仏事まめ百科

喪中はがき受け取る方

喪中には年賀状を控える。ごく当たり前に行われている"しきたり" ですが、その期間や範囲など、むずかしいところも少なくありません。仏事に関する電話相談を受け付けている「大野屋テレホンセンター」 にも、毎年、年賀はがきが売り出される頃になると、年賀欠礼に関する問い合わせが集中します。

喪中はがき(年賀欠礼)が届いたら

喪中はがきによって初めて相手の不幸を知った場合には、年賀状にかえて、お悔やみの言葉を添えた寒中見舞いなどを出したいもの。ただし、 すでに弔問をすませているような場合には、喪中はがきを受け取っても、あらためての返信は必要ないでしょう。


喪中見舞い 「亡くなられた事を知っている場合」

喪中見舞い
喪中の方はさびしい年末年始を過ごしていることでしょう。『年賀欠礼』をいただいたら、年賀状は控え、挨拶状をいただいた御礼のお返事を出すと丁寧です。

ここがポイント
(1)ご挨拶状をいただいた御礼
(2)ご遺族がさびしい新年を迎える事への慰めと励まし
(3)こちらからも年賀状を遠慮させていただく旨を記しましょう。

bnr_shinmotu.jpg

喪中見舞い 「亡くなられた事を喪中はがきで初めて知った場合」

喪中はがきで初めて知った場合の喪中見舞い
喪中はがきで亡くなられた事を知った場合、どのような返事をだしたらいいのか困ってしまうものです。喪中見舞いできちんとしたご挨拶をするようにしましょう。

ここがポイント
(1)ご挨拶状を頂いた御礼と、ご不幸を知らずに居た失礼をお詫び
(2)お悔やみの言葉と慰めや励まし
(3)こちらからも年賀状を遠慮させて頂く
旨をお伝えします。

bnr_shinmotu.jpg

あいさつの行き違い

年賀状を出してしまったあとに、先方から喪中はがきが届くことがあります。このような場合には、すぐにお詫びとお悔やみの書状を出すべきでしょう。 行き違いで年賀状を出してしまったこと、お悔やみが遅くなったことの非礼を詫びます。通知を受け取っていたのに、うっかり年賀状を出してしまった場合にも、 知らんぷりはせず、素直にお詫びをしたほうがいいでしょう。


喪中についての相談は

以上、喪中に関連する一般的なしきたりを紹介してきましたが、もちろん、しきたりは法律ではありません。しかし、そこがむずかしいところでも あるわけで、しきたりに従うにしても、しきたりを破るにしても、当人の社会人としての見識を問われることになります。ある意味では、 法律以上にややこしいといってもいいでしょう。「大野屋テレホンセンター」には、メモリアルアートの大野屋が仏事にかかわる幅広いサービスを通して培ってきた膨大な情報が集約されています。年賀欠礼に関する質問や相談にも、原則と現状の両方を 踏まえたアドバイスをさせていただきます。


bnr_koyubae.jpg