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第33号 『喪中・喪中ハガキのマナー』(2006/10/25発行)

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┃ 通信 ┃        やすらぎ通信  第33号
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集       「 喪中・喪中ハガキのマナー 」


┃ 2◆ 季節だより       「 紅葉狩り 」


┃ 3◆ 仏事Q&A
┃          「 法事に何も持ってこない親戚に困っています 」

┃ 4◆ 今月のプレゼント
┃    「パワーストーンブレスレット『パワーブレス』をプレゼント!」
┃        当選者発表 「『よくわかる 生前準備』 の本」
┃  
┃ 5◆ 編集後記

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━1━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆特集      「  喪中・喪中ハガキのマナー  」
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あともう少しで11月。
今年の締めくくりを意識することも多くなります。

毎年、この時期には「喪中」「喪中ハガキ(年賀欠礼状)」についてのご相談が
多くなります。

自分が喪中の人はもちろん、そうでなくとも年賀状をやり取りしている相手先の
中には、一人くらいは喪中の方がいるもの。その意味では、日本中の人々が1年
を通じて最も仏事ごとに触れる機会なのかもしれません。

そこで知っておきたい喪中のマナーをまとめました。




● 「喪中」とは
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
近親者が亡くなったとき、一定期間、死を悼む気持ちから、派手な行動を慎むこ
とをいいます。


その期間は、「忌」と「服」に分かれています。

□ 「忌」 ……日常の行為を謹んで身を清めます。(忌中)

□ 「服」 ……不幸があったので喪服を着て身を慎むという意味で
現在はその期間の慶事を慎むこととされています。
(喪中)




● 喪中期間は故人との関係によって違います。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
明治7年に政府によって、太政官布告の「忌服令」が出され、下記のような忌(
忌中)と服(喪中)の期間が定められました。

もちろん現在はこうした法令は全て撤廃(昭和22年)されていますが、仏事の慣
例として、現在もこの太政官布告が一つの目安にされています。

例えば父母の死亡に際しては49日までは忌中、1年間は喪中とするのが一般的で
す。



_________             (「太政官布告」)
忌中、服喪期間一覧\_____________________


【 故人の続柄 】  【 忌日数 】   【 服喪日数 】
──────────────────────────────
□ 父母         50日        13ヶ月
──────────────────────────────
□ 養父母        30日         150日
──────────────────────────────
□ 夫          50日        13ヶ月
──────────────────────────────
□ 妻          20日         90日
──────────────────────────────
□ 嫡子(息子)     20日         90日
──────────────────────────────
□ その他の子(娘)   10日         90日
──────────────────────────────
□ 養子         10日         30日
──────────────────────────────
□ 兄弟姉妹       20日         90日
──────────────────────────────
□ 祖父母(父方)    30日         150日
──────────────────────────────
□ 祖父母(母方)    30日         90日
──────────────────────────────
□ おじ・おば      20日         90日
──────────────────────────────
□ 夫の父母       30日         150日
──────────────────────────────
□ 妻の父母       なし         なし
──────────────────────────────
□ 曾祖父母       20日         90日
──────────────────────────────




● 喪中のマナー NG集
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
忌中や喪中のしきたりも、現在ではその多くが簡素化されていますが、マナーの
基本は心得ておいたほうがよいでしょう。


◆ お祝いごと

例えば、結婚式や祝賀パーティ、結婚式、落成式などの慶事(祝い事)
には、たとえ招待されたとしても、少なくても49日忌までは遠慮した
ほうが良いでしょう。


◆ 神社への参拝

神社への参拝や、お祭りへの参加も慎むようにします。


◆ お正月

喪中に年を越す場合には、門松、しめ縄、鏡餅などの正月飾りをせず、
初詣や年始回りなども控えるようにするのが基本です。





● やっぱり気になるのは年賀状・・・。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◆ 年賀欠礼(喪中ハガキ)
─────────────────────────────────
年賀状のやり取りをしないというのも、喪中のしきたりのひとつです。
毎年年賀状のやり取りをしている相手には「年賀欠礼」の挨拶状(いわ
ゆる喪中ハガキ)を出します。

これは「喪中なのでお正月のご挨拶を遠慮させていただきます」という
お知らせです。


先方が年賀状を用意する前に届かなくてはいけませんので、遅くとも
12月の上旬にはお送りします。



◆ 年賀欠礼にする?しない? 欠礼の範囲
─────────────────────────────────
故人との関係によって、年賀欠礼とするかどうかを決めますが、これは
多くの人が迷うところです。

