メールマガジン・バックナンバー

メールマガジン・バックナンバー

第56号 『神無月の不思議』(2008/09/25発行)

┌────────────────────────────────────┐
├○             メモリアルアートの大野屋     2008/09/25│
│  --------------------------------------------------------------------│
├○  冠婚葬祭ナビ                           │
│           『折々しきたり想いやり』             │
├○                                   │
└──────────────────────http://www.ohnoya.co.jp ──┘


冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』はメモリアルアートの大野屋よりお送り
する、お役立ち情報マガジンです。弊社のお客様、メールアドレスをご登録頂い
た方へ毎月1回配信させていただいております。

今後このメールマガジンがご不要でしたら、お手数をお掛けいたしますが、下記
より解除をお願い申し上げます。アドレスのご変更も下記よりお願いいたします。

配信停止・アドレスの変更はこちらから→
              http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/index.html

バックナンバーはこちらから→
      http://www.ohnoya.co.jp/anshin/mail_backnumber/index.shtml


┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   「 神無月の不思議 」

┃ 2◆ 相談員のつぶやき   「 お墓の継承でもめています・・・ 」

┃ 3◆ プレゼント
┃      「秋の夜長に挽きたてのおいしいコーヒーを・・・
┃        スタイリッシュなコーヒーミルを2名様にプレゼント! 」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは。大野屋の川瀬です。
 さわやかな風が吹いて、運動会のにぎやかな歓声や音楽が聞こえてきて、秋を
 感じる季節になりました。特に徒競走の定番曲「天国と地獄」を聞くと、妙に
 心が弾んで駆け足したい気分になってしまいませんか?

 さて、前回お知らせしましたとおり、「子供と学ぶ生活のしきたりアンケート」
 の結果をホームページに公開しました。小さなお子さんを持つご両親が、伝統
 行事やしきたりをどう考え、実際にどう行動しているのか・・・。アンケート
 にご協力いただいた方も、そうでない方も、ぜひご覧ください。

 家庭で一番多く行われる年中行事は・・・おせち料理?それともクリスマス?
 子供の行事で一番多く行われる行事は・・・お宮参り?初節句?七五三?

 結果はこちら↓
  http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/enquete_2008/index.shtml

━1━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆  特集    「 神無月の不思議 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ・神無月とは
 ―――――――――――――――――――――――――――――
  陰暦10月は神無月(かんなづき・かみなづき)と呼ばれます。

  この時期、全国各地の八百万の神々が、出雲の国(現在の島根県)に集まり
  出雲以外では神様がいなくなってしまうという言い伝えがあります。そのこ
  とから出雲以外では神様がいない月=神無月となったといわれています。

  ただ現在は、神無月の「無」(な)は、現在の「の」という意味の格助詞で
  あり、「神のいない月」ではなく、「神の月」であるという説も有力です。

  逆に神々が集まる出雲では、10月を「神在月」(かみありづき)といいま
  す。


 ・神様はどうして出雲に集まる?
 ―――――――――――――――――――――――――――――
  出雲は神の国として知られていますがその中心が出雲大社(島根県出雲市)
  です。

  出雲大社には大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られています。
  この神様は日本の国土を開拓し農業など人々の暮らしの基礎を築きました。

  また大国主大神は「縁結びの神様」として知られており、神々が出雲に集ま
  るのは、人間の運命や、縁結びの相談をするためだといわれています。

  このほかにも、
  「イザナミの尊が亡くなったのが10月16日であったため、参拝のために
  神々が出雲に集まる」という説もあります。

  また秋は収穫の時期です。
  神無月の言い伝えは、収穫をもたらしてくれた田の神が仕事を終えて去って
  いくのを祭る風習から発展したとも言われています。


 ・出雲のお祭り
 ―――――――――――――――――――――――――――――

  〈神迎祭〉  
  旧暦10月10日の夜、出雲大社から1キロほどの稲佐の浜で、全国の神々
  をお迎えする神事が行われます。ここから神々は大国主大神の待つ出雲大社
  へと向かい「神迎祭」が行われます。
  その後神々の宿泊所となる、境内の東西にある十九社に鎮められます。


