、古くからのお盆の考え方が、一致しないようなので
す。

 娘曰く、「だって千の風になって、お墓にはいないんでしょ~?」とのこと。


一見、お盆の考え方と全く正反対のようですが、その根底にある「生と死に隔て
られた大切な人を想う気持ち」は、どちらも同じなのではないかと思います。

「相談員のつぶやき」の安井の話のように、「千の風になって」も「お盆」の慣
習も、形の違いがあっても本来は同じもので、だからこそこの歌に心惹かれる人
が多いのかもしれませんね。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│                  編集 川瀬 由紀
└──┘〒171-0033 東京都豊島区高田3-13-2 高田馬場TSビル
    TEL 0120-02-8888
    メールマガジンに関するご意見、ご感想、お問い合わせは
                          m-pr@ohnoya.co.jp
    ホームページもご覧ください。http://www.ohnoya.co.jp
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※