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第119号 おみくじ「吉」と「小吉」はどちらが運がいい?(2013/12/25発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2013/12/25

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集    「 おみくじ「吉」と「小吉」はどちらが運がいい? 」
┃      

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ! 
┃          「 しあわせの倍返し 」

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こんにちは!大野屋の川瀬です。

昨日クリスマスケーキを買いに出かけると、20分待ちの大行列!!
プレゼントを買うのにも、どこに行っても今年は例年より人出が多く賑わいがあ
るように感じました。


お正月も初売り、初詣、カウントダウンイベントなど、予定をされている人も多
いのではないでしょうか?


ちなみに今年2013年の初詣の人出が多かった第1位の神社仏閣は明治神宮
(東京都渋谷区)でお正月3が日だけで約313万人だったそうです。

来年はどんな賑わいを見せるのでしょうか?

今年最後のメールマガジンとなりました。

1年間どうもありがとうございました!

どうぞ良いお年をお迎えくださいね!


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◆ 特集  「 おみくじ「吉」と「小吉」はどちらが運がいい? 」
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お正月には神社や寺院に初詣をし、新たな気持ちで新年を迎えたいものです。

地元の氏神様をお参りするもよし、学業成就、縁結びなど希望するご利益で有名
な神社やお寺を訪ねるのも良いですね。


ただし、お寺と神社では拝礼の仕方に違いがあるので要注意。
「二拝二拍手一拝」(二礼二拍手一礼)とはよく聞きますが、あやふやではあり
ませんか?
また「拍手を打つときには手のひらをずらす」なんて知ってましたか?

いまさら聞けない初詣のお参りについて、ご紹介します。


初詣とは
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新年に初めて社寺に参詣し一年の息災を祈願します。

かつては、大晦日の夜に参詣して夜を起き明かす風習があり、それが形を変えて
残ったものと言われています。

現在は元日または正月三が日の間に参詣することが多くなっています。


参拝のしかた
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◇まずは身を清める

 境内ではまず手水舎(ちょうずや、てみずや)で手と口をすすぎ身を清めます。

  (1)右手にひしゃくを持ち、水を汲み左手を清めます
  (2)続いてひしゃくを持ち替え、右手を清めます
  (3)再び右手に持ち替えて、左手に水を受けて口をすすぎます
  (4)柄杓を傾け、柄の部分に水を流して清めます

◇お参りの作法

 神社でのお参り


   「二拝二拍手一拝」(二礼二拍手一礼)が基本です。

  (1)神前に進み、姿勢を正します
  (2)お賽銭を賽銭箱に入れます
  (3)鈴を鳴らします
  (4)腰を90度に折り、二拝をします
  (5)胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらします
  (6)2回手を打ちます。(二拍手)
  (7)最後にもう1回拝をします


 寺院でのお参りのときは柏手は打たず、静かに合掌してお参りしましょう。


おみくじ「吉」と「小吉」はどちらが運がいい?
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参拝の後は、社務所で縁起物を買い求めるのも初詣の楽しみのひとつですね。

新年の運をはかるおみくじが定番という人も多いのでは?


大吉と中吉であれば大吉のほうが良い運勢だとわかりますが、「吉」と「小吉」
だとどちらが良いのか分かりにくいものです。


寺社によっておみくじの内容も様々あるようですが、
一般的には、以下のように7段階程度に分けているところが多いようです。

◇縁起の良い順番
 1)大吉 2)中吉 3)小吉 4)吉 5)末吉 6)凶 7)大凶

さらに細かく、「吉」の次に「半吉」や「末吉」などがあるおみくじもあるそう
です。

また不満足な結果が出たからといって何度も占いなおすのは良くないとも言われ
ています。

内容をよく読んだあとには、持ち帰っても、木の枝や指定された結ぶ場所に結ん
でも構いません。


よく「悪い内容は木に結ぶ」といいますが、吉凶にかかわらず記されている教訓
を忘れないように持ち帰っても良いそうです。


厄除け・厄払い
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寺社では厄年にあたる年齢を書き記した看板などが立ち、ちょっと気になるもの
ですね。


厄年とは、中国から伝わった陰陽道に基づく信仰で、災難が身に降りかかりやす
い年齢をいいます。この期間は身を慎み、厄払いをする習慣があります。

また厄年に新しいことをするのは良くないといわれ、結婚、新築、引越し、開店
開業を避けることもあります。


◇2014年の厄年は・・・

男性と女性で厄年は異なります。


<男性>
  25歳(平成2年生)
  42歳【大厄】(昭和48年生)
  61歳(昭和29年生)

<女性>
  19歳(平成8年生)
  33歳【大厄】(昭和57年生)
  37歳(昭和53年生)


  ※年齢は数え年です。

  ※地域によっては、12年ごとにくる生まれ年の干支の年にするところもあ
   ります。


この厄年は数え年でいいますので、普段満年齢を使っている私たちには分かりに
くいですね。数え年では、生まれたときに1歳、お正月が来ると2歳、と数えて
いきます。つまり来年の満年齢に「+1歳」と考えてください。

