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第57号 『間違えたくない!喪中はがきのマナー』(2008/10/25発行)

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├○             メモリアルアートの大野屋     2008/10/25│
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集   「 間違えたくない!『喪中はがき』のマナー 」

┃ 2◆ 相談員のつぶやき   「 喪中でも七五三をしてもいいの? 」

┃ 3◆ プレゼント
┃      「ふわりゆらめくあかりでお風呂を癒しの空間に。
┃                    バスライトをプレゼント! 」
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 こんにちは。大野屋の川瀬です。

 突然ですが、なんと私昨日ラジオデビューを果たしました!
 というと大げさですが・・・お墓やお葬式の最近の傾向、今回のテーマ「喪
 中のマナー」についてラジオ日本の朝の番組でお話させていただきました。
 偶然にも聞いていたという方がいらっしゃったら嬉しいです。

 さて今回は喪中はがきを中心とした「喪中」のマナーの特集です。
 身近に不幸があり喪中の人は、そろそろ喪中はがきを準備しなくてはいけな
 い季節です。ということで今月は「喪中はがきを出す人編」、来月は逆にそ
 の喪中はがきを受け取った人のマナー「喪中はがきを受け取った人編」をお
 送りする予定です。


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◆  特集    「 間違えたくない!『喪中はがき』のマナー 」
                       ~喪中はがきを出す人編
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1、喪中はがきのマナー
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喪中のときには年賀状のやり取りをしないというのが、喪中のしきたりのひとつ
です。毎年年賀状のやり取りをしている相手には「年賀欠礼」の挨拶状(いわゆ
る喪中はがき)を出します。

喪中はがきとは、「身内に不幸があったので、年末年始のご挨拶を遠慮させてい
ただきます」というご挨拶状です。

先方が年賀状の用意をする前に届かなくてはいけませんので、できるだけ早めに
遅くとも12月の上旬にはお送りします。

2、喪中のしきたり
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家族や親戚が亡くなったとき、一定期間、死を悼み、喪に服して身を慎むのがし
きたりです。
「服喪」ともいい、喪服を着て身を慎むという意味で、現在はその期間の慶事を
慎むこととされています。お祝い事を執り行ったり、お祝いの席に出席すること
は避けるのが慣わしです。ですから「新年おめでとう」という年賀状や新年の挨
拶を控え、代わりに喪中はがきを送るわけです。


≪喪中のマナーNG集≫
喪中のしきたりも、現在では簡素化されていることも多いですが、マナーの基本
は心得ておいたほうがよいでしょう。


   ◆ お祝いごと
    結婚式や祝賀パーティなどの慶事(祝い事)には、たとえ招待されたと
    しても、少なくとも49日忌までは遠慮したほうが良いでしょう。


   ◆ 神社への参拝
    神社への参拝や、お祭りへの参加も慎みます。


   ◆ お正月
    喪中に年を越す場合には、門松、しめ縄、鏡餅などの正月飾りをせず、
    初詣や年始回りなども控えるようにするのが基本です。

3、「わたしは喪中?」 範囲と期間
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実は「喪中」というのは明確な範囲と期間が決まっているわけではありません。


明治時代から昭和初期にかけては、政府によって喪中の期間がこと細かく定めら
れていました。(太政官布告「忌服令」昭和22年に廃止)
もちろん現在はこうした法令は全て撤廃されていますので、喪中期間にきまりは
ありません。

しかし仏事の慣例として、今でも一つの目安にされています。
例えば父母が亡くなった場合は一周忌(1年間)までは喪中とするのが一般的で
す。

喪中の期間は亡くなった方との関係によって異なります。


    ≪服喪期間一覧≫           (「太政官布告」)


       【 故人の続柄 】     【 服喪日数 】
      ─────────────────────────
       □ 父母             13ヶ月
      ─────────────────────────
       □ 夫              13ヶ月
      ─────────────────────────
       □ 妻               90日
      ─────────────────────────
       □ 兄弟姉妹            90日
      ─────────────────────────
       □ 祖父母(父方)         150日
      ─────────────────────────
       □ 祖父母(母方)         90日
      ─────────────────────────
       □ おじ・おば           90日
      ─────────────────────────
  ※その他の続柄はこちらでご覧ください。
  http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/index.shtml


夫と妻の日数にあまりに隔たりがあるところに、時代の違いを感じますね。

ただし上記はあくまで「目安」。きまりではありません。
実際には、この目安と、故人との付き合いの程度を勘案して決めることになりま
す。


4、喪中はがきの出し方
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親戚が亡くなった場合、上記の服喪期間の目安を参考に、喪中はがきとするかど
うかを決めます。
ただしこれは明確なきまりではありません。ケースバイケースで柔軟に対応する
べきでしょう。

