仏事まめ百科

香典袋と表書きを特集

香典袋と表書き。仏式、神道、キリスト教式別、葬儀・法事の表書きと供物の一般的な例をご紹介していきます。また、ここでご紹介するものは地域や宗派などにより異なる場合がございますので予めご了承くださいませ。

参列者

表を左右にスライドしてご覧ください

  仏式[葬儀・葬式] 神式[神葬祭] キリスト教式 水引き
葬儀 お香典
ご霊前
お香料
御佛前
御香奠
ご霊前
御玉串料
神饌料
ご霊前
御花料
黒白(結び切り)
法事 黒白結び切り
法事 「法要・法事」
ご仏前
「霊祭」
御神前
御榊料
御玉串料
「追悼ミサ」
カトリック
「記念式」
プロテスタント
御花料
供物 御供、お供物
(線香、抹香、ろうそく、菓子、果物)
御供
(酒、鮮魚、果物)
御供
(花)

※ 神道、キリスト教の場合は、蓮の花の印刷や型押しされた袋は用いません。

※ 参列者の水引の項目に関西では黄白の水引を使用する地域もある。

建碑祝(開眼祝)を行う場合

【関東】
寿陵・・・紅白蝶結び「建碑祝」
納骨と同時・・・無地の封筒、一緒に不祝儀袋に「御仏前」も包む。

【関西】
寿陵の場合、納骨と同時の場合いずれも紅白蝶結び「建碑祝」

喪 家

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  仏式[葬儀・葬式] 神式[神葬祭] キリスト教式 水引き
御礼 お布施
御膳料
お車代
御礼
御祭祀料
御膳料
お車代
御礼
御ミサ料
(カトリック)
献金
御膳料
お車代
無し
お返し 志(香典返しや法事の引き出物に)
忌明志(35日・49日の忌明け法要)
粗供養(法事の引き出物に)

偲草(偲び草)
黒白(結び切り)
お返し 黒白結び切り
葬儀、法事で手伝ってもらった方への御礼
「寸志」「志」「御礼」
黒白(結び切り)
黒白結び切り
卒塔婆供養のお礼
「卒塔婆料」「御塔婆料」
無し
施餓鬼会(せがきえ)のお礼
「御施餓鬼会」「御施餓鬼料」
無し

※ 神官、僧侶へのお礼の額は、前もって相談しておく。
※ 神道・キリスト教の場合、市販の袋を用いるときは、蓮の花の印刷などが無いものにする。白封筒でも可。
※ キリスト教の場合、謝礼金の決まりがない教会もあるので、どのような形でお礼をするか相談して決める。

香典返しの時期

仏 式 49日または35日の忌明け法事後に、挨拶状とともに香典返しを行うのが一般的。
神 式 30日祭または50日祭を忌明けとして、挨拶状とともに香典返しを行う。
キリスト教 忌明けの習慣はないが、死後1ヶ月目の昇天記念日後、故人を記念する品を贈るケースが多い。

お見舞いを頂いたが、快復せずに亡くなってしまった場合
※香典返しの時、その分も加味してお返しする。
※49日(忌明け)後、「御見舞御礼」の表書きで、挨拶状を添えて送るか持参する。尚、掛け紙は仏事用を用いる。

香典袋の折り方・お金の包み方 - 弔事の場合 -

香典袋の折り方【裏側の折り方】
必ず上の折りしろが下の折りしろの上に来るようにする事。慶事の場合は、下の折りしろが、上の折りしろの上に来るようにします。



【中包み】
市販の祝儀袋や不祝儀袋には、たいてい中包みが付いていますが、半紙で包んでも構いません。慶弔で向きが異なるので注意してください。


香典袋の包み方 解説香典袋の包み方【お金の包み方】
※袱紗(ふくさ)の包み方もこれと同じです。