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第66号 『冠婚葬祭、良い日取り・良くない日取り』(2009/07/25発行)

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├○             メモリアルアートの大野屋     2009/07/25│
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集    「 冠婚葬祭、良い日取り・悪い日取り 」 

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ! 
┃            「 おばあちゃんの知恵は科学的? 」

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 こんにちは。大野屋の川瀬です。

 先日の日食は見ることができましたか?
 私も楽しみにしていましたが東京は残念ながら雨。
 それでもテレビで見る各地の不思議な光景に見入ってしまいました。

 その一方、集中豪雨や山での遭難事故など、悲しい自然災害のニュースもあり
 あらためて自然のもたらす大きな力を感じずにはいられません。

 今回、安井のコーナーではおばあちゃんの知恵を取り上げています。今のよう
 に科学が発達する前から言い伝えの中で天気を予測したり、おそらく現代より
 も脅威や畏れの対象であったであろう大自然の前での、様々な知恵に感心させ
 られました。今回はそういった言い伝えについてのアンケートもありますので
 ぜひご参加くださいね!


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◆ 特集   「 冠婚葬祭、良い日取り・悪い日取り 」
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大安・仏滅・友引など、結婚式やお葬式を行ったり、日常生活で大きなことを行
うのに、良い日悪い日を判断するのに、広く使われている暦があります。

特に「結婚式は大安に」「お葬式は友引はダメ」など、冠婚葬祭などの儀式と結
びついて使われることが多いです。

これらの大安・仏滅などは『六曜』(ろくよう・六輝(ろっき)ともいいます)
といって、中国から伝わった日の吉凶を占う占いの1種です。


六曜は古代中国で陰陽家によって作られた暦といわれています。日本には14世
紀の鎌倉時代ごろに伝わり、幕末以降に人気が高まったといわれています。

難しい法則がありそうな感じがありますが、実は6種類が1日ずつ循環している
単純なものです。

その6種類とは、

 先勝(せんかち・せんしょう)・・・先んずれば勝ちで午前は吉、午後は凶。
 ↓
 友引(ともびき)・・・友を引くので葬儀は×。結婚式は友人にも幸せをもた
            らすので○。
 ↓
 先負(せんまけ・せんぶ)・・・先んずれば負けで、午前は凶、午後は吉。
 ↓
 仏滅(ぶつめつ)・・・何をするにも良くない日。葬儀や法事はOK。
 ↓
 大安(たいあん)・・・何をするにも良い日。結婚式によい。
 ↓
 赤口(しゃっこう・しゃっく)・・・大凶の日だが、正午前後は吉。

 ※意味の解釈、読み方は様々です。上は一般的なものを載せました。


この6種類を1日ずつ順番に割り当てていくのですが、今の暦ではなく、旧暦で
1月1日に先勝から始めて繰り返します。ただし旧暦で1月・7月の1日は先勝
2月・8月の1日は友引などとそれぞれの最初の日はあらかじめ決まっています。

ただ、今のカレンダーは新暦ですので、どうしても月の途中で順番が変わったり
することがあります。そのため六曜本来の規則的な動きが分かりにくくなってい
ます。

六曜は占いの一種なので、結婚式やお葬式の日取りを決めるのに、これに従わな
くてはいけないことは全くありません。

(結婚式の場合)

結婚の日取りは大安吉日を選び、仏滅をさけるのが昔からの慣習でしたが、若い
本人たちは六曜にこだわらないことが多くなっています。また仏滅は式場の予約
が取りやすく、料金も安い場合もありますので、この日にしようとして両親や親
戚の反対にあうこともしばしばです。
日取りを決める際には、招待客の都合や年齢層なども考慮するのが基本です。

信じるも信じないも自由ですが、二人の大切なスタートの日ではありますから、
よく考えて関係する人、皆が納得できる日を選ぶのが大切です。

また六曜のほかにも、お盆やお彼岸などもなるべく避けたほうが無難です。どち
らも結婚式をしてはいけない日ではありませんが、招待客にとっては帰省したり
お墓参りをする人が多いわけです。

他にも、招待客への配慮としては、年配の方が多い場合は猛暑・厳寒期を避ける、
年末年始、ゴールデンウィークなど家族の予定が入りやすい日、会社関係の人が
多いなら会社の繁忙期を避けるのは、考えるべきでしょう。


