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第174号 世界最古のオーケストラ 雅楽(2018/07/24発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2018/7/24

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   
┃   「 世界最古のオーケストラ 雅楽 」
┃      
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃   「 ~夏の夕暮れにふと思うこと~ 」

┃ 3◆ イベント・お知らせ
┃   

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

これまで経験したことのないような猛暑に「暑いですねぇー...」がすっかり挨拶
がわりになっている今日この頃です。
先日、地元の夏祭りで直垂(ひたたれ)という武家装束を身に着けて楽器を演奏
する機会がありました。インナーの上に肌襦袢、その上に白衣、さらに厚い生地
の装束を重ね、かがり火が焚かれる中(ーー;)の演奏でまさにサウナのようでした。
(涼しい話ではなく申し訳ありません...)
その昔の日本ではこんなにも気温が高くなることがあったのでしょうか?エアコ
ンも冷蔵庫もない時代の人たちの暮らしに思いをはせ、今ある何気ない生活がい
かに恵まれているかを実感しました。

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◆ 特集 「 世界最古のオーケストラ 雅楽 」
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みなさまは「雅楽(ががく)」という音楽をご存知ですか?
雅楽は千数百年前に日本古来の音楽が、中国や朝鮮半島などから伝わった大陸の
音楽の影響を受けて完成した音楽です。神前結婚式に参列した経験のある方は、
おそらくその調べを聴いていらっしゃると思います。お正月に聴いた覚えがある
という方もいらっしゃるかも知れませんね。
今回は古くから祭典や儀式と密接に関わってきた雅楽という音楽について特集し
てみたいと思います。

■ 雅楽で最も有名な曲「越殿楽(えてんらく)」
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どの音楽ジャンルにも有名な曲があるように、雅楽にも有名な曲があります。
それは「越殿楽(えてんらく)」という曲で、神前結婚式では必ずと言っていい
ほど演奏されます。
雅楽を教わるときの最初の一曲になることも多いこの曲は、さまざまな曲の元に
なっています。例えば今様(いまよう)の有名曲に「春のやよいのあけぼのに~」
で始まる越天楽今様という曲があるのですが、これは越天楽に歌詞をつけたもの
です。さらに「酒は呑め呑め呑むならば~」で始まる黒田節(くろだぶし)や、
巫女舞の「豊栄の舞(とよさかのまい)」も越殿楽をルーツにもつ曲です。
越殿楽を作曲したのは中国の皇帝だという説や国内で作られたという説などがあ
りますが、いずれも定かではありません。

■ 雅楽の楽器 
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雅楽には楽器演奏のみの管絃(かんげん)、舞を伴う舞楽(ぶがく)、歌をのせ
た謡物(うたいもの)がありますが、ここでは管絃についてご紹介します。
使用される楽器は、大きく分けて管楽器・弦楽器・打楽器の三つです。管楽器は
旋律の担当で、篳篥(ひちりき)、笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)の三管が
あります。
篳篥は地上にこだます人々の声、笙は天から差し込む光、龍笛は天と地を駆け回
る龍の鳴き声を表し、三管揃って宇宙を表現していると言われています。スケー
ルが大きいですね!
いずれも竹製で、その中でも笙は鳳笙(ほうしょう)とも呼び、伝説上の鳥・鳳
凰(ほうおう)が羽を休めている姿であるとか、音色は鳳凰の鳴き声だと称され
る珍しい楽器です。合竹と呼ばれるパイプオルガンのようなシャーという音の広
がりは、これぞ雅楽といった感じがします。
弦楽器は箏(そう)・琵琶(びわ)、打楽器は鞨鼓(かっこ)太鼓、鉦鼓(しょ
うこ)の三種類があります。

■ 指揮者のいないオーケストラ
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雅楽は世界最古のオーケストラと呼ばれていますが、指揮者がいません。ではど
のように音を合わせているかというと、楽器を演奏する前に唱歌(しょうが)と
いう歌で曲を覚えます。
越殿楽の出だしの場合は龍笛なら「トラロオルロ」、篳篥なら「チラロオルロ」、
笙なら「ボウイチオツオツ」といった具合で、楽器が演奏する旋律にかなをつけ
て歌います。かな自体に言葉としての意味はありませんが、演奏の細かい表現を
表すほか、この唱歌があるおかげで呼吸や間合いを揃えて、指揮者がいなくても
合せることが可能なのです。

