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第62号 『線香 焼香の作法』(2009/03/25発行)

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├○             メモリアルアートの大野屋     2009/03/25│
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集    「 お線香 お焼香の作法 」 

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!
┃          「 おばあちゃん! 出番ですよー 」

┃ 3◆ プレゼント 創刊5周年 ありがとうキャンペーン 第2弾!!

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 こんにちは。大野屋の川瀬です。

 創刊5周年キャンペーンにはたくさんのご参加、ありがとうございます。
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 さてお彼岸も過ぎてすっかり春らしくなってきました。お彼岸にはおはぎを
 食べましたか?

 私は母の手製のおはぎ(ぼたもち)で春・秋の季節を実感します。
 大好きなのでついつい貰いすぎて3日連続おはぎだったりするので、お彼岸
 明け頃にはうんざり・・・。冷凍して少しずつ食べたいのですが、解凍する
 とどうしても味が落ちてしまうのでひたすら食べきるのみ!上手な冷凍保存
 方法をご存知の方はぜひ教えてください!

 それにしてもおはぎ、桜もち、柏もち、様々な草花のねりきり・・・おいし
 いだけでなく和菓子の季節感は本当に素晴らしいです。


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◆ 特集   「 お線香 お焼香の作法 」
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お彼岸のお墓参りにつきもののお線香。
今回はお線香を始め、お焼香の作法について取り上げてみましょう。

お香の中でも一番なじみが深いのは線香ですね。
日本の線香は中国やインド、台湾で使われる「竹芯香」(ちくしんこう)が原型
といわれています。

これは細い竹ひごに線香の生地を練りつけて固めたもので、日本へは江戸時代に
製法が伝わりました。「竹芯香」というとなじみが薄いですが、東南アジアの寺
院で使われている40センチくらいの長いお線香・・・というとイメージしやす
いでしょうか。テレビなどで見かけますね。

竹芯香が伝わるよりはるかに前の推古天皇の時代から、日本では良い香りのする
木材「香木」を使って香りを楽しむ文化はあり、使いやすいお線香の登場がさら
にお香の発展をもたらしたのでしょう。

線香の原料は現在は竹ではなく、
・主に杉の葉の粉末が原料で、お墓参りの時に特に用いられる「杉線香」

・タブの木(クスノキ科)の樹皮の粉末を原料に香料などを加えた「におい線香」
に大きく分けられます。

今でこそお墓やお仏壇用に使われますが、江戸時代には時計の役目も担いました。
禅寺では線香が燃え尽きるまでの約40~50分を座禅の時間の単位にしたそう
です。


またお香というとお線香だけでなく抹香を使う機会もあります。

お葬式には線香よりも抹香を使われることが多いです。抹香は粉末化したお香で
香炉に落として焚きます。お葬式のときしか扱わない人が多いのではないでしょ
うか。ただでさえ厳粛なお葬式の場ですから、慣れない作法に緊張もピーク・・
・!終わってみたら遺影も見る余裕もなかった!なんてことも。


この時の作法で気になることはお焼香の流れ、抹香をつまむ回数ですね。
宗派や地域によりさまざまな作法がありますから、その場で臨機応変に対応する
のが肝心ですが、基本を頭に入れておけば落ち着いて行動できます。

焼香の仕方は、一人ずつ祭壇前に進み出て立って行う「立礼」焼香のほかに、座
って行う「座礼」や席についたまま香炉を回していく「回し焼香」などがありま
す。基本的にはどれも同じような手順ですから、今回は一番多い「立礼」を見て
みましょう。


◆焼香のながれ
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   □ 祭壇の少し手前まで進み出たあと、遺族に一礼
              ↓
   □ 祭壇に向かい、遺影・位牌を仰ぎ一礼
              ↓
   □ 右手の親指・人差し指・中指の3本でつまんだ抹香を目の高さまで
     捧げ(押し戴く)静かに香炉に入れる
     (回数、抹香を押し戴くかは宗派によって違いがあります)
              ↓
   □ 合掌
              ↓
   □ 数歩下がって遺族に一礼して退く

