ひつぎの中に入れる「6文銭(ろくもんせん)」って今のお金ではいくら?
「文」とは、江戸時代に使われていたお金の単位のことです。では6文が一体いくらくらいかというと、300年も続いた江戸時代には物の値段も大きく変わり、また食べ物にかかるお金やお家にかかる費用や働いてもらうお給料の割合も、今とは大きく違っているので、はっきりとしたお答えは出来ないのですが、いくつかの例をあげてみますと
1.食べ物の場合 |
1文 5円~30円 |
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2.働いたお給料 | 1文 30円~50円 |
3.旅行費用 | 1文 40円~50円 |
といわれています。6文銭は三途の川(さんずのかわ)の渡し賃といわれています。三途の川の船頭さんに渡す船賃(ふなちん)・交通費だと考えると、「2、働いたお給料」ということで、180円~300円くらいになるのではないでしょうか。ちなみに私たちが使っているお金はもちろん「円」ですから、本物の6文銭をひつぎに入れることができません。6文銭を印刷したものを入れています。