メールマガジン・バックナンバー

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第209号 「お盆特集・第二回 お地蔵さんは最も身近な仏様」(2021/6/25発行)

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メモリアルアートの大野屋
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冠婚葬祭ナビ『折々しきたり想いやり』2021/6/25

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━ 今月号 もくじ ━━━━

1◆特集   
「 お盆特集・第二回 お地蔵さんは最も身近な仏様 」
      
2◆川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
「 北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録へ・・・ 」
 
3◆お知らせ・イベント

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メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
メモリアルアートの大野屋の小林です。

随分と蒸し暑くなりましたね。例年は紫陽花を観に鎌倉へ出掛けるのですが、今年は控えることにしました。
テレビ中継で長谷寺の紫陽花を観ることができたのがささやかな喜びです。
身近ではワクチン接種済の話を聞くことが増え、私の母もようやく一回目のワクチン接種を行いました。
これからさらに接種が広まって、気軽に家族に会えて、気軽にお出かけできる日が本当に待ち遠しいです。

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◆特集「 お盆特集・第二回 お地蔵さんは最も身近な仏様 」
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「お地蔵さん」と親しみを込めて呼ばれる石像は、道端の小さなお堂に祀られていることも多く、
日本人なら誰もが目にしている存在ですよね。むかし話の「笠地蔵(かさじぞう)」に登場するのは有名で、
映画「となりのトトロ」のワンシーンにも描かれています。
このように身近な存在のお地蔵さんが、「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」という名の仏様であることをご存じでしょうか?

■地蔵菩薩の誓い
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前号で特集した「十三仏」の中に、弥勒菩薩(みろくぼさつ)という名の仏様がいることをご紹介しました。
弥勒菩薩は、お釈迦様の入滅から56億7千万年後という果てしない未来に現れ、迷える衆生の全てを救うという仏様。
仏教において、現世は仏様がいない状態だとされています。これでは救いがないように思えますが...
そんな現世の衆生を救ってくれるのが地蔵菩薩です。
地蔵菩薩は弥勒菩薩が出現するまでの間、全ての衆生を救い続けると誓いを立てた慈悲深い仏様です。

■六道世界のどこにでも
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仏教では輪廻(りんね)といって、命のあるものは何度も生まれ変わると教えられています。
生まれ変わる行き先は「六道(ろくどう・りくどう)」と呼ばれる六つの世界に分かれ、
生前の行いの善悪によって決まるのだとか。

天道:最も苦しみ少なく楽の多い世界

人間道:生病老死の四苦八苦がある世界

修羅道:怒りに満ち戦いを繰り返す世界

畜生道:弱肉強食で殺生しあう世界 

餓鬼道:喉の渇きや飢えに苦しむ世界

地獄道:地獄絵図に描かれるように、六道で最も苦しみの多い世界

地蔵菩薩はこれら六道の全てに現れて私達を救ってくださるそうです。
傘地蔵に登場するように「六体で並ぶお地蔵さん」は、地蔵菩薩が六道を駆け巡る姿をあらわしています。

地蔵菩薩の起源はインドのバラモン教にありますが、日本では仏教や民間信仰などと結びついて
道祖神のような存在になっています。どこへでも救いに現れる、ということから辻や峠、
村や町の入り口などに石像が立ち、今でも大切に守り継がれています。

■地蔵菩薩と閻魔王
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外見は似ても似つかない地蔵菩薩と閻魔王ですが、実は日本では同一の存在です。
閻魔王といえば赤いお顔に憤怒の表情をした「地獄の裁判官」のイメージが強いですよね。
閻魔帳(えんまちょう)や浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)などを使い、亡者の善行悪行は閻魔王にお見通し。
子供の頃は「嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれちゃうんだよ!」と戒められたものです。
日本では恐ろしい閻魔王の存在が人々の道徳心を育むと考えられ、地獄までも救いに現れる地蔵菩薩と同一化して民衆に広まりました。
閻魔王は戒めを、地蔵菩薩は救済を、と役割分担しているのですね。

■地蔵菩薩と子供
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地蔵菩薩は別名で子安地蔵、水子地蔵とも呼ばれ、子供と縁の深い仏様であることがうかがえます。
ここで地蔵菩薩と子供が登場する仏教の説話を少々。

あの世とこの世の境に「賽の河原(さいのかわら)」と呼ばれる場所があります。
そこでは親より先に亡くなった子供が「石積み」をして塔を作る苦行を強いられるというのです。
石をひとつ積むごとに、母の幸せ、父の幸せを願います。けれど、積んでも積んでも鬼が現れて壊してしまうので、
手は傷だらけ、塔は一向に完成しません。...何と悲しいお話でしょうか。
昔は今ほど医学が進歩しておらず、命を落としてしまう子供が多かったことが背景にあるようです。

...地蔵菩薩は賽の河原へも現れて、子供たちを優しく包み、救ってくださるのだとか。
この説話は「地蔵和讃」として唱えられ、地蔵信仰を広めるきっかけになっています。

■地蔵盆
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近畿・北陸地方では、8月23~24日の地蔵菩薩の縁日の日に地蔵盆(じぞうぼん)が行われます。
子供たちを中心に行われる行事で、地蔵菩薩の元に集まってお像を綺麗にしたり、お菓子やお餅をお供えしたりと、
日頃見守ってくださる地蔵菩薩にご奉仕します。ふるまいのお菓子を楽しみにする子供たちも多くいることでしょう。
特徴的なのは「数珠まわし」で、何メートルもある巨大な数珠を皆で持って、お坊さんのお経に合わせてぐるぐる廻します。
数珠に触れると邪気払いのご利益があるそうですが、こういった行事も今は自粛中。再開が待ち遠しいですね。