また厄年の前年を「前厄」、その次の年を「後厄」として、合計3年間は注意す
べきといわれます。

確かにこの時期は男女とも年齢的に仕事・子育てなど身体的・精神的に大変な時
期にあたります。心身の変わり目の時期です。これを機にしっかりと健康診断を
受けたり生活を見直したりするキッカケにするのも良いかもしれませんね。

◇厄払い

厄払いをする方法は、地方によって異なりますが、厄払いで有名な神社や地元の
神社・寺院で祈祷をしてもらったり、厄除け祈願の御札を頂いたりという方法が
一般的です。

初詣のときに行う人も多いです。


厄払いをお願いした場合、
 神社へは「御玉串料」「初穂料」
 お寺へは「御布施」
という表書きで、お金をお包みします。

金額は料金が決まっている場合もありますので、事前にお願いする神社やお寺に
確認しましょう。5千円~1万円程度が一般的のようです。

お正月・年末年始のしきたりや伝統について こちらもご覧ください。


◎喪中はがきの文例はこちら
「気持ちの伝わる喪中の挨拶文例集」
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/hagaki.shtml?utm_source=mm201312&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%96%AA%E4%B8%AD


 
◎どうしよう・・・年末年始のお葬式・法事
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/funeral.shtml?utm_source=mm201312&utm_medium=mail&utm_campaign=%E6%AD%A3%E6%9C%88

◎しめ縄や鏡もちは何のために飾るの?
「孫と学ぶ生活のしきたり」
http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/?utm_source=mm201312&utm_medium=mail&utm_campaign=%E5%AD%AB%E3%81%A8%E5%AD%A6%E3%81%B6

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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
      https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php


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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
               「 しあわせの倍返し 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして17年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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世界遺産である敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)254窟に「昆王割肉救鳩図」とい
う壁画があります。

今日はこの壁画の元になっているお話しをいたします。


昔インドに尸毘王(しびおう)という王がいました。

王は大変慈悲深く、民をわが子のように大切に思っていました。

ある時、王の評判を聞いた帝釈天(たいしゃくてん)がその心を試そうと毘沙門
天(びしゃもんてん)に言いました。

「君は鳩になって王の懐に逃げ込んでくれ。私は鷹になって追いかけ、王の慈悲
心を試してみたいと思う。」

早速、毘沙門天は鳩に化け
「私は鷹に追われています。どうか私の命を助けてください。」
と王の懐に逃げ込んできました。

つづいて鷹に化けた帝釈天が鳩を追いかけてきて
「私はもう何日もなにも食べていません。やっとの思いで見つけた鳩なのですか
ら私に返してください」
と願いました。

しかし王は
「みすみす殺されるとわかっている鳩を渡すことは出来ない。」
と断ります。

すると
「王様は慈悲深い方だと聞きました。確かに鳩の命も大切ですが、その鳩を食べ
なければ今度は私が死んでしまいます。どうか助けてください」
と鷹も必死です。


そこで王様は鳩と鷹の両方を助ける為には、自らの腿の肉を切り取って鷹に与え
ようと決心したのです。

鷹は大いに喜んで「では鳩と同じ重さの肉を下さい」と言いました。

王は家来に秤を持ってこさせ、自分の腿の肉を切り取りましたがいくら削っても
小さな鳩のほうが重く、秤はびくとも動きません。

そこで王は片足全部を乗せましたが、それでもまだ秤は動きません。

ついに王は決心して全身を秤に乗せたところ、秤は大きく動いて真ん中でピタリ
と止まりました。

その瞬間に鷹は帝釈天の姿に戻り
「貴方は自らの肉を削り、自らの命を鷹に与えることで鳩と鷹の二つの命を救っ
た。このことを後悔していないか?」
とたずねます。

すると王は
「私は少しも悔やんではいません。むしろ鳩も鷹もそして王である自分の命も、
命の重さはみな等しく尊いと言うことがわかりました。」
とにっこりと微笑みました。

すると傷だらけだった王の体はみるみるうちに元の姿に戻ったということです。
尸毘王は、釈尊の過去世の姿といわれています。


これは尸毘王の慈悲心や信仰心が試されるという仏教説話なのですが、私達は人
だけではなく、肉や魚や野菜など沢山の大切な命を戴いてはじめて生きて行ける
のだということ、だからこれら全ての命に感謝しなければいけないということ、
更に親が子を慈しみ子が親を慕うように、他の人の哀しみや苦しみを慮る慈悲心
の大切さを説いているわけです。


人はほんのちょっとした心遣いだけでも十分に幸せを感じられるものですし、何
気ない優しい一言で悲しみや苦しみから抜け出すための勇気をもらえるものです。


今日はクリスマス。

慈悲の心がキリスト教の愛とどう違うのかなんてことはともかくとして、普段つ
い言いそびれていた「ありがとう」や「大切に思っているよ!」や「心配しなく
てよいよ」「愛してるよ!」の一言をプレゼントできる絶好のチャンス。

誰かのために優しい一言が伝えられたら、貴方の心もきっとしあわせになれるは
ず。いえいえ誰かが感じるしあわせを考えたら、それこそ幸せの倍返しですよね。


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 よくある疑問や注意点について、このメルマガでおなじみの川瀬と安井が紹介
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