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第191号 正月といえば...鏡餅のあれこれ(2019/12/25発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』2019/12/25

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   
┃   「 正月といえば...鏡餅のあれこれ 」
┃      
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃   「 ~今年も有り難うございました~ 」
┃ 
┃ 3◆ イベント・お知らせ

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

奈良で行われる春日若宮おん祭に今年も出かけてきました。
900年近い歴史があり、数々の神事が行われますが、中でも若宮様を、御本殿か
ら御旅所の御仮殿におうつしする「遷幸の儀(せんこうのぎ)」は圧巻です。
一切の明かりが禁止されるなか、巨大な二本の松明の明かりが見えてくると、オ
ー、オー、と低くうなるような無数の警蹕(けいひつ)の声。
雅楽の音色と共に、榊(さかき)の枝を持った神職に幾重にも囲まれた若宮様が
目の前を通り過ぎます。
圧倒的な何かを感じさせ、頭を垂れずにはいられないのでした。

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◆ 特集「 正月と言えば...鏡餅のあれこれ 」
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12月13日に正月事初めを迎え、街中では門松が見掛けられるようになりました。
街中のお店には正月飾りやおせち料理の材料、鏡餅などが並んでいます。
さてこの「鏡餅」。なぜ「鏡」とつくのか、なぜお正月に飾るのかをご存じでし
たか?今回は毎年何気なく飾っている鏡餅についてご紹介したいと思います。

■なぜ正月に鏡餅を飾るのか?
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正月には歳神(としがみ)様がその年の幸運を連れて来てくれると伝わります。
歳神様はご先祖様であるとか、農耕の神様であるなどと言われ、お餅をお供えし
て家の繁栄や五穀豊穣などを願ったのがはじまりだと伝わっています。

鏡餅を飾る時期は、末広がりで縁起の良い12月28日という家が多く、29日は9が
苦を連想するため避けられ、31日は一夜飾り(一晩しか飾り付けをしないこと)
になるため歳神様に失礼であると考えられています。

■なぜ「鏡」という言葉がつくのか?
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鏡餅の「鏡」は現在私たちが使っている鏡ではなく、銅鏡のことを指しています
。国宝の海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)は丸い円状で、学校の教科書に
出て来るので一度は目にされていることでしょう。三種の神器のひとつ八咫鏡(
やたのかがみ)は非公開ですがこちらも円状です。

銅鏡は神事で使われる祭具でした。鏡に陽の光が反射して輝く様子から、そこに
神が宿ると考えられてきました。そして、その鏡の形を模したのが鏡餅の形。
鏡餅は歳神様が宿る依り代(よりしろ)としての役割があり、また、その餅を食
べるという事は、歳神様の力を分けて頂くことになるのです。

■鏡餅の飾りの意味
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鏡餅の飾り方には地域性がありますが、丸くて白い大小の餅を二段に重ね、橙(
だいだい)を上に乗せた姿がよく見かけられます。
みかんが代用されやすいですが、「先祖代々続きますように」と縁起を担いで橙
を乗せます。橙の実は数年落ちずに枝についているそうですよ。
立派なものになるとさらに多様な飾り付けがあり、一例をご紹介します。

<御幣(ごへい)>紅白の紙製。広がった姿から、家の繁栄を願って。
<海老>腰が曲がるまで長生き出来ることを願って。
<昆布>昔は幅が広い海草の意味で広布(ひろめ)と書いたので、よろこび
    (よろこんぶ!)が広がるように願って。
<するめ>漢字では「寿留女」と書き、幸せを留めることを願って。
<裏白(ウラジロ)>シダ類の植物。常緑で次々に新しい葉が生えることから
          御幣同様に「家の繁栄」を願って。
<餅を重ねる理由>円満に歳を重ねられるようにと願って。

■鏡開き
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昔は家々で餅をつきましたが、今では餅つきの道具がある家も少なく、和菓子店
やスーパーマーケット等で鏡餅を買い求めることが多くなりました。

最近では飾ったあとのことを考え、鏡餅型の容器に小分けにされた餅が入ってい
るものが人気なようです。ここで気になるのが「鏡開き」の語源。
パッケージのフタを開けるから...ではありませんよー。( ̄ー ̄;)

鏡開きは室町時代以降の武家社会で行われていた「具足餅(ぐそくもち)」の風
習が関係しています。武家では正月に鎧兜の前に餅を備えてお祝いをしました。
餅を食べるときは切腹を連想される刃物は使わず、木槌などを使って割ったそう
です。しかし割るという言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉を使うように
なったのが、鏡開きと呼ばれるきっかけです。

なお、鏡開きの日は地域によって異なります。関東では松の内明けの1月11日で
あることが多いです。

いかがでしたか?鏡開きの頃にはお雑煮にも飽きてしまい、我が家では甘~いぜ
んざいに焼き餅を入れるのが恒例です。お料理アプリでレシピを調べてみると定
番おかきのほか、バージョンアップした「ぬれおかき」や「お餅ピザ」など
が紹介されていました。ぜひお試しください♪

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この年末年始は冬将軍が日本列島に停滞して厳寒になるそうです。
どうぞ暖かくして、よい年をお迎えください。

今年もメールマガジンをご覧頂きまして、ありがとうございました。

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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
      「 ~今年も有り難うございました~ 」
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残すところ、あと一週間となりましたね。
皆さま風邪などはひいていないでしょうか?

一年の間、このコラムを読んでいただき、あらためて御礼を申し上げます。
本当に有り難うございました。

さて、今春5月に「令和元年」を迎え、気持ちも新たにしていましたが、その後
に続いたあまりに厳しい自然災害に、驚き、心も折れるような、そんな年になっ
てしまいました。

思えば私たち日本人は、昔も今もこうした厳しい自然と関わりながら必死に暮ら
してきました。そして同時に、その自然から多くの恵みをも受けてきています。

顧みれば先人たちが、長い年月をかけてさまざまな治水を行ってきました。山に
はダムを、河川には堤防を築き、またバイパスや水門、排水溝を整え・・・しか
し最近の自然災害は、いずれも数十年・数百年に一度という規模のものが続き、
こうした努力の結晶を超えてしまっています。

ここのところ環境問題が大きくクローズアップされてきています。しかも気候変
動だけでなく、地震や紛争、核兵器など、さまざまな問題が存在しています・・
・呆然とするほかありませんが、これからは私たちが知恵と費用を絞り出し、こ
うした諸問題に向き合っていかなければなりません。

身の回りでできる小さなことから・・・戦争と貧困を生き抜き、大変な苦労をし
て、私たち子孫に豊かな社会を遺してくれた先人たちの苦労に比べれば、なにほ
どのこともないのでしょう。

災害や事件が目立つ令和元年となりました。しかしそれでも来週はいつもの様に
大晦日となり、年越しを迎えます。新年はどんな年になるのでしょうか?どんな
年にできるのでしょうか?多くは望みませんが、穏やかな、ただ穏やかな年にし
たいと願うばかりです。

お正月には歳神様に、また初詣の時にもそのことだけをお祈りしたいと思います。
皆さまどうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

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◆ お知らせ・イベント
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【大野屋テレホンセンター25周年記念プレゼント】

大野屋テレホンセンターは来年で設立25周年を迎えます。
日頃のご愛顧に感謝しまして、メルマガ読者プレゼントキャンペーンを
開催予定です。2020年1月のメルマガ配信を、どうぞお楽しみに!

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にて、年中無休・24日間体制で承っております。(0120-02-8888)

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各事業所の年末年始の営業時間は以下のリンクからご覧頂けます。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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