メールマガジン・バックナンバー

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第202号 「ご存じですか?冠・婚・葬・祭の意味」(2020/11/26発行)

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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』2020/11/26

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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   
┃   「 ご存じですか?冠・婚・葬・祭の意味 」
┃      
┃ 2◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
┃   「 少し気になった気象庁の発表・・・ 」
┃ 
┃ 3◆ お知らせ・イベント

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

地元の神社で行われた酉の市の様子をみてきました。今年は食べ物の屋台がなく、
熊手の屋台のみの出店です。売り子も買い手もマスク姿で、験担ぎの手締めも距
離をとっていたのが今年ならではの風景でした。シャシャシャン!シャシャシャ
ン!シャシャシャンシャン!と手拍子が響き渡って、えいさっと担ぐほど大きな
熊手も次々と売れていました。不安な世の中ではありますが、私も小さな熊手を
ひとつ持ち帰り、この先一年間の家内安全を願って室内に飾り付けたのでした。

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◆ 特集「 ご存じですか?冠・婚・葬・祭の意味 」
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大野屋テレホンセンターのメールマガジンは2004年3月に創刊し、おかげさまで
今年15周年を迎えました。幾度かのタイトル変更を経て、現在は【冠婚葬祭ナビ
『折々しきたり想いやり』】というタイトルでお送りしています。さてこの冠婚
葬祭ですが、「婚」「葬」は漢字からおおよその意味が分かりますが、「冠」「
祭」についてはいかがでしょうか?
今回は知っておきたい冠婚葬祭を特集します。

■冠婚葬祭の「冠」
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「冠」の字が表すのは元服(けんぷく)です。時代劇でお馴染みではないでしょ
うか。元服は現代でいう所の成人式にあたり、その始まりは奈良時代だといわれ
ています。御所の殿上の間に昇段することが許された上級貴族の男子は、元服す
ると髪を結い上げ、冠(かんむり)の着用が認められました。元服する年齢は時
代によって幅がありますが、多くは10~15歳位の範囲だったようです。

「冠」には元服のほか、出産、お宮参り、お食い初め、初節句、七五三、入学、
就職、長寿のお祝い(還暦...60歳、古希...70歳、喜寿...77歳、傘寿...80歳、米寿
...88歳、卒寿...90歳、百寿...99歳、紀寿...100歳 他)など、人生の節目に行わ
れる儀礼が含まれています。

■冠婚葬祭の「婚」
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「婚」は結婚にまつわる儀礼を表し、お見合い、婚約、結納、婚姻届、挙式、披
露宴などが含まれています。日本における婚礼の始まりは平安時代の貴族社会か
らです。この時代は男性が女性の元に通う「通い婚」でした。源氏物語のイメー
ジですね。三夜続けて通った所を家族に発見されて(!)露顕(ところあらわし
)と呼ばれる結婚披露の宴が行われたそうです。何と「露見する」という言葉の
語源になっています。(今では考えられませんね...)
庶民が婚礼を行うようになったのは江戸時代。厳しい身分制度があり、婚礼は同
じ身分同士、親や仲人が決めた相手との結婚は当たり前でした。

現在では結納をせず顔合わせの食事会をしたり、披露宴のみ行ったり、少人数で
のレストランウェディングなども行われるようになりました。挙式は宗教に従っ
たキリスト教式・仏前式・神前式のほか、参列者に結婚の証人となってもらう人
前式(じんぜんしき)も多く行われています。

■冠婚葬祭の「葬」
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「葬」は葬儀に関する儀礼を表し、納棺、通夜、告別式、火葬、埋葬などが含ま
れます。日本の埋葬の歴史は古く、縄文時代には住居の近くに穴を掘って、死者
をひとりひとり埋葬していました。古墳時代には、大王や豪族などの権力者が埋
葬される場所として、石を積み重ねた墳丘(ふんきゅう)のあるお墓が盛んに造
られました。今のお墓とは異なり、権力を示すモニュメントとしての役割が大き
かったようです。葬儀・お墓の建立が庶民に広まったのは、江戸時代に設けられ
た寺請制度により、全ての住民がお寺の檀家になってからでした。

葬儀は儀式の場というだけでなく、故人の冥福を祈る場であり、お世話になった
方々に感謝する場であり、残された人が死を受け止めて心の区切りをつける場で
もあります。お墓もまた、故人を偲ぶ場であり、先祖が生きてきたことの証であ
り、親族が集まって絆を深める場でもあります。そして残された人の心のより所
ともなります。私自身も父のお墓参りにいくと、最近こんな事があったよー、と
自然に語りかけますが、不思議と聞いてくれているような気持ちになるのです。

■冠婚葬祭の「祭」
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「祭」は先祖をまつる祭礼のことで、一族が集まって絆を確かめ、繁栄を願うこ
とが主な目的です。仏教の伝来以前からある祖霊信仰や仏教、神道などが混ざり
合い、様々な祭礼が行われています。皆さんがご存じの四十九日などの法要、お
盆、お彼岸、お正月、節分、七夕、お中元、お歳暮などはこの「祭」に含まれて
います。
お中元とお歳暮は、御霊祭(みたままつり)という先祖をまつる祭礼のお供え物
を本家に持っていったことが起源だと考えられています。
お正月には先祖が年神となって家に訪れるという言い伝えがあります。門松など
の正月飾りは年神をお迎えするためのもので、鏡餅は年神へのお供え物です。