迷ったら上記の服喪期間の目安を参考に、年賀欠礼とするかどうかを判
断しますが、これは明確なきまりではありません。ケースバイケースで
柔軟に対応するべきでしょう。

たとえば配偶者や1親等(父母、子供)の人が亡くなった場合や、それ
以外でも故人と同居していたような場合には、上記の表にこだわらず、
1年間を喪中とすることが多いようです。


また上記では喪中期間であっても、2親等以上の別居していた親族が亡
くなった場合には、通常通り年賀状を出すこともあります。



◎配偶者・父母・義父母・子供・同居していた親族
⇒ ほとんどの人が喪中とします。


◎祖父母・義祖父母・兄弟・義兄弟・孫
⇒ 喪中にすることも、しないこともあります。


◎おじおば・いとこ・曾祖父母
⇒ 喪中にしない人も多い。




◆ 年賀欠礼状を出す相手にきまりはあるの?
─────────────────────────────────
基本的には、普段年賀状のやり取りをしている相手に出します。ただし
ビジネスとプライベートは分けて、仕事関係の相手に対しては、喪中期
間内でも例年通り年賀状を出すことも考えてもよいでしょう。




◆ 欠礼状を出していない人から、年賀状が届いてしまった。
─────────────────────────────────
欠礼状を出していない人から年賀状が届いてしまった場合には、松の内
(1月7日。地域によっては15日)が過ぎてから、寒中見舞いを出しま
しょう。喪中であったので年賀の挨拶を失礼した旨を書き添えます。



◆  年賀欠礼の通知を受け取ったら・・・。
─────────────────────────────────
年賀欠礼によって、初めて不幸を知った場合には、年賀状にかえて、お
悔やみの言葉を添えて寒中見舞いを出します。




◆  喪中の人に年賀状を出してしまった!
─────────────────────────────────
年賀状を出してしまった後に、先方から年賀欠礼の通知が届くことがあ
ります。
このような場合には、すぐにお詫びとお悔やみのお手紙を出しましょう。
行き違いで年賀状を出してしまったこと、お悔やみが遅くなった失礼を
お詫びします。

また年賀欠礼を受け取っていたのに、うっかりして年賀状を出してしま
った時にも、素直にお詫びをしたほうが良いでしょう。







● 「喪中」についてのよくある質問
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


Q.お葬式に参列していただいた方にも、喪中ハガキは出すべきですか?


A.喪中ハガキはお亡くなりになった通知ではなく、年始のご挨拶を失礼
する旨のお手紙です。

お葬式に参列するしないにかかわらず、年賀状をやりとりしている相
手にはお出しになったほうがよろしいでしょう。






Q.夫の母が亡くなりました。
夫婦連名で喪中ハガキを出す場合、続柄は「母」で良いのでしょうか?
どちらの母か分からないような気がするのですが・・・。


A.夫婦連名で出すときには、家の代表であるご主人様を主体にして書き
ます。
ですから、ご主人様のお母様の場合には「母」、奥様のお母様の場合
には「岳母(もしくは義母)」とします。

もしご心配であれば、故人の名前をフルネームで記載すれば、どちら
のお母様かはっきり分かるかと思います。





―――――――――――――――――――――――――――
大野屋のホームページもご覧ください。
「暮らしの中の仏事
~『喪中』につき年賀欠礼というときの『喪中』とは?その期間は?」
http://www.ohnoya.co.jp/faq/pr/nenmatunensi/index.html




━2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆季節だより   「 紅葉狩り 」
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色鮮やかに染まった紅葉は、秋の風物詩のひとつです。

近くの見所スポットまで散策をするのも、温泉旅行を兼ねて紅葉狩りを楽しむ秋
の小旅行に出かけるのも、どちらも素敵ですね。

日本人の心を魅了する紅葉ですが、紅葉狩りはいつごろから始まった風習なのか
ご存知ですか?

『万葉集』にも記述があることから、奈良時代ごろにはすでに紅葉狩りは楽しま
れていたようです。

その後平安時代になって、貴族の間で流行し、嵯峨天皇が嵐山の大堰(おおい)
川に舟を浮かべて紅葉を鑑賞したということが伝えられています。

『源氏物語』にも紅葉を愛でる場面は多く、「東屋」(あずまや)の巻にはお菓
子を届ける箱のフタに、楓やツタの紅葉を敷いて贈る場面も出てきます。
紅葉見物や舟遊びでの鑑賞だけでなく、生活の中に彩りをあたえるものとして親
しまれていた様子もみられます。

江戸時代になると、大名をはじめ、一般の人々も紅葉の名所を訪れるようになり
ます。


桜のお花見に並び、紅葉狩りも日本人特有の風習ではないでしょうか。
散っていく桜と同じように、厳しい冬の前に最後の輝きを放つような儚さが、日
本人の心を捉えてやまないのかもしれませんね。


