第254号 「なぜそこに?ちょっと気になるツバメの習性」(2025/3/27発行)
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特集「なぜそこに?ちょっと気になるツバメの習性」 (2025/3/27発行) |
メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。メモリアルアートの大野屋の小林です。 すっかり暖かくなりましたね。先日、外出先で通りかかった公園に二羽のカモを見かけました。水中の小魚を捕まえようと同じタイミングで頭を潜らせるものですから、二羽ぶんのお尻と黄色い水かきがプカプカ浮いて何とも可愛らしい光景でした。北の国へ帰っていく前に、たっぷり栄養を蓄えて欲しいものです。
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今月号 もくじ |
特集「なぜそこに?ちょっと気になるツバメの習性」 スタッフの お知らせ・イベント |
特集 「なぜそこに?ちょっと気になるツバメの習性」
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3月も下旬になりました。そろそろ日本各地でツバメの飛び交う姿を目にするようになります。大野屋テレホンセンターからほど近い小平駅構内にも毎年ツバメがやってきて、子育てをし、秋になると旅立っていきます。見慣れた光景なのですが、よく考えてみれば不思議です。なぜ毎年同じ場所に来るのか。そしてなぜ、人目のつく場所に巣を作るのか。今回はちょっと気になるツバメの習性をご紹介します。 ■ツバメの生態と特徴 ツバメはスズメ目ツバメ科に属する小型の渡り鳥です。スズメに比べると体長は少し大きめ(約17センチ)。翼を広げるとおよそ30センチ程度でA3サイズ位あります。細長い翼と二股に分かれた尾羽が特徴的で、その姿は夜の正礼装「燕尾服(えんびふく)」の名前の元になっています。
ツバメは脚が短くて、地面を歩くには不向きです。素早く飛ぶために進化した身体は「ツバメ返し」という言葉にもあるように、空中で急旋回して虫を捕らえます。頭と背中と翼は青みがかった艶のある黒、お腹は白く、額と喉元は赤い色をしています。オス・メスの見分け方としては、尾羽が長くて全体の色が濃いのがオスです。 ■ツバメの巣作り ツバメは人間の暮らしと密接に関わっています。4~6月頃にかけて都会や農村を問わず、民家や商店、駅の軒下など、人の気配のある場所に巣を作ります。私は小平駅で巣を見るたび「騒がしくないのかな?」と思っていましたが、理由を知って納得。天敵であるカラスやヘビなどから身を守るために、あえて人間の近くを選んでいると考えられているのです。ツバメは昆虫を捕食しやすい身体である一方、敵と戦うには不向きなので、少しでも敵に遭遇する確率を減らすため、種が身につけた知恵なのですね。
ツバメの巣作りは巧妙で、泥や枯草を口に含んで運び、これらを唾液で固めたものを建物の壁などにしっかりと接着します。粒のひとつひとつがまるでレンガのようですね。地上からは分かりにくいのですが、巣の内側には羽毛や柔らかい草が敷き詰められて、卵や雛を守るためのクッションの役割を果たしています。巣作りはオスとメスが協力して行い、数日から1週間ほどかけて完成です。 ■ツバメの子育て 巣が完成すると、メスは4~6個の卵を産みます。そしてオスとメスが交代で約2週間卵を温め、雛が孵化すると、一日に何百回と餌を運んで雛の成長を支えます。大きな口を開けて首を伸ばし、一生懸命に餌を催促する雛たちと、健気に子育てをする親鳥の姿。生命力に溢れていて、見ていると元気をもらえるような気がします。余談ですが、ツバメの雛の鳴き声は「土食って 土食って 渋~い」と聞きなし(人の言葉に置き換える)されています。