いかがでしたか?もし冠婚葬祭が無かったら、私たちの人生はどうなるでしょう
か。冠婚葬祭は普段は見えにくい「人と人との絆」を感じさせてくれます。そし
てひとつひとつが人生の節目となり、生活に彩りを与えてくれているのではない
でしょうか。


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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
    「 少し気になった気象庁の発表・・・ 」
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霜月。店頭に年賀状が並び始め、あとひと月余りで今年も終わりですね~。
クルーズ船の新型コロナに始まり、緊急事態宣言、GoToキャンペーン、さらに九
州の洪水など天災もあり、インフルエンザの季節になり・・・アワアワとどこか
落ち着かないまま一年が経ってしまうようで、驚いています・・・

それでも時は移ろい、春のサクラや夏のアジサイ、ヒグラシの声、黄金色に染ま
ったイチョウや渡り鳥の群れなどに季節を感じて、それは何より心休まるもので
もありました。

そうした中で今月10日に、気象庁より少し残念な発表がありました。毎年話題に
もなっている、あの「生物季節観測」の対象が大幅に減少するのです。

生物季節観測とは ~初春にはウメやサクラの開花やモンシロチョウのことがニ
ュースとなり、また初夏にはツバメが帰ってきたと話題になったりしますが~ 
そうした動植物を対象に、気象庁が毎年行っている観測のことです。
四季折々のトピックスや気候の長期的な変化を、植物や動物の現象を調べて発表
するもので、1950年代より70年近くも続いている重要な観測です。

誰もが知っている植物や動物を対象にすることで、多くの人々の関心を集めるこ
とができて、自然の貴重さや環境の変化などにも気づかせてくれるものでした。

今回、対象を減らす理由のひとつは、各地の気象台や測候所の周辺の環境が変化
、悪化したことだそうです。植物は標準木を確保することが難しくなり、また動
物は対象を見つけることが困難になったためということです(予算もあるようで
すが)。
さまざまな開発により、動植物の生存できるところは減少し続けており、さらに
地球温暖化?も影響しているのかもしれません。

現在、植物は34種、動物は23種が観測対象ですが、来年1月からは植物6種のみ(
うめ・さくら・あじさいの開花とイチョウ・カエデの紅(黄)葉・ススキの開花)
になるとのこと。そして動物は全てが観測終了となるそうです。

早春に聞くウグイスの初鳴き、夏の強い日差しの下でうるさいアブラゼミの声、
その年初めてカエルやホタルやアキアカネ等を見た日・・・等々、ニュースで話
題になる度に、忙しく暮らしている中でもふと季節を感じたり自然を思ったりで
きたものです。

しかしもうひとつ大切なことは、環境の悪化によって生物季節観測の対象が見つ
けられない、という事実ではないでしょうか。
70年続く観測の結果、年々生物の数が減っているならば、その変化を発表し、ニ
ュースにすることはとても重要だと思うのです。

もしできることならば、今後も慣れ親しんだ植物や動物が姿を消している事実(
観測結果)を知らせてもらい、私たちが環境の変化や気候の長期的な変動を考え
る機会としたいものです。


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◆ お知らせ・イベント
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◇お葬式の個別相談会

将来のお葬式のことで「家族に迷惑をかけたくない」「もしもの時に備えてお
くことで安心して暮らしたい」など、皆様の想いにお応えします。
お気軽にご相談ください。

<各会場、9:30~17:00まで個別相談を承ります(最終受付16:00)>

12月 1日(火)メモリアル相談センター小平
12月 7日(月)メモリアル相談センター横浜 
12月17日(木)常光閣(千葉市中央区)

いずれもご予約は大野屋テレホンセンター0120-02-8888まで、
お気軽にご連絡ください。


◇オンライン相談も受付中です。

離れた場所でも安心してお葬式やお墓のことをご相談を頂ける「大野屋のオンラ
イン相談」のサービスを開始しました。スマートフォンやパソコンからオンライ
ンでご相談頂けます。ご希望のお客様は下記のフォームよりお申込みください。

https://www.ohnoya.co.jp/contact/funeral/reserve_websodan/


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【新型コロナウィルス感染症に対する当社の取り組み】

当社は、お客様と当社社員の安全を第一優先にして、新型コロナウィルス感染防
止に取り組み、地域の葬祭事業を通じた供養のライフラインとしての社会的責任
を果たすため、以下の項目を遵守し営業を継続させていただいております。

1.お客様が利用される店舗、営業車・バスなどでは、常時換気に努め、テーブル
・ドアノブなど複数人が使用される場所を定期的にアルコール消毒液などで衛生
状態を保つ取り組みを行っております。

2.当社社員は、日々数回の検温を行い、体温が37℃以上の者は出勤を認めないな
ど、体調管理を徹底しております。

3.当社社員は、接客の際にもマスクを着用し、手洗いを定期的に行い、ソーシャ
ルディスタンスを保つよう心掛けております。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋   編集:小林 寛依
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