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第175号 意外と知られていないお彼岸のこと(2018/08/25発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2018/8/25

                         http://www.ohnoya.co.jp
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この度の西日本を中心とした豪雨により被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。


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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集1   
┃   「 意外と知られていないお彼岸のこと 」
┃      
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃   「 夏の行事や風物詩に思うこと 」

┃ 3◆ 特集2
┃    「 9月4日は供養の日 」

┃ 4◆ イベント・お知らせ

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

お盆はいかがお過ごしでしたか?私は実家に帰省し、三代揃って静かに過ごしま
した。テレビではお盆関係の番組が充実していたので、いまも録画再生に忙しい
日々です。お盆の地域性の豊かさには驚くばかりで、特に阿波踊りの原型になっ
た徳島市津田の盆踊り(ぼにおどり)は強く印象に残りました。海で亡くなった
人達を供養するために伝わる踊りで、乳飲み子のお人形を背負った女性たちが港
から沖に向かって「とうちゃーん、帰ってきてやー」というように声をあげなが
ら踊るのです。供養をするということが、どういうことなのか、改めて考えるき
っかけになりました。

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◆ 特集1 「 意外と知られていないお彼岸のこと 」
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今年も秋のお彼岸が近づいてきましたね。秋のお彼岸は秋分の日を挟んで前後3
日間の計7日間なので、2018年は彼岸の入りが9月20日、お中日が9月23日(秋
分の日)、彼岸の明けが9月26日ということになります。お彼岸と聴いて真っ先
に思い浮かぶのは、お墓参りとおはぎでしょうか?( ´艸`)
国民的行事のようになっているお彼岸ですが、何をするかはお盆に比べてあまり
良く知られていないように感じます。そこで今回は、お彼岸についてまとめてみ
ました。

■ お彼岸の時期が年に2回ある理由
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お彼岸という言葉は古代インドのサンスクリット語「パーラミター」からきてい
ます。漢訳すると「到彼岸(とうひがん)」という言葉になり、それが略されて
彼岸になったと言われています。彼方の岸と書くわけですが、仏教では仏様の住
む世界を彼岸と呼び、そこは煩悩を断ち切った悟りの世界で、西の方角にあると
されています。一方、私達が住む煩悩と迷いに満ちた世界を此岸(しがん)と呼
び、東の方角にあるとされています。
太陽が真東からのぼって真西に沈み、昼夜が同じ長さになる「春分の日」「秋分
の日」は、仏様と私達が最も近づける時期とされ、その時期をお彼岸と呼ぶよう
になりました。お彼岸が春と秋の年2回あるのはこのためです。

■ お彼岸の準備
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お彼岸はお盆のような特別なお飾りはありませんが、家族や親族が集まり、お墓
参りをすることが一般的です。亡くなって初めて迎えるお彼岸も同様です。
お墓、仏壇・仏具を綺麗に掃除して、お花やお線香、供物をお供えします。精進
料理を食べる習わしもあります。春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」を用意
することは良く知られていますね。これは江戸時代から始まった風習で、小豆の
赤い色が邪気を祓うという信仰が先祖供養と結びついたものです。同じお菓子な
のに呼び方が違うのは、それぞれ季節の花(牡丹の花・萩の花びら)に例えてい
るとか、こしあん・つぶあんの違いがあるとか、もち米・うるち米の違いがある
などと諸説あり、明確にはなっていません。

■ お寺で行われる彼岸会
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お彼岸の時期にお寺では彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要が行われます。元は
平安時代に不遇の死を遂げた早良親王(さわらしんのう...怨霊信仰でも有名で、
亡くなったあとに崇道天皇-すどうでんのう-の追号がつけられた)の霊を供養す
るための法要でした。それが民衆にも広まっていき、お彼岸の7日間は善い行い
をする・功徳を積む期間と考えられるようになり、いつしか「お彼岸にはお墓参
り」という事に変化していったようです。
冒頭でパーラミターという言葉に触れましたが、漢字をあてると「波羅蜜多」
となります。仏教では此岸から悟りの世界・彼岸に到達するために、六波羅蜜
(ろくはらみつ)という6つの行いを実践します。

■ 六波羅蜜の6つの行い
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一.布施(ふせ)惜しみなく善い行いをすること。金品など有形のものだけでなく
優しい言葉をかける、人助けする、ほめるなど。
二.持戒(じかい)相手のことを考えながら、人間らしく生きること。
三.忍辱(にんにく)苦しみや悲しみ、困難に耐えること。
四.精進(しょうじん)何事にも一生懸命に努めること。
五.禅定(ぜんじょう)心の平静を保って流されないこと。
六.智慧(ちえ)智慧を得ること。物事の道理を正しく理解すること。

仏教の教えの中に利自即利他(りじそくりた)という言葉があります。誰かのた
めになることを行っていれば、いつか自分の利益になってかえってくる、という
意味が込められているそうです。六波羅蜜はまさに利自即利他の実践になるわけ
ですね。私もこのお彼岸から六波羅蜜の教えを少しでも意識したいと思います。

