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第249号 「酉の市とえびす講」(2024/10/25発行)

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メモリアルアートの大野屋メールマガジン『折々しきたり想いやり』
第249号

特集「酉の市とえびす講」

(2024/10/25発行)

メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。

ようやく涼しくなってきましたね。通勤途中のあちこちでキンモクセイの香りが漂っています(苦手な方にはすみません)。花は小ぶりで控えめなのに、こんなにも強い香りを放つなんてと毎年感心しきり。最近知ったのですがギンモクセイという植物もあるそうですね。花の色は白っぽくて香りは近づかないと感じないほどだそうです。街歩きで意識してみようと思います。

キンモクセイキンモクセイ

今月号 もくじ


特集「酉の市とえびす講」

スタッフの
つぶやきコラム

~ たいへん!町の本屋さんが消えていく ~

お知らせ・イベント

特集 「酉の市とえびす講」

皆さんは「酉の市(とりのいち)」と「えびす講」をご存じですか?私は子供のころから東京に暮らしており酉の市は知っていましたが、えびす講は大人になってから知りました。また、関西に住む友人に尋ねたところ、えびす講は知っているけれど酉の市は知らないと言っていました。東西で認識に違いがあるようです。今回はこのふたつがいったいどんなものなのかご紹介してみたいと思います。

■酉の市(とりのいち)とは

酉の市は関東地方を中心に、毎年11月の酉の日【※】に行われる商売繁盛、五穀豊穣、家内安全などを祈願するお祭りです。中でも東京都台東区の鷲神社(おおとりじんじゃ)、東京都新宿区の花園神社、東京都府中市の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)が関東三大酉の市として知られています。

11月の酉の日が何日あるかはその年によって異なりますが、2024年は11月5日(火)、17日(日)、29日(金)の三日間あり、酉の市も三日間行われます。11月の酉の日が二日間の年は酉の市も二日間行われます。
【※】酉の日...干支の「酉」にあたる日で、12日に一度巡ってきます。

酉の市酉の市

■酉の市といえば「熊手」

酉の市には「熊手」を売る屋台が並びます。本来、熊手は農作物を収穫するときなどに使う農具ですが、その形状から「福をかき集める」縁起物とされているのです。熊手にはおかめ・小判・七福神・松竹梅・米俵・鯛などなど...縁起の良い飾りがこれでもかと飾り付けられて実に華やか。毎年徐々に大きな熊手に買い替えることが縁起良しとされています。そして熊手を購入すると売り子も買い手も一緒になって三本締めの手拍子をする慣習があり、「商売繁盛!家内安全!ヨーオ!(パパパン パパパン パパパン パン)」などと威勢の良い掛け声と手拍子が響き渡ります。

巨大な熊手巨大な熊手

■えびす講とは

七福神の一柱である恵比寿神(えびすしん)を祀り、漁業の安全や商売繁盛、五穀豊穣、家内安全などを祈願するお祭りです。関西地方で盛んで、商売をする人や漁師などを中心に広く信仰され、西宮の西宮神社、大阪の今宮戎(いまみやえびす)神社、京都の恵美須神社が日本三大戎として知られています。このほか各地の恵比寿神社や商売に関連する神社で10月20日、11月20日、1月10日、1月20日などに行われます。今宮戎神社で1月9日から11日まで行われる「十日戎(とおかえびす)」は「えべっさん」とも呼ばれ特に有名です。

恵比須神恵比須神

■えびす講といえば「福笹」

えびす講では縁起物として「福笹」が授与されます。由来は恵比寿神が釣り竿として笹を持っているから。実際には孟宗竹(もうそうちく)が使われていて、冬でも青々と葉をつけて高くまっすぐに伸びるところから霊力が宿る縁起物と考えられています。今宮戎神社の十日戎では飾りのついていない孟宗竹が無料で配布されるのですが、これだけでは福笹として完成していません。参拝者は境内の福むすめの居るところへ行って大判小判や鯛など、色とりどりの吉兆(きっちょう)という縁起物を結び付けてもらう習わしです。「商売繁盛で笹もってこい!」のお囃子が鳴り続ける境内はとても賑やかです。