雛は生まれてから約3週間で巣立ちの時期を迎えますが、最初のうちは上手く飛べないので、巣立った後もしばらくは親鳥と行動を共にし、親鳥が飛び方や餌の取り方を教えます。 ■ツバメの帰巣本能 やがて親鳥も、巣立った雛も、数千羽から数万羽の群れを作って川沿いのヨシ原などをねぐらにして、8~10月にかけて東南アジアやオーストラリアなどの温かい土地へと旅立ちます。距離にして何と3,000~5,000キロの途方もない長旅です。ツバメの帰巣本能は特に強いとされ、こんなに遠く離れても戻ってきます。ただし寿命はおよそ2~3年。毎年同じ場所でツバメを見かけていても、同じ個体や子である確率は低いのだそうです。それを知って少し寂しく思ったのは人間のエゴでしょうか。 ■ツバメと人との関係 ツバメは古くから縁起の良い鳥とされ、日本各地で大切にされてきました。例えば、「ツバメが巣を作る家は繁栄する」という言い伝えがあります。これは、先にご紹介したようにツバメが人の出入りの多い安全な場所に巣を作ることが関係しています。また、農村ではツバメが害虫を食べてくれるため、「ツバメが多い年は豊作になる」とも言われています。
これからの季節、街を歩いていると、ツバメを見守る取り組みを見かけます。「頭上に巣があるので落とし物に注意!」のような貼り紙があったり、カラスの襲撃を避けるため糸が張られていたり、巣が落ちないよう受け皿が設置されていたり。ツバメの子育てを優しく見守るかたがたがいるのですね。私どもでご紹介している霊園のいくつかにも、休憩棟や管理事務所に巣を作るツバメを見かけることがあり、懐かしい日本の原風景を見ているようです。これからも私たちの身近でツバメが元気な姿を見せてくれますように。 |
大野屋テレホンセンターのスタッフが毎月交代でつづる、ゆる~いコラムです |
~ こんにゃく問答 ~ ようやく春らしくなってきました。今回の担当は群馬県出身の関です。 皆さま、こんにゃく芋の生産量は群馬県が日本一であることをご存じですか?先日、某テレビ番組で、群馬県渋川市の農家さんがこんにゃくの作りかたやレシピを紹介していました。その中で、世間に出回っているこんにゃくは、コンニャク芋を「粉状」にしたものから作られているのがほとんどと知り、ハッとしたのです。 実は今まで、こんにゃくは全て「生芋」から作られている、と思っていたのです。幼少期に祖母が家でこんにゃくを作っていた時も、生芋をすりつぶして作っていたので、それがスタンダードなんだと勝手に思っていました。どおりで味がぜんぜん違うわけだ......。
私もお気に入りの、有名なこんにゃくの作り手さんがいます。その人の作るこんにゃくは、フワフワしていて、歯がいらないほどやわらかく、ツルっとしたのど越し。これをそのままワサビ醤油で食べるのがもう最高。 ちなみに、こんにゃく芋は収穫できるようになるまでに3年ほどかかります。そして冬の間はいちど畑から掘り起こして選別、貯蔵管理をします。この時に選別されて、破棄されたこんにゃく芋が畑の隅に転がっていいるのをしばしば見かけます。 群馬に訪れた際は、ぜひとも生芋から作られたこんにゃくをご賞味ください! |
お知らせ・イベント
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◇終活セミナー(要予約) 終活とは、自分のお葬式やお墓、相続や遺言などについて計画をたて、残りの人生をよりよいものとするための事前活動といわれております。この機会にぜひ、当社の終活セミナーをご利用ください。 4/21(月) 11:00~12:00 ◇写真撮影会(要予約・先着33名) ご好評いただいている「写真撮影会」を今年も開催します。「お葬式の時に故人の写真がなくて困った...」そんな心配も解消します。プロのメイクアップアーティストとプロのカメラマンによるベストショットを撮影しませんか? 4/27(日) 10:00~16:00 セミナー・イベント情報一覧ページからご希望のセミナーを選んでフォームからご予約ください。 |
◇お墓の相談会(要予約) 「お墓を探している」「墓じまいを考えている」「樹木葬のことが知りたい」など、お墓に関する疑問やお悩みを、ぜひこの機会にご相談ください!いずれも開催時刻は10:00~16:00(最終受付15:30)です。 ◆都立霊園なんでも相談会 ◆墓じまい樹木葬相談会 ◆お墓のなんでも相談会 |
◇ソウルシリーズ「15th thanks!(サンクス)キャンペーン ソウルジュエリー販売開始15年を記念し全国のソウルシリーズ取扱い店舗においてお客様向けキャンペーンを開催します。 【特典1】 開催期間:2025年3月31日(月)まで |
◇YouTube大野屋終活ちゃんねる メモリアルアートの大野屋がお届けする、お墓やお葬式マナーなど、供養事でお困りの方に向けたYouTubeちゃんねるです。 ※YouTubeへ遷移します |
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