(お葬式・法事の場合)

友引は死者があの世へ友を引くから良くないと言いますが、これも本来は全く根
拠があるものではありません。

六曜では「仏滅」のように仏教用語のような言葉が使われているので、仏教と密
接な関係があると思っている人が多いのですが、先にも書きましたとおり吉凶占
いの一種なので仏教とは何ら関わりがないのです。

ですからお葬式を友引に行ったとしても何ら問題はないのですが、やはり不吉と
いうことで避ける人も多く、そのためか火葬場が友引を定休日にしている地域も
多くあります。そのような地域では、友引には火葬ができません。そのため友引
には現実的に葬儀告別式ができないというわけです。
お通夜の日は火葬をしませんので、お通夜は友引の日でも行われます。
(友引を定休日にしない火葬場もあります。)

また法事の場合にも、法事をしてはいけない日というのはありません。

以上のように、冠婚葬祭に六曜は関係がないのですが、そうはいっても気になる
のが心情でしょう。冠婚葬祭は人生における大切な節目ですから、なるべく良い
日を選びたいというのは当然のことです。

また家族や親戚、友人知人など、その人に関わる人たちとの交流の場でもありま
す。せっかくの大切な時間を、日取り選びに失敗して台無しにしたくはありませ
んね。

たまたま選んだ日が「良い日取り」であれば良いですが、もしそうでなかった場
合、そのまま行うにしても変更するにしても皆が納得する日を選ぶ配慮が必要で
す。

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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』 
              「 おばあちゃんの知恵は科学的? 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして14年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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大野屋のホームページに『子供と学ぶ生活のしきたり』というコーナーがあるの
をご存知でしょうか?毎年、夏休み・冬休みの時期に合わせてリニューアルする
のですが、これを作るには昔の記憶をひねり出したり、地方の慣習を調べたりと、
けっこうな苦労を強いられます。同時に、親から言われたり、他の大人たちがつ
ぶやいていたことが、意外にちゃんと裏打ちのある話であることに驚かされ、中
高年になった今、新たな発見に盛り上がったりするのです。

 『子供と学ぶ生活のしきたり』 http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/

例えば食い合わせ(食禁)で、「天ぷらにスイカ」は皆さん聞いたことがあろう
かと思います。これは実際に水と油が消化に悪く、胃に負担がかかるんだそうで
す。「くるみにお酒」というのも同様で、こちらは両方とも血圧を上げる効果が
あるそうで、まさに私にとってはタブー。

生活の知恵としても「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」などと言われます。どうやら
これもかなり確率の高い天気予報のようです。さらに「三味線や太鼓の音がにご
れば雨」なんて、艶っぽい(?)天気予報もあり、これは実際、低気圧が近づく
と弦や皮が弛んで、音がにごるとのこと。

意外に科学的と感じませんか?この他にも、子供達へのしつけや教訓、戒めの意
味が込められている言い伝えなどが多くあり、大いに感心させられます。

深い意味も解らず、あるいは疑いもせず言うことを聞いていた子供たちも素直だ
ったのでしょうか。また、有無を言わさず従わせていた大人達の威力の大きさに
は感動的でさえあり、我が身を振り返り、現代の大人達の自信のなさに反省しき
り。

故実にばかり囚われるのも考えものですが、自然に対する畏敬、生活の知恵、経
験を基にした自信といった、いつの世も変わらない姿勢は次世代に伝えていきた
いものですね。

「子供と学ぶ生活のしきたり」では、言い伝えやおばあちゃん(おじいちゃんで
はなくこの種の事は不思議とおばあちゃんなんですね)が呟いていた何気ない一
言を集めて掲載しています。

読者の皆様にも、地域特有の『へーっ!』とか、『それってどういう事?』とい
うお話しがありましたら、意味のわかるわからないは問いません。是非お寄せく
ださい。

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 『子供と学ぶ生活のしきたり』 http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/

昔からの言い伝えを教えてくださった方に、抽選で「図書カード」をプレゼント
中です!↓
http://www.ohnoya.co.jp/faq/kidsqa/tradition/index.shtml

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     <前回のプレゼント・デジタルフォトフレーム>

           ご当選おめでとうございます!!

             中井様(大阪府豊中市)

             岩木様(愛知県名古屋市)

             伊藤様(神奈川県横浜市)


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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
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