お知らせ

「喪中はがき」に関するお問い合わせが増加中!

2011年10月31日



本年は、例年に比べて9月のお彼岸前から「喪中はがき」(年賀欠礼)に関するお問い合わせが増加しています。喪中はがきはよく知られる慣習の一つでありながら、喪中の範囲や期間は、故人との関係の深さなどで変わるため、明確な決まりがなく、大人としての判断や常識が問われる難しい習慣でもあります。
送る相手が年賀状を用意する前に届かなくてはいけない喪中はがきは、遅くとも12月上旬までに送付します。本レターでは喪中の判断基準や喪中はがきのルールなどをご紹介します。

<喪中の判断基準>

■故人が配偶者や1親等(父母、子供)→喪中はがきを出す
両親、配偶者、子供が亡くなった場合は、ほとんどの方が1年間を喪中とします。

■故人が2親等(祖父母、義祖父母、兄弟姉妹、義兄弟姉妹)→場合による
判断に迷うとご相談が多いのもこのケースです。最終的には自分で判断するのですが、下記が判断材料になります。

◇同居していたか、別居だったか/生前の親交の度合い/いつ亡くなったか
※通常は、兄弟の場合は亡くなって90日、父方の祖父母は150日、母方の祖父母は90日と服喪の期間が異なります。しかし故人と同居していたか、特別にお世話になっていたというような場合には、服喪期間が過ぎても喪中にされる方もいます。

■故人が3親等以上(曾祖父母、伯父叔母、いとこ)→喪中にしない
多くの場合、喪中とはしませんが、同居していたり、親交が深かった場合、喪中にすることもあります。

メモリアルアートの大野屋では、仏事全般に関する相談に365日無料でお答えする「大野屋テレホン センター」を運営しています。お問い合わせは年間2万件ほどに上ります。 年に1回、転居や出産といった近況をお知らせを、年賀状に書く方も多くなっていますが、喪中になるとこうしたお知らせをどうすればいいのかというご相談もよく寄せられます。

<喪中はがきのルール>

■近況報告は書かない →寒中見舞いなどで報告
転居のお知らせや結婚、出産などのお知らせは、松の内(1月7日以降)が過ぎた頃に寒中見舞やお手紙でお伝えします?

■インクは「薄墨」? →普通の黒インクで問題ない
市販のものは薄墨で印刷されていますが、ご自分で作成する場合は、普通の黒インクで印刷しても問題ありません。また故人様を偲ぶようなお花などのイラストを入れても良いでしょう。

―「大野屋テレホンセンター」仏事に関する無料相談・HP情報について―

◎フリーダイヤルTEL:0120-02-8888(無料・年中無休9:00~20:00)
◎大野屋HP(www.ohnoya.co.jp)内「仏事まめ百科」→喪中挨拶の文例集などをご紹介
◎大野屋HP(www.ohnoya.co.jp)内「仏事Q&A」→喪中に関する質問と回答を掲載

※当社の仏事アドバイザーが、「喪中はがき」に関する取材への協力・アドバイス等を承ります。

仏事アドバイザー 川瀬 由紀(かわせ ゆき)32歳
資格:お墓ディレクター1級、仏事コーディネーター取得
早稲田大学卒業後、2002年にメモリアルアートの大野屋に入社。
現在、「大野屋テレホンセンター」シニアスーパーバイザーとして、年間5,000件を超える相談・問合せに対し、アドバイスを送っている。その豊富な仏事知識と消費者視点の対応から、女性雑誌やTV、ラジオ  情報番組などに出演、書籍の監修なども行っている。

仏事アドバイザー 川瀬由紀