◆宗派別の焼香の回数・線香の本数
-----------------------------------------------------------------------
            【焼香(抹香)】       【線香】
 天台宗       定めは無いが通常2回    1本または3本
 真言宗       通常3回          3本
 浄土宗       定めがないが1回・3回   1本を2つに折る
 浄土真宗(東)   2回(額に戴かない)    2つに折り横にする
 浄土真宗(西)   1回(額に戴かない)    2つに折り横にする
 臨済宗       定めがないが通常1回    1本
 曹洞宗       定めがないが通常2回    1本
 日蓮宗       通常3回          本数に定めなし

               ※寺院・地域によって異なる場合があります


自分の宗派に合わせても、相手の宗派にあわせても結構です。
また参列者が多い場合は、葬儀社から「1回でお願いします」という声掛けが
あることもありますから、その際は宗派に関係なく指示に従います。

しかし肝心なのは亡くなった人を想う気持ちです。

基本の作法は押さえつつも、回数にこだわるよりも心を込めてお参りすること
を第一に、落ち着いて行いましょう。

心残りのない最後のお別れをするために「少しくらい間違って気にしない」く
らいの余裕をもった心構えも大切です。


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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』 
              「 おばあちゃん! 出番ですよー 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして14年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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「94歳の母が時々『死んだふり』をして家族を驚かせるから困っています!
介護をしている私も78歳で足腰が痛いのに・・・母は私より元気です。」とい
うご相談があり思わず吹きだしてしまいました。ベッドで身体を硬くして薄目で
周囲の様子を伺っているお母様の姿を想像すると可笑しくも可愛らしくもあり笑
ってしまいましたが、少しばかり哀しい気持ちになりました。

80代90代にもなれば気ままに外出する体力も機会もなくなり、家族以外には
ごく限られた範囲の人だけとの係わりの中で生活せざるを得なくなります。その
家族でさえ、おばあちゃんの傍らでのんびりとおしゃべりをしている時間もそう
ありません。
忙しくしている周囲とは対照的に一人ポツンと取り残されたような寂しさから、
ついつい『構ってほしい病』『注目してほしい病』が起きてしまうのでしょう。


そういう事から考えると懐かしい親族の集まる冠婚葬祭と言うのは、お年寄りに
とってこの上なく楽しい非日常的なお集まりの会でもあるわけです。
この日ばかりはおばあちゃんだけが知っている「○○さんの若い頃の笑い話」や
「今は偉そうにふんぞり返っている△△さんの取っておきの秘め事」などを得意
顔で話して聞かせられる晴れ舞台でもあるわけです。

しかし最近はこの冠婚葬祭を商品やサービスのひとつとして捉え、「出来るだけ
安く」「出来るだけ簡単に」と考える傾向が見られ、会食の席を省略したり参加
者を限定したりすることがとても多くなっています。おばあちゃんの晴れ舞台も
めっきり減ってしまっているのでしょう。

でも冠婚葬祭や義理ごとの本質は単にお祝いやご供養の儀式だけではないと思う
のです。家族や親戚、周囲の人とのコミュニケーションの場であったり、あるい
は故人を含めさまざまな人に支えられて生きていることを改めて感謝し祈りを捧
げたりすることを通じていかに自分自身の人生を豊かに生きるかのヒントに出会
ったり、そんな意味の多い場なのではないでしょうか?

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            当社記事掲載のお知らせ
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                  予定は変更となることもございます。

  □ 雑誌「毎日が発見 3月号」(発売中)
       ・・・お墓の引越し、ペットと一緒のお墓

  □ 読売新聞都内版に折込「はいからエスト」(4月20日発行)
       ・・・仏事のガイドブックができました


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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
│\/│                  編集 川瀬 由紀
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