孫と学ぶ生活のしきたり

5月 しょうぶ・よもぎ(端午の節句)

しょうぶ

しょうぶの剣に似た葉の形や清々しい香りが邪気を祓うとされ、こどもの日にはしょうぶ湯に入る風習があります。湯に浮かべた菖蒲の葉を子供たちの頭に巻きつけて、『どうぞ丈夫で良い子になりますように』とわが子の成長を祈ります。 ショウブが『尚武』(武を尊ぶ)に通じる事から武士の時代になって端午の節句に使われるようになったとも言われています。

よもぎは中国では艾葉〔がいよう〕と呼ばれ漢方薬として古くから使われていたようですが、日本でも葉緑素・タンニン・シオネール・精油等の薬効成分が胃腸や循環器やアレルギー疾患に良いとされ5月5日のこどもの日には菖蒲とともにお風呂に入れて使います。