福笹福笹

■酉の市とえびす講の関係性

酉の市とえびす講は商売繁盛などを祈願し、縁起物を買い求める、という共通項がありますが、両者に直接の関係はありません。酉の市は本来、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭神とする神社のお祭りで、武家社会が中心だった関東で広まりました。一方えびす講は大阪を中心とした商人・漁師・農民の間で商売繁盛、大漁、五穀豊穣祈願としての信仰がひろまったものです。

私も関西在住の友人も互いに知らなかったワケがわかり「そういうことね」と納得してしまいました。酉の市は毎年欠かさず出かけているので、十日戎も一度は訪れてみたいなと思います。福笹に飾り付けをしてもらうのは楽しそうですね。

スタッフのつぶやきコラム

大野屋テレホンセンターのスタッフが毎月交代でつづる、ゆる~いコラムです

~ たいへん!町の本屋さんが消えていく ~

読書の秋になりました。10月の担当、川島です。
先日、通勤途中にある駅ビルのリニューアル工事が終わり、新装開店しました。ところが楽しみに行ってみると、いつも利用している本屋さんが無くなっているではありませんか。
家の近くにあった本屋さんは10年以上前に閉店し、近隣の町でも年々見かけなくなっています。確かに今は手軽にネットで本は買えますし、電子書籍もありますが...

町の本屋さんには、お店ならではの楽しみがいろいろあります。
いちばんの喜びは、目的以外の本を発見できることでしょうか。大げさかもしれませんが運命的な出会いさえあります。
そしてあれこれと興味を引く本を物色しながら、店内を歩き回る充実した時間。入口近くに平積みされた新刊の台や、ジャンル分けされた書棚を巡ってさまざまな本を見ていると、けっきょく買わなかったとしても楽しくなります。
お店に置いていない本を取り寄せてもらう時の店員さんとの会話もまた楽しみのひとつです。

昭和63(1988)年度には全国で約28,000店舗あった書店が、令和5(2023)年度には約8,100店舗にまで減ったそうです。3割以下とは驚きます。いつのまにか町の本屋さんは絶滅危惧種になっているのです。
本屋さんに入った時に包まれるあの特別な匂い。私はとても好きでしたが、将来は消えてしまうのでしょうか。

お知らせ・イベント

◇メモリアルアートの大野屋の「人形供養祭」(要予約)

私どもメモリアルアートの大野屋では年に一度、3つの会場で人形供養祭を開催しています。
直近では11月4日(月・祝)の供養の日に常光閣(千葉市中央区)にて、常光山 本敬寺僧侶にご供養をしていただく貴重な機会です。皆さまが大切にされてきた「雛人形やぬいぐるみなどの人形」を感謝の気持ちを込めてご供養いたします。ご関心のある方はぜひ公式HPよりご確認下さい。

▶詳しくはこちら

◇終活セミナー(要予約)

終活とは、自分のお葬式やお墓、相続や遺言などについて計画をたて、残りの人生をよりよいものとするための事前活動といわれております。この機会にぜひ、当社の終活セミナーをご利用ください。

11/17 (日) 11:00~12:00
常光閣
テーマ:お葬式の費用セミナー

セミナー・イベント情報一覧ページからご希望のセミナーを選んでフォームからご予約ください。
お問い合わせ・ご予約は大野屋テレホンセンター 0120-02-8888 まで
365日 年中無休 営業時間 9:00~17:00

◇お墓のなんでも相談会(要予約)

「お墓を探している」「墓じまいを考えている」「樹木葬のことが知りたい」など、お墓に関する疑問やお悩みを、ぜひこの機会にご相談ください!いずれも開催時刻は10:00~16:00(最終受付15:30 ※荻窪会場を除く)です。

11/1(金)
東村山市 市民ステーション サンパルネ(2階・会議室)
11/3(日)
新百合トウェンティワンホール 第2会議室

こちらのお墓の相談会一覧ページからご希望の相談会を選んでフォームからご予約ください。

◇ソウルジュエリー公式Xフォロー&リポストキャンペーン

商品券10,000円分・QUOカード1,000円分など、15名様にプレゼント!応募締切間近 10月31日(木)23:59まで!!

▶詳しくはこちら

◇YouTube大野屋終活ちゃんねる

メモリアルアートの大野屋がお届けする、お墓やお葬式マナーなど、供養事でお困りの方に向けたYouTubeちゃんねるです。

YouTube「大野屋ちゃんねる」

≫YouTube「大野屋ちゃんねる」を今すぐ確認!

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