メールマガジン・バックナンバー

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第190号 喪中に迎える年末年始の過ごしかた(2019/11/25発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』2019/11/25

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   
┃   「 喪中に迎える年末年始の過ごしかた 」
┃      
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃   「 ~晩秋のある日、電車の中のできごと~ 」
┃ 
┃ 3◆ イベント・お知らせ

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

BS放送でシルクロード特集を再放送と聞き、録画に夢中になっていたところ、タ
イミングよく「正倉院の世界展」が開催。上野に出掛けてきました。
奈良の正倉院展以外でお目にかかることのない貴重な宝物の数々が東京で観られ
るとあって、館内は大盛況でした。憧れの螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんごげ
んのびわ)をガラス越しに360度眺めることが出来て感無量です...!
天平時代に行われた盛大な大仏開眼会に想いを馳せて、素敵な芸術の秋のひとと
きを過ごすことが出来ました。

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◆ 特集 「 喪中に迎える年末年始の過ごしかた 」
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先月は喪中はがきについてご紹介しましたが、今月も喪中関係の続編です。
「喪中に○○しても良いですか?」というお問合せもこの時期多く寄せられてい
ますので、そもそも喪中とは何なのか?や、喪中に迎える年末年始の過ごしかた
をご紹介したいと思います。

■そもそも喪中とは?
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家族や親族などの近しい方が亡くなった場合に、一定の期間、死を悼(いた)み身
を慎むことを「忌服(きふく)」や「服喪(ふくも)」などと言い、その期間中であ
ることを「喪中」と言います。
古くは自宅に籠り、酒や肉の飲食を止め、弔いをせず、お祝いをせず、歌ったり
踊ったりせず、結婚式をあげず、財産を巡って争うことをせず...などなどが言わ
れていました。それらが暮らしの中に息づいて、今日でも部分的に受け継がれて
いるのです。

■忌(き)と服(ふく)
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明治7年から昭和22年まで存在した太政官布告(だじょうかんふこく)という法
令では、喪中の期間は謹慎度の深さによって、忌(き)と服(ふく)に分けられ
ていました。おおまかには、「忌」は人の死を悼み自宅に謹慎する期間。「服」
は喪服を着用する期間を言います。
例えば父母が亡くなった場合は、50日間自宅に謹慎し、その後の13ヵ月は喪服を
着用したのです。廃止になった現在でも、仏事の慣例としてこの法令の服喪日数
が喪中期間の目安のひとつになっています。

■喪中に迎える年末
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喪中はがきは、年賀状のやりとりをしている相手にだすものです。年賀郵便の受
付が始まる前までに届くように準備し、遅くとも12月上旬には送りましょう。
喪中の期間は、晴れがましい行動や派手な行動は避け、故人の冥福を祈り、行動
を慎みますので、注連縄(しめなわ)門松、鏡餅などの正月飾りは行いません。

■おせち料理は食べても良い?
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おせち料理が縁起の良い食材で作られていることは、良く知られていますね。仏
事の慣習では晴れがましい行動は控えるべきとありますが、毎年楽しみにしてい
たお料理を食べられないのは寂しい...という声も聞かれます。
そこで、華やかなお重に料理を詰めるのではなく、普段食事をするときに使うお
皿によそい、普段の食事のようにして召し上がってはいかがですか?とご提案し
ています。金箔や紅白、松竹梅などの派手な飾り物は避けるべきでしょう。

■お年玉はあげても良い?
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お年玉は新年をお祝いするために贈るお金のことを言います。
お子さんやお孫さんがとても楽しみにしているのに、喪中だからといって控える
のは可哀そう...という声も多く寄せられます。これについては、お小遣いとして
渡されてはいかがですか?とご提案しています。「お小遣い」とかかれたぽち袋
が文具店や生活雑貨店などで手に入ります。

■年末年始にお墓参りをしても良い?
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喪中ですが年末(年始)にお墓参りしては駄目でしょうか?というお問合せもよ
くいただきますが...お墓参りをしてはいけない日はありません!
むしろ年末年始は帰省で家族が集まりやすい時期でもありますので、ぜひご家族
揃ってのお墓参りをお勧めします。一年を無事に過ごすことができたご報告や、
新しい一年を見守っていただけるよう、ご先祖様に手を合わせましょう。