  〈神在祭〉
  翌日から17日までの7日間、「神議り」(かむはかり)とよばれる会議が
  開かれ、神々が1年間の人間の運命や男女の縁結びのことなどを決定します。
  この間、神々の会議所となる稲佐浜の近くの上宮(かみのみや)にて、「神
  在祭」が行われます。

  最終日の17日には、出雲の国から各地に帰っていく神々をお送りする「神
  等去出祭」(からさでまつり)が行われます。


 ・神様が出雲に出かけてしまう間、各地の神社は留守なの?
 ―――――――――――――――――――――――――――――

  神様が出雲に出かけている間、各地の神社にお参りにいっても留守になの?
  お参りに行ってもダメ?というとそうでもないようです。なぜなら留守番の
  神様がきちんと残っているという信仰が各地にあるのです。

  留守番をしている神様は、地域によって様々ですが、えびす様やかまどの神
  様が多いようです。

  ですからこの時期「えびす講」が行われる地域が多いのです。地域によって
  10月20日、11月20日と違いがありますが、神無月に留守を預かるえ
  びす様を祭り、1年の無事を感謝し豊作や豊漁を願ってのお祭りです。


  そのほか「神無月」にまつわる面白いお祭りとしては、和歌山県日高郡日高
  川町の丹生(にう)神社で行われる「笑い祭」があります。おしろいを塗っ
  た派手な格好をした「笑い翁」が「笑え、笑え」と鈴を振りながら練り歩く
  という珍しいお祭りです。

  いかにも楽しげなお祭りですが、これは出雲の国での神様の会議に初めて出
  席することになった神様が寝過ごしたことからふさぎ込んでしまい、それを
  人々が慰めるためににぎやかなお祭りをしたのが始まりといわれているそう
  です。


  この時期、お住まいの近くのお祭りでも、「神無月」にまつわるお祭りがあ
  るかもしれません。由来もチェックしてみるとおもしろい話が隠れているか
  もしれませんね。

━2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 相談員のつぶやき 第20回
           「 お墓の継承でもめています・・・ 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして13年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、ご相談にお答えしま
す。
---------------------------------------------------------------------


 ┏━┓
 ┃Q┃
 ┗━┛実家のお墓の継承者の事でお寺と親族の間で話しがまとまらず
    揉めています。どうしたらよいでしょうか?

    実家はお寺の檀家で、お墓には父と祖父母の遺骨3柱が埋葬されて
    います。
    墓地の名義人であった兄が先日交通事故で亡くなり、本人や家族が
    キリスト教だったために教会で葬儀をしお骨も教会の墓所に納める
    予定でいます。今後の事もあるので兄の長男(甥)がお寺に行った
    ところ、住職から

   「お墓の継承が出来ず檀家としての務めも果せないのなら、離檀をし
    てお骨も引き上げて欲しい」
    と言われてしまいました。お墓は実家の両親が建てたものであり、
    いずれは父と一緒に入るつもりでいた母としては大変なショックを
    受けています。

    私としてはお寺が理不尽なのか、兄の家族が無責任なのか分からな
    いのですが、父の兄弟である伯父達も含めて祖父母が亡くなった当
    時の相続の話まで出て、親族の話し合いでもお互いに感情的になり
    責任のなすり合いに終始しています。
    伯父達もエホバの信者だったり婿養子になっていて継承はできない
    のですが、母の気持ちを考えると私が継承しようかなとも思うので
    すが、家は女の子がいるだけで、長男である夫にはまだ相談できな
    いでいる状況です。

 ┏━┓
 ┃A┃
 ┗━┛代々お寺の檀家として仏事をお願いし、寺院の中にお墓もあるとい
    うことですので、お兄様の葬儀にあたっては菩提寺から戒名を頂戴
    し、葬儀から今後の法要の一切をお願いするのが本来です。それが
    キリスト教会で葬儀も済ませてしまわれたということですので、お
    寺様から「離檀」を要求されるのは致し方ない事かと存じます。
    (本来、寺院のお墓というのは檀家として寺院や宗門の外護をする
    人のみ利用する権利があるわけですし、ご本山から檀家様をお預か
    りしている住職の立場からすればけっして理不尽な要求とも思えま
    せん。)

