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第76号 『お盆の準備の"いろは"』(2010/5/25発行)

┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集  「 お盆の準備の"いろは" 」 

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ!
┃            「 "プラス"の相続、"マイナス"の相続 」
┃ 3◆ 今月のプレゼント
┃     「 ぬれた傘をサッと鞄にしまえる!
┃               ケース付き折りたたみ傘を2名様に! 」
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こんにちは。大野屋の川瀬です。

すっかり初夏の風が心地よい季節になりました。

これから間もなくやってくるのが「お盆」。
「えっ、もう!?」と思われる方も多いかもしれませんが、東京など7月にお盆
を迎える地域では、6月中にはちょうちんやお盆用品の準備を済ませなければな
りません。
特にちょうちんなど時期物の品は、在庫限りで売り切れることも多いため、手配
は早い方が、気に入るものが見つかることが多いのです。


またこの1年の間に不幸があって、初めてのお盆「新盆」(初盆)を迎える人に
とっては、特に早めに準備を考えなくてはいけません。

今回はひと足早く、お盆の特集をお届けします。


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◆ 特集   「 お盆の準備の"いろは" 」
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◇お盆の時期

お盆とは、亡くなった人があの世からこの世の家に帰ってくるという、日本の伝
統行事です。

お盆の期間は地域によって様々ですが、大きく分けて次の2通りに分けられます。

     □ 7月13日~15(もしくは16)日
     □ 8月13日~15(もしくは16)日

仏教の教えによれば本来は7月なのですが、暦が新暦に変わると、農作業の繁忙
期にあたるようになってしまいました。そのため、農業が盛んな地域では月遅れ
の8月に行うようになっています。

◇初めてのお盆には

亡くなって初めてのお盆を『新盆』(初盆)と言います。
基本的には、通常のお盆と大きくは変わりないのですが、初めて家に戻るという
ことで、より丁寧にお迎えします。

通常のお盆と違う点は、
 ・白張り提灯(白紋天)を飾る。
 ・僧侶に依頼して法要をすることもある。
 ・お参りのお客様が多い。
という点です。

僧侶を迎えて読経をしていただいたり、親戚や知人友人がお参りに来たりという
こともありますので、準備も通常のお盆よりは少し早めに行うことをおすすめし
ます。

準備するもの
 ・白紋天
 ・お参りの方への手土産(菓子折りなど)
 ・お出しするお茶
 ・その他お盆用品(盆棚にお供えするもの等)

ちなみに、新盆は49日があけた後に初めて迎えるお盆ですので、亡くなったば
かりでまだ49日を迎えていない場合には、新盆は翌年となります。


◇お盆といえば提灯(ちょうちん)

お盆につきものの、提灯。
故人の霊に提灯の灯りを目印に帰って来てもらい、また帰ってきた霊を、華やか
な提灯で慰める意味もあります。


 新盆提灯(白紋天)

   新盆を迎える家で用意します。
   新盆に限り、清淨無垢の白で御霊を迎える意味から白木で作られた提
   灯が最も多く使われます。

   新盆用提灯を使うのは1回(1年)限りです。

   昔はお盆の後、自宅の庭でお焚き上げしたり(供養のため燃やす)、
   川に流したり、菩提寺に持っていき供養してもらいましたが、最近の
   住宅事情や廃棄物処理の規制によって、提灯を自宅で燃やすのは難し
   くなっています。紙などに包んで他のゴミとは分けて処分することが
   多くなっています。

 一般の盆提灯

   絵柄のついた一般の盆提灯は親戚や知人から贈られるほか、家族で用
   意しても構いません。家紋をつける場合もあります。正式には一対で
   用意します。

   伝統的な絵柄提灯、明るく華やかな回転灯が定番です。
   そのほかにも、最近ではデザイン性が高く、インテリアとも合うよう
   な創作提灯も多く販売されています。小ぶりでマンション住まいでも
   飾りやすいサイズもあります。


   人に贈る場合には、そのお宅の住宅事情が分かれば良いですが、不安
   な場合や他の人と重なりそうな場合には、「御提灯代」として現金を
   包んでも良いでしょう。


   盆提灯はお盆が終わったら、掃除して来年まで保管しておきます。

◇その他のお盆用品やお供え物を用意する

「盆棚」という、お供え物を供え、お参りするための棚を用意します。

棚には"ござ"や"まこも"を敷き、中央に位牌を置きます。お供え物は、ナ
スやキュウリで作った牛や馬、お膳やだんご、そうめん、季節の野菜や果物を
供えます。
また、洗った米になす、きゅうりなどを賽の目に刻んだものを混ぜて、はすの
葉の上に盛り付けた「水の子」と呼ばれるものも供えます。

棚の左右にはちょうちんを飾ります。


*「盆棚」の飾り方は、地域によって異なります。

盆棚の飾り方をイラストで解説しています。
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/bondana.shtml