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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
      「 夏の行事や風物詩に思うこと 」
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先週8月のお盆も終わりましたが、ご実家で過ごされた方も多いかと思います。
帰省された方、海山へ行かれた方など、これから夏の疲れも出てくる時ですので
要注意ですね。まだまだ残暑が続き大変ですが、体調にはくれぐれも気をつけて
下さい。

この夏はずっと家と仕事場の往復ばかり(泣)という人もいらっしゃると思いま
すが、そうした方には、昔から夏の風物詩でもある~軒下に揺れる「風鈴」と緑
の葉が涼しげな「つりしのぶ」~が癒してくれそうです。

つりしのぶの「しのぶ」は、シダの仲間ですが森林の下草に生えるものではなく、
岩壁や大木の枝先に植生するシダの1種です。全国で普通にみられるシダですが、
土のない所にも生え、乾燥にも強く、その耐え忍ぶ姿から「忍ぶ~しのぶ」と名
付けられたとも...。竹などで作った芯にコケをのせた様々な形の台に、「しのぶ」
を這わせて前年に作り、冬の間は葉は枯れていますが、春には新芽が出て緑の葉
が伸び、夏には立派な「つりしのぶ」となります。神社やお寺の夏祭りでも、よ
く売られていますね。

江戸の頃から始まったと言いますが、今でも夏には人気があります。何より、涼
しげでいいですね。丈夫で、世話も水やりだけで簡単ですし。
水やりのあと、「つりしのぶ」の苔と緑の葉を見ていると、ふと深山渓谷を感じ
たり、山や森を思い起こしたりします...お盆に帰省できなかった方々は、故郷を
想い偲ぶことができるかも知れません。

現代でも、こうして全国津々浦々で続いている「お盆供養」や「夏祭り」や「花
火大会」をはじめ、家の軒下に揺れる小さな「つりしのぶ」や「風鈴」。
私はそのどれもが「故郷を思う気持ち」であり、それはまた「ご先祖を供養する
気持ち」でもあり、そして「山や森や自然に感謝する気持ち」につながるものだ
と思うのです。夏は暑さ厳しく、台風など災害もあり大変な季節ですが...こうし
た行事や風物詩にふれることができる、とても好きな季節です。

そして来月9月には、秋のお彼岸がきますね。今年は9月23日が秋分の日とな
ります。お彼岸も故人やご先祖を近くに感じられる行事です。

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◆ 特集2 「 9月4日は供養の日 」
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2017年に「供養の日」という記念日が制定されたことをご存知でしょうか?
9月4日が「くよう」と読めるので、覚えやすいですよね。供養の日は、供養の大
切さやあり方を考える機会をつくることを目的とした記念日です。

スローガンは「考えませんか、供養のこと。」
供養の日をきっかけに供養の大切さを改めて感じてほしいというメッセージと、
「供養」に関して話し合い、大切な「人」や想いのこもった「もの」など、自分
の身近にある事象に対して、改めて想いを寄せて欲しい、というメッセージが込
められています。

テレホンセンターには供養に関する沢山のお問い合わせが寄せられていますが、
ご相談内容は年々多様化しています。それは高齢化の影響であったり、核家族化
の影響であったり。テクノロジーの発達で便利な世の中になり、ライフスタイル
が大きく変化してきたことで供養の仕方は人それぞれになってきています。
供養をしたいけど何をどうしたらよいか分からない、というお問い合わせも少な
くありません。電話相談では、相談者の方のおかれた状況や立場、環境などをお
伺いして、その方に合わせた供養の方法を一緒に考えさせて頂いています。

供養の日にひとりでも多くの方が供養について考えて、心のやすらぎを感じて
いただけるよう、この記念日が広がっていくことを願います。

一般社団法人供養の日普及推進協会では、供養の日を世の中へより広く普及させ
るために、パートナー(会員)を募集中です。
2018年9月4日には、奈良県の法相宗大本山 薬師寺 食堂(じきどう)にて
供養の日制定記念フォーラムが開催されます。

ご興味をお持ちのかたはhttps://kuyo.or.jp/で詳細をご確認下さい。

9月4日は供養の日、
ぜひご家庭や職場、お友達などにご紹介をよろしくお願いします。

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◆ イベント・お知らせ
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◇終活セミナー◇

気になるお葬式やお墓の引越しについて、分かりやすくご説明します。
人生をより良く生きるための勉強会にぜひご参加下さい。

9月 5日(水)10:00~11:00 フューネラルリビング横浜(横浜市仲町台)
              「お葬式の基本」

9月 10日(月)10:00~11:00 相談センター小平(東京都小平市)
              「押さえておきたいお葬式の基本の流れ」

9月 28日(金)10:00~11:30 常光閣(千葉市中央区)
              「お葬式の流れ」「お墓の引越しセミナー」

お申込み・お問い合わせ先:大野屋テレホンセンター0120-02-8888 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋   編集:小林 寛依
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