ちなみに紅葉が色づくのはなぜか、知っていますか?
秋から冬にかけて、気温が低くなると、葉と茎の間に境ができ、養分や水分の流
れが妨げられます。このときに葉を緑色に見せていた葉緑素が分解され、木の種
類によって赤くなったり、黄色くなったりするのだそうです。自然のしくみが生
み出した不思議ですね。






━3━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 仏事Q&A
「 法事に何も持ってこない親戚に困っています。 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


お寄せいただいたご質問にお答えします。



┏━┓
┃Q┃
┗━┛
法事にお香典を持参せず、一族を8人も引き連れて飲み食いし
放題の兄弟に対しては、どのような対応をしたらよいですか?
ご教示を頂ければ幸甚です。


┏━┓
┃A┃
┗━┛
  お問い合わせありがとうございます。

地域の慣習やご親戚の考えによっても異なりますが、ご法要に
ご出席される方は、施主様がご用意される会食、引き出物分の
費用を加味して、出席される人数に合わせ「御仏前」を包むの
が一般的です。

本来ならば、ご法要の費用をご負担されるご兄弟への心遣い、
故人様への供養のお気持ちを表されることが大切であることは
いうまでもありません。


とはいっても、事を荒立ててご親戚間での揉め事になるよりは、
費用の負担は大変かもしれませんが、数年に一回のことですし
ご親戚様が集まるいい機会だと気持ちを切り替えてお考えにな
ってはいかがでしょうか。

またご夫婦のお名前を入れた招待状をお出しして、暗に2名様
のみと限定してみることもお考えになってもよろしいかと思い
ます。




―――――――――――――――――――――――――――




* 大野屋ホームページの「仏事のよくあるご質問」に、新しいご質問と
回答を掲載しています。ぜひご覧ください。

 
「 喪中でも七五三をお祝いしてもいいですか? 」

┏━┓
┃Q┃
┗━┛  先日、祖母が亡くなりました。
今年は、娘の七五三を予定していました。
数え年で今年行おうと思っていたので、
来年にするべきか、悩んでいます。



┏━┓
┃A┃         ↓↓↓(回答はこちらです。)
┗━┛
http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/index.html



 


―――――――――――――――――――――――――――

仏事に関するご質問は、memoria@ohnoya.co.jpまでお気軽に
お問いあわせください。


*知っておきたい仏事のしきたりに関するQ&Aが満載!
大野屋ホームページの人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
↓  ↓  ↓

http://www.ohnoya.co.jp/faq/qa/index.html






━4━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今 月 の プ レ ゼ ン ト
「 パワーストーンブレスレット『パワーブレス』を2名様に 」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

パワーストーンの丸玉を、大玉と小玉を用いて腕輪念珠風に繋ぎました。
シリコン紐を通常より太めに用いておりますので丈夫になっています。

おしゃれにも、お守りにもどうぞ。
(どのストーンが当たるかはお楽しみ。)

……………………………………………………………

11月20日しめきりです。
当選者は次回「やすらぎ通信」(11/25号)にて発表いたします。



↓ ご応募お待ちしています! ↓

http://www.ohnoya.co.jp/faq/mem/index.html?link=reader



┌【 当選者発表! 】─────────────────────┐
┌                                 ┐
│                                 │
│    前号のプレゼント「『よくわかる 生前準備』の本』」    │
│                                 │
│         ご当選おめでとうございます!          │
│                                 │
│                                 │
│           茨城県那珂市   鈴木 様         │
│                                 │
│           北海道札幌市   工藤 様         │
│                                 │
│      たくさんのご応募ありがとうございました。       │
└                                 ┘
└───────────────────────────────┘





━5━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 編 集 後 記
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各地で紅葉のシーズンを迎えています。紅葉と温泉を楽しむ小旅行・・・なんて
計画は私の周りにはありませんが、想像するだけでウキウキしてきます。

それにしても、冬に備え葉っぱを落とすための自然現象が、あの美しい紅葉とな
るなんて、自然の摂理とは本当に不思議で素敵なものですね!

………………………………………………………………………………
新聞雑誌掲載のおしらせ(予定は変更となる場合もございます。)

写真をもとに、あなたのペットにそっくりな、かわいいフィギュアプレゼント。
「ペットでマイフィギュア」プレゼントについて掲載されます。
◇ 10/26(木) 埼玉新聞
◇ 10/30(月) 神奈川新聞

 
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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│                  編集 川瀬 由紀
└──┘〒171-0033 東京都豊島区高田3-13-2 高田馬場TSビル
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