■ 祭典・儀式と雅楽  
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雅楽に関して歴史上最も有名な出来事は、天平時代(752年)の東大寺大仏開眼
供養会といわれています。総勢300名にものぼる楽人が集い、儀式をより華やか
なものにしたそうです。平安時代に紫式部によって書かれた源氏物語にも雅楽を
演奏する場面がたびたび登場します。
現代でも、五常楽急(ごしょうらくきゅう)、陪臚(ばいろ)、萬歳楽(まんざ
いらく)などの曲が、神前結婚式や神社での祭事、寺院での法会などでよく聞か
れます。そして、哀愁をおびた曲調の白柱(はくちゅう)、竹林楽(ちくりんが
く)などの曲は葬儀で演奏されます。

これからの季節、管絃祭などで雅楽を聴ける機会が増えるので、ぜひお住い周辺
で情報収集してみて下さいね。雅で心地よい時間が過ごせると思います。

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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
      「 おかげ様でコラム2年目を迎えました 」
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ブライダル会社出身のシニアコンサルタント・川島 敦郎(かわしま あつろう)
が、日々の憤まんや哀切を語ります。
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毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?7月盆の地域の方は、既
に送り火をなさっています。ご先祖様にゆっくりと過ごしてもらえましたか?
そして8月のお盆の方は、これからご準備となりますね。いろいろと準備もあり
ますが、お墓のお掃除では熱中症に十分にお気を付けください。

それにしてもこのところ毎年のように、豪雨や火山の噴火など「観測史上初めて
」といわれる自然災害が起こり、驚く事ばかりです。以前は当たり前に感じてい
た「日本の四季」が、今は正直なところわからなくなってきました。やはり世界
規模?で地球の環境が狂いはじめ気候も変わってきているのでしょうか・・・
とはいえ、今年もまた本格的な夏がやってきて、ふと思った事などを少し。

夏の夕暮れは、陽が落ちてもあたりが変に薄明るくて、どこか不思議な感覚を持
ったものです。空気もたっぷりと熱を含んで、街の輪郭もぼんやりとしています
し~。

そんな夕暮れ、お墓参りの帰り道、印象的で懐かしい記憶があります。一人歩い
ているとどこか懐かしい「じいーじいー」という鳴き声が聞こえてきました。
しかしあたりを探しても虫一匹見当たらず、土の下から聞こえる不思議な鳴き声
でした。昔の人はミミズの鳴き声だとも言いましたが?

実はこの鳴き声、「おけら」という昆虫が地下で羽をこすって鳴いているのだと
、子供だった私に父が教えてくれました。そうはいってもその時は、誰かに(ひ
ょっとしたら祖父に!?)呼ばれた様な気がして、つい後ろを振り返ってしまっ
たものです。とても虫の音には思えない不思議な鳴き声でした。

私が住んでいる街も、40年ほど前には夏になると近くの田んぼでホタルが飛んで
いました。木々も草原も多く残っていて、夏の虫達にもたくさん会えた土地でし
たが、いまでは舗装された道路と量販店と家やマンションばかり。ホタルどころ
かトンボやバッタもすっかり見かけなくなりました。本当に夏の風景も変わって
しまいましたね。

それでもお寺まで行けばまだ林もあり、今でも多くの虫達や草花に会う事が出来
ます。お寺は街から徒歩20分位の所にあるのですが、境内もお墓も静寂を保ち、
いまでも昔の夏の風景が残っています。先日も新盆でお墓に行きましたが、お寺
へ行くとどこかほっとしている私です。そして昔と同じ気持ちで、今年もご先祖
様を迎えることができました。暑さで頭もぼーっとしながら、夏の夕暮れにそん
なことをつらつらと思いつつ・・・


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◆ イベント・お知らせ
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋   編集:小林 寛依
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