仏壇じまい
──未来へつなぐ、祈りの終活

ライフスタイルの変化や後継者不在などをきっかけに、お仏壇を買い換えたり、お焚き上げ処分をしたりと、いまの生活に合わせる方が昨今増えてきました。
仏壇じまいとは、お仏壇・ご本尊・お位牌を適切に供養したうえで処分することを言います。ただ単に「処分」をするのではなく、これまで家族を見守ってくださった感謝を込めて、新たな供養の形へと移行するための、大切な作法であり、前向きな「終活」の選択です。
ご自身の意思で、心穏やかに祈りの場を整えることで、残されるご家族への負担を減らし、未来への安心を育むことができます。

終活として仏壇じまいを実施するケース

仏壇じまいを生前に実施するケースは、主に「ライフスタイルの変化」によるものであったり、「後継者がいなくなった」ためという背景のケースが多くあります。

●ライフスタイルの変化

・引っ越し、転居
現在の住まいから老人ホームや高齢者施設へ転居する際、新しい住居にお仏壇を置くスペースがない。あるいは持ち込みが許可されていない場合があります。
・自宅の建て替え、リフォーム
自宅の建て替えやリフォームをきっかけに、新しい間取りに合わせたお仏壇がない。または洋風の家に伝統的なお仏壇が合わなくなった。
・コンパクトな暮らしを希望
元気なうちに身辺整理(断捨離)をして、より身軽でシンプルな生活を送りたいと考える場合。

●後継者・守っていく人の不在

・子供がいない、離れて暮らしている
自分たちがいなくなった後、お仏壇を引き継ぐ人がいない。または子供に負担を掛けたくない場合。
・独身である
身寄りがなく、自分の死後にお仏壇が放置されてしまうのを避けたい場合。

●終活の一環として前向きな選択

・ご自身の意思を反映したい
元気なうちに、ご自身の納得がいく形でお仏壇を整理し、新しい供養先(手元供養品など)を選びたいと考える場合。
・残される家族への配慮
仏壇じまいにおける親族との協議や調整。処分費用は残される家族にとっては負担になってしまうため、生前に自分自身で整理しておきたいと考える場合。

上記のケースでは、ただ単にお仏壇を「処分」するだけではなく、大野屋に相談し、適切な供養(閉眼供養など)を行ったうえで、丁寧に見送ることが可能です。

仏壇じまいを生前に進めるメリット

●家族の負担を大きく軽減できる

生前整理と仏壇じまいを同時に行うと、残されるご家族の精神的負担が大きく軽減されます。生前に行えない場合には、エンディングノート等で仏壇じまいの意思と方向性を示しておくことで、残されたご家族は不安なく迷わずに仏壇じまいが行えます。

●お仏壇の「処分」や「買い替え」も含めて選択肢を検討できる

小型のモダン仏壇や手元供養商品への買い替えを選択し、お参りスタイルを変えるのか、そもそも処分をしてしまうのかも含め、ご家族とも生前にゆとりを持って話し合いもでき、最適な方法を選ぶことができます。

仏壇じまいを依頼するまでの基本的な流れ

1.ご家族・親族との相談と同意 

はじめにお仏壇の処分、お焚き上げについて、ご家族やご親族と話し合い、理解と同意を得ることが大切です。処分、お焚き上げをしてしまうと元には戻せませんので、後悔やトラブルを避けるためによく話し合われることをお勧めします。

2.新しい供養先を決める

お仏壇を処分、お焚き上げをする際、お位牌やご本尊、遺影も処分するのか、ミニ仏壇や手元供養などの別な方法で供養していくのか、お仏壇と一緒に処分するのかも決めましょう。

3.仏壇じまいの依頼と閉眼供養の手配

仏壇じまいを大野屋に依頼する。その際、「閉眼供養(へいがんくよう)・魂抜き」を菩提寺などのお寺に行ってもらうか、閉眼供養も含めて、大野屋に依頼するかを決めましょう。

4.お仏壇の引き取りとお預かり

ご安置場所まで大野屋がお仏壇を引き取りに伺います。引き取り後、お仏壇の材質に応じて、法令に従った処分をいたします。尚、対応地域は東京都(一部地域および離島を除く)のみとさせていただいております。

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