    今回の場合は、お兄様の子供さん達の継承も難しいということです
    し、伯父様達も同様ということですので

    1、お寺様とご相談の上、とりあえず今までのお墓は返還した上で
      今までのご縁があるお寺様の「永代供養墓」に移し、引き続き
      ご供養をお願いする
    2、お墓を返還し離檀した上で、将来お母様に何かあった場合にも
      利用できる「宗教宗派を問わない公園墓地」をお求めになり3
      柱の遺骨を移す
    3、離檀の期限があり、ご親族間のお話し合いに時間がかかるよう
      であれば公営霊園等の納骨堂で一時的にお預かり頂く

    等々の方法が考えられます。


    いずれの方法を選ばれても、墓所の返還にあたっては墓石の撤去や
    更地にする為の費用と改葬費用がかかりますし、永年仏様をお守り
    頂いたお寺様へのお礼も必要になります。
    長男に嫁いでおられる貴女様のお立場では、ご実家のお墓を継承さ
    れるのは何かと難しいのではないかと存じます。むしろ女のお子様
    だけということですので、将来的には嫁ぎ先の墓所の継承に関して
    お考えになる必要があります。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


家制度(家督制度)の廃止と共に少子化・核家族化が一般化して来た事で、
今回のような「ご先祖の供養」や「墓地の継承」に関する問題がけして他人
事ではなくなってまいりました。   
かつては姑から嫁に、親から子供に伝えられていた日常生活の作法やルール
が忘れられ、親族やご近所とのお付き合いも希薄になっている中では、限ら
れた親族だけで解決することも難しく、極端な例ですが親は『子供達の自由
を束縛しない為』に「散骨」や「樹木葬」を考え、子供達は『供養に係わる
手間や費用の公平化』を理由に「永代供養墓」への改葬を余儀なくされる事
も致し方の無い事かもしれません。

私事で恐縮ですが、幸か不幸か私も私の娘も一人っ子です。自分以外に家を
継ぐものも、親の最期を看取る者もお墓を守り先祖を供養する者も居ない訳
ですから、「誰かに変わってもらえれば」などという選択肢は当初からあり
ませんでした。正直大変だなと思う事もありましたが自分しかいないと覚悟
してしまえば、自ずから道は開けるものです。

様々なご意見は有るでしょうし、状況に応じて対処の方法も一様ではありま
せんが、子供が親の面倒を見るのは当たり前のことではないでしょうか。
(必ずしも長男がしなければいけないとは思いませんが)一族の長として一
人前になるということは、妻子を養い、先祖の供養をし、親に寂しい最期を
迎えさせないで親族を束ねてゆく事だと思っております。
ご親族のお話し合いも必要ですが、先ずはご主人様やお兄様の家族と充分に
話し合われる事が肝要かと存じます。


    ―――――――――――――――――――――――――――


     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
       https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php

     *知っておきたい仏事のしきたりに関するQ&Aが満載!
      人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
               ↓ ↓ ↓
          http://www.ohnoya.co.jp/faq/

━3━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今月のプレゼント
  「秋の夜長に挽きたてのおいしいコーヒーを・・・
       スタイリッシュなコーヒーミルを2名様にプレゼント! 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

秋の夜長に、挽きたてのおいしさと部屋いっぱいに広がる香りを楽しみながらゆ
ったりと読書なんて素敵ですね。

セラミック刃ですからコーヒーの風味を損なわず、エスプレッソ用から粗挽きま
で様々な用途にあったコーヒー豆を挽く事が可能です。
スタイリッシュでコンパクトなデザイン。自宅でもアウトドアでも活躍します。

          ↓ ご応募お待ちしています! ↓

       http://www.ohnoya.co.jp/anshin/mail_magazine.shtml

   <前回のプレゼント・日本1周を歩こう!地図作成機能つき万歩計>

          ご当選おめでとうございます!!

            千葉県旭市  石川様

            愛知県清須市 松岡様


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│                  編集 川瀬 由紀
└──┘〒171-0033 東京都豊島区高田3-13-2 高田馬場TSビル
    TEL 0120-02-8888
    メールマガジンへのご意見、ご感想、お問い合わせは
                          m-pr@ohnoya.co.jp
    ご相談は
        https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php へどうぞ。
    ホームページもご覧ください。http://www.ohnoya.co.jp
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※