いかがでしたか?お地蔵さんは皆さんの暮らす街でも、きっと静かに見守ってくれていることでしょう。
最近では「わらべ地蔵」という、赤ちゃんのように可愛らしいお地蔵さんもいます。
見掛けた時はそっと手を合わせたいと思います。

「お盆特集・第一回」はこちら
https://www.ohnoya.co.jp/mailmagazine/mail_backnumber/2021/022699.shtml

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◆ 川島ママの"昭和は遠くになりにけり"
   「 北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録へ・・・ 」
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このたび「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、ユネスコ世界遺産登録の見通しとなりました。
鬱々とした日々の中、とてもうれしいニュースですね。博物館などで開催される縄文展で充分感動している私ですが、
これはぜひ現地を訪ねなければ(コロナ禍が収束したら)と思っています。

遺跡群には、青森の三内(さんない)丸山遺跡を始め、どこも素晴らしい発見があります。
青森県の亀ヶ岡遺跡から発掘された、あの宇宙服を着ているような遮光器土偶(しゃこうきどぐう)や、
風張(かざはり)遺跡のどこかほほえましい合掌土偶などを始め、教科書でなじみ深かったり、
国宝にもなった有名なものが数多く出土されていますね。

日本に稲作が伝わって弥生時代に移ると、出土する人骨は、矢じりが刺さったものや、鈍器で打たれたもの、
刀で切られたものが多くみられるようになります。
この時代は中国の歴史書にも、倭国(当時の日本)が小国に分かれ長い間戦いが続いていた、と書かれています。
稲作による富の集積は、多くの人口を養えるようになると同時に、今日に至るまでの3~4千年間、
富をめぐる戦いが絶えることなく続くことになりました。

一方、1万数千年から1万年前の長きにわたって続いた縄文時代では、そうした大規模な富の奪い合いはなかったようです。
発掘される人骨にもそうした傷跡はほぼ見当たりません。

遺跡群のひとつ、北海道入江貝塚では、幼少期に病気で寝たきりになった人が、大人になるまで生きていたことがわかる人骨が発掘されました。
手厚い看護を受けながら暮らしていたと推測され、この時代の暮らしの一面を知ることができます。
あるいは秋田県の大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)。共同の祭祀場や墓地などを中心として、それを守るように集落があります。
こうしたことから、縄文時代には祖先を守りながら何世代にもわたって定住していたことがわかってきました。

以前、ある縄文展で、土偶と共に赤ん坊の小さな手形の粘土片が数多く展示されていました。
これを見たときはとても感動して、生まれてきた小さな命に対する、縄文に生きた人々の深い思いを感じたものです。

私が学校で習った「縄文時代は定住せず、移動しながら狩猟採集を行い暮らしていた」という考えは間違っていたことが、
昨今の研究で明らかになってきています。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されたとはいえ、まだまだわからないことが多くあります。
これからもきっと新しい発見があるのでしょうね。

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◆ お知らせ・イベント
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◇終活セミナー

将来のお葬式のことで「家族に迷惑をかけたくない」「もしもの時に備えておくことで安心して暮らしたい」
など、皆様の想いにお応えします。

<各会場、10:00~11:00>

7月 7日(水)メモリアル相談センター横浜 セミナー内容:家族葬
7月12日(月)常光閣(千葉市中央区)   セミナー内容:お墓の引越し
7月18日(日)メモリアル相談センター小平 セミナー内容:家族葬


◇お墓のなんでも相談会

「都立霊園での建墓を考えている方」「墓じまい又はお墓の引っ越し相談」
「樹木葬・永代供養墓・お近くの優良霊園のご紹介」「今あるお墓の洗浄や雑草対策、建替え」など
普段気になっているけど、どこに聞いていいかわからないご質問はございませんか?

当日参加も可能ですが、ご予約いただくと待たずにご相談頂けます。

<各会場、10:00~16:00まで個別相談を承ります(最終受付15:30)>

6月26日(土)メモリアルアートの大野屋 多磨店
6月27日(日)     〃
7月 2日(金)  イオン藤沢店
7月22日(木・祝)   〃
7月23日(金・祝)   〃
7月 4日(日)茅ヶ崎市民文化会館
7月 5日(月)     〃
7月16日(金)西友藤沢石川店
7月28日(木)マルエツ茅ヶ崎店

いずれもご予約は大野屋テレホンセンター0120-02-8888まで、
どうぞお気軽にご連絡ください。


◇オンライン相談も受付中です。

離れた場所でも安心してお葬式やお墓のことをご相談いただける「大野屋のオンライン相談」のサービスを開始しました。
スマートフォンやパソコンからオンラインでご相談いただけます。ご希望のお客様は下記のフォームよりお申込みください。

https://www.ohnoya.co.jp/contact/funeral/reserve_websodan/


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【新型コロナウィルス感染症に対する当社の取り組み】

当社は、お客様と当社社員の安全を第一優先にして、新型コロナウィルス感染防止に取り組み、地域の葬祭事業を通じた
供養のライフラインとしての社会的責任を果たすため、以下の項目を遵守し営業を継続させていただいております。

1.お客様が利用される店舗、営業車・バスなどでは、常時換気に努め、テーブル・ドアノブなど複数人が使用される場所を
定期的にアルコール消毒液などで衛生状態を保つ取り組みを行っております。

2.当社社員は、日々数回の検温を行い、体温が37℃以上の者は出勤を認めないなど、体調管理を徹底しております。

3.当社社員は、接客の際にもマスクを着用し、手洗いを定期的に行い、ソーシャルディスタンスを保つよう心掛けております。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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株式会社メモリアルアートの大野屋 編集:小林 寛依
                  
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