  ・配偶者や1親等(父母、子供)が亡くなった場合

    両親、配偶者、子供が亡くなった場合には、上記の表にこだわらず
    ほとんどの人が1年間を喪中として、喪中はがきを出します。


  ・祖父母、兄弟姉妹、おじおばが亡くなった場合

    判断に迷うのがこのケース。決まりはないので、最終的には自分の判断
    になりますが、判断の目安として、
    1、同居していたか?別居していたか?
    2、生前の親交の度合い
    によって考えることが多いようです。


上記の表によれば喪中ではないけれど、「生前一緒に住んでいた」とか、「幼い
ころからとてもお世話になっていて、とても新年おめでとうという気持ちになれ
ない」という場合には喪中はがきにすることもあります。

逆に喪中期間内でも、少し遠い親戚で喪中はがきを出すにはためらわれるという
時には、あえて喪中としない場合もあります。

  ・喪中はがきを出す場合も使い分けを

    基本的には、普段年賀状のやり取りをしている相手に喪中はがきを出
    します。

    ただし誰かれ構わず出す必要はありません。
    ビジネスとプライベートは分けて、仕事関係の相手に対しては、喪中
    期間内でも例年通り年賀状を出してもよいでしょう。

    また「わざわざ喪中ですとお知らせするまでもないような友人や知人
    に喪中はがきを出すのに気が引ける・・・」という場合にも、喪中は
    がきにはせず、年賀状を出すこともあります。


  ・寒中見舞いを出す

    喪中はがきを出し忘れた人から年賀状が届いてしまった場合には、松
    の内(一般的には1月7日)が過ぎてから、喪中であったので年賀の
    挨拶を失礼した旨を書き添えた寒中見舞いを出しましょう。

     ↓ 「喪中」や「喪中はがき」の特集はこちら ↓
  http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/index.shtml

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◆ 相談員のつぶやき 第21回
           「 喪中に七五三をしてもいいの? 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして13年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、ご相談にお答えしま
す。
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 ┏━┓
 ┃Q┃
 ┗━┛7月24日に実家の父が亡くなりました。
   今年はちょうど3歳の娘(父の初孫になります)の七五三ということで、
   夫の母が着物や草履まですっかり準備してくれて、11月3日に内輪のお
   祝いをする予定でおりました。

   ところがつい先日友人から
   『親が亡くなった場合は1年間は喪中になり、お祝い事をしてはいけない
   し穢れているから神社の鳥居をくぐってもいけない』
   と言われびっくりしています。

   主人も義母も『迷信だから気にしなくて良い』と言っておりますが、神様
   の祟りで娘の将来に傷を付けるような事があってはと心配です。私が神社
   の外で待っていれば良いのかなとも思ってみたりしますが、本当はどうし
   たら良いのか悩んでおります。
 
   ちなみに単身赴任中の兄やご住職の都合もあって父の100日忌と納骨は
   10月26日にする予定でおります。
 

 ┏━┓
 ┃A┃
 ┗━┛忌中・喪中期間に関しましては明治の初めに出された『太政官布告』
   が基準になっており『フリー百科事典ウィキペディア』によりますと
   『忌』期間は故人のための祈りに専念する期間であり、『服』期間は故
   人への哀悼の気持ちを表す期間とされております。

   しかしこの太政官布告自体が江戸時代からの慣習をまとめたものであり、
   家制度・家督制度のうえに成り立っているものですので、昭和22年以
   降は一部を除きその効力を打ち切られております。
   ご質問を拝見して、
   『親が亡くなりこれ以上の悲しみは無いような時に、お目出たい事、楽
   しい事をしては故人に申し訳ないのではないかしら』とか、
   『大切なお嬢様の将来に災いの元となるような事は少しでも避けたい』
   という、娘として、母としてのご心配は充分にお察し致します。

   とは申しましても、一般的には(ご婚家が神道様でありましても)50
   日祭が過ぎておりますので、ご一緒にお参りされても差し支えは無いと
   存じますし、お父様も可愛い初孫の七五三をお祝いすることをきっとお
   喜びになられると存じます。むしろお嬢様の可愛い着物姿をお仏壇のお
   父様にお見せすることが何よりのご供養になるのではないでしょうか。

   それでもやはりご心配ということでしたら、当日参詣を予定しておられ
   る神社様にご相談されるのも宜しいかと存じます。

   参考ですが
   母方の祖父母が亡くなった場合の忌中期間は30日・服喪期間は90日
   ですので、お嬢様に関しましては何のご心配もございません。

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     カテゴリを増やし探していた質問が見つかりやすくなりました。


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