■初詣に行っても良い?
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初詣は行き先が神社なのか、お寺なのかで異なります。
まずは神社。神道では亡くなられて50日間経った時点で50日祭が行われ、それが
終われば忌が明けると考えられています。多くの神社では、忌が明けていれば参
拝可とされていますが、そうではない所もありますので、気になる場合は参拝前
に社務所に問い合わせると安心です。
次にお寺。お寺は喪中であってもお参りに行って全く問題がありません。仏教に
は死を穢れとする考え方がないのです。

いかがでしたか?大野屋テレホンセンターには喪中に○○しても良いですか?
のお問合せが多数寄せられています。おせちやお年玉のように少し見方を変える
ことで出来ることもあります。お悩みのことがございましたら、どうぞお気軽に
ご相談ください。


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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
      「 ~晩秋のある日、電車の中のできごと~ 」
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早いもので11月も下旬です。令和元年の「年末年始」もすぐそこまで来ています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、電車の中で初体験?と驚きの体験!のふたつを経験しました。
初めての体験は日曜日の朝。実は若い方に初めて席を譲られたのです!

その日、電車に乗り込むと車内はすいていて、空席がひとつありました。そこに
座ろうとした時、あとから乗ってきた高齢の女性が後ろに立たれたので、反射的
に「どうぞ」と席を譲りました。
すると、その隣に座っていた二十歳位の若い男性がスッと立ち上がり、私に「ど
うぞ」と言って立ち上がったのです。
とっさに「イエイエ」と遠慮しましたが、その男性は勇気を振り絞ってくれたの
か、必死にも見えたので有難く座らせてもらいました。

それからしばらくは、座っていてもモジモジと落ち着かなかったのですが、ふと
高齢の女性も、私も若い男性も、それぞれがみな望むようになったのだと気付い
てなぜか可笑しくなり、そして満足もしていました。

その帰りの電車の中でのことです。これもたまたま席が空いていて座ることがで
きました。隣にはベビーカーを前に止めて、30代でしょうか、男性(お父さん)
が座っています。お父さんはずっとうつむいてスマホでゲームをしていました。

ベビーカーの中は?とそっと覗くと、2歳ほどの女の子がひとりで静かに遊んで
います。微笑ましく思いながら手元に目を移すと、なんと女の子はピンク色のタ
ブレット端末でゲームをしていたのです!

タブレットの画面には、動物のキャラクターが上から次々に落ちてきます。それ
を女の子は、右手の人差し指で右から左へとスイッと触れて、その動物たちを消
していくのです。ときどき変わったキャラクターが落ちてくると、それを見逃さ
ず素早くタッチ。すると画面の背景が変わって違うステージになります。またそ
のタッチのしぐさがとてもスムーズで、「これは相当慣れているな」と思いまし
た。

電車を降りるまで30分近く、親子は声も出さずにゲームを続けていました。その
親子関係もさることながら、わずか2歳ほどの赤ちゃんが、タブレットのゲーム
を使いこなし、熱中していることに驚きました。
今では産まれたときから当たり前のように、スマホやタブレットなどのITに囲ま
れ、育っていく、ひと昔前のSFのような、そんな時代に生きているのだと改めて
認識したのです。

こうした社会の変化を凄まじく感じていますが、あの赤ちゃんが大人になったと
き...その社会についてはもう想像も出来ません。確かにより便利にはなるのでし
ょうけれど...席を譲り合う風景も見られるのでしょうか?

令和元年が終わりに近づく電車の中、ほのぼのとした人間のふれ合いと、想像も
つかない未来の一端に触れたできごとでした。

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◆ イベント・お知らせ
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◇終活セミナー

気になるお葬式について分かりやすくご説明致します。
人生をより良く生きるための勉強会に、ぜひご参加ください。

11月30日(土)10:00~11:00 
「お葬式の基本の流れ」@フューネラルリビング横浜
            (横浜市営地下鉄「仲町台駅」徒歩5分)

12月 6日(金)10:00~11:00
「お葬式の基本の流れ」@常光閣
            (千葉都市モノレール「作草部駅」徒歩2分)

12月12日(木)10:00~11:00
「お葬式の基本の流れ」@メモリアル相談センター小平
            (西武新宿線「小平駅」北口徒歩3分) 


各種お申込み・お問い合わせ先:大野屋テレホンセンター 0120-02-8888

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋   編集:小林 寛依
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