亡くなった人を迎える「迎え火」、お盆を終えてお送りする「送り火」を焚く
ための"おがら"(麻の茎を乾燥させたもの)やほうろく(素焼きの皿)を用
意します。
おがらは短く折って、ほうろくの上に積み重ね、自宅の門口などで小さな火を
焚きます。


◇お盆のスケジュール

      ・・・お盆のスケジュール ~ 準備と手順・・・

      事前の手配 (6月(月遅れの場合には7月)ごろ)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ お寺へ法要や卒塔婆の依頼
       □ ちょうちんの注文
       ▼
      事前の準備 (7月(8月)12日まで)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 盆棚・ちょうちんの組み立て
       □ お墓の掃除
       □ お参りの人が来る予定なら、返礼品を準備しておく。
       ▼
      迎え盆 (7月(8月)13日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 盆棚にお位牌を移しお供えをする
       □ 迎え火
       □ (地域によっては)お墓参り
       ▼
      7月14日 (8月14日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 法要(他の日に行うこともあります)
       □ お参りの人の接待
       □ 盆棚へお膳などのお供え
       □ (地域によっては)お墓参り       
       ▼
      送り盆 (7月(8月)15日 地方によっては16日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 送り火

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  ・「お盆」のスケジュールについてくわしくはこちら↓
   http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/schedule.shtml


  ・「お盆」については、ホームページでも詳しくご覧いただけます。
   http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/index.shtml

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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
       https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php

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      人気ページ「仏事のよくあるご質問」もご覧ください。
               ↓ ↓ ↓
          http://www.ohnoya.co.jp/faq/
               ↑ ↑ ↑
            どんどん更新されています。

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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』 
            「 "プラス"の相続、"マイナス"の相続 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして15年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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テレホンセンターでは毎日実に様々なご質問を頂戴いたしますが、やはり葬儀や
それに関わる仏事やしきたり等のご相談が大半を占めております。

なかでも世帯主がお亡くなりになった後にご家族やご親族の方から、
「これからは誰がお墓や位牌や仏壇を護っていくのですか?」
「お寺様とのお付き合いや法事などのお金は誰が出すべきなの?」
といった切実なご相談が多いです。

今日は今日とて、
「小さい時に別れた父親の死を警察から知らされたものの、子供達は恨みしかな
い父親の遺骨など引取る気持ちは全くない。しかたなく故人の姉である自分が引
き取っては来たものの、自分の夫や子供達に烈火のごとく怒られてしまった。た
った一人の弟だけれど、年金生活の身では永代供養にするお金もないし、相談す
るお寺も知らないので、いっそ実の子供宅へお骨を宅急便で送ってしまうしかな
いかしら」
と言って小さい声で泣く老女の哀しみを、なぜ家族は解ってあげられないのかと
想いながら、
「ご実家を継いでいる甥っこさんに相談して見ては如何ですか、役所や民生委員
に相談できないですか?」程度の提案しかできず歯痒さを感じてしまいました。


この種のご相談になりますと、家族や親族間での積年の感情的な行き違いやら、
経済的な利害も絡んできますので、法律や常識論だけで簡単に解決出来るという
ものではありません。
時には遺産の分配にまでお話が及ぶ事もあり、大切な人の死を悼み、遺された家
族が支え合わなくてはいけないという一番大事な時に、お互いを批判したり憎み
あわなければならないのは、本当に残念な事です。

一昔前でしたら『家督制度』『家制度』の下で全ての財産と権利が『新しい戸主』
に譲渡されましたので、戸主(多くは長男)は親が亡くなれば仏壇やお墓を護り
仏事も主催するのが当然の事と思っており、親兄弟の扶養義務も含めて一族の繁
栄と結束の為に努力を惜しまなかったものです。
だからこそ戸主の決定には誰もが取り敢えずは従ったのですが、今は(勿論例外
はありますが)遺産だけが法律で全て公平に分配されますので、却ってややこし
い問題も起きてしまうのでしょう。

そういうお話を聞くたびに、昔人の安井は『これって何かが間違ってる!』と思
うんですねー。

だってそうじゃありますか?
財産分与など都合の良いところは平等にもらいたい。でもお墓や仏壇を守る義務
など都合の悪いところは誰かにというのでは、あまりに平等の意味を履き違えて
いると思うのです。そういった中、先述のお姉さんのような心優しい人が全てを
押し付けられ、1人で苦労をするというのはおかしいと思いませんか?

亡くなった人の供養を「義務」や「損得勘定」で考えるのは、空しく悲しいこと
ですが、こういった人が増えてくればいつかは相続と同じ比率で供養の義務化な
んてこともあるかもしれないと想像し、心が冷え冷えしてしまいました。

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◆ 今月のプレゼント
「 ぬれた傘をサッと鞄にしまえる!ケース付き折りたたみ傘を2名様に! 」
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋 監修 小嶋 幸夫
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