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第100号 いまどきお盆スタイル(2012/05/25発行)


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  メモリアルアートの大野屋
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       冠婚葬祭ナビ 『折々しきたり想いやり』2012/05/25

                         http://www.ohnoya.co.jp
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┏━ 今月号 もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃ 1◆ 特集     「 いまどきお盆スタイル 」

┃ 2◆ 安井睦華の それはそれ、これはこれ! 
┃           「 古いものと新しいもの 」

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こんにちは。大野屋の川瀬です。


いつもご覧いただいているこのメールマガジンが、今号で"創刊100号"を迎え
ました。


毎月何を書こうか苦しみながら苦節8年、これまで続けてこられたのも、いつも
ご覧いただいているあなたのおかげです。

本当にありがとうございます!!


冠婚葬祭のしきたり、とくにお葬式や法事に関するしきたりやマナーは、間違え
たくない大切な場面が多いのに、実は自信がない・・・ということが多いですよね。
そんな悩みを解消していただくために、「大野屋テレホンセンター」では電話や
メールを通じて365日・無料でご相談にお答えしています。

誰かの悩みは、他の多くの皆さんにとっても共通の悩み。
よくいただくご相談を毎月1回まとめてメールマガジンで配信させていただこう
と考えたのが創刊のきっかけです。


お香典やお布施の知識など基本的なものから、お墓の引越しや永代供養、樹木葬
などの最新のお墓事情まで、仏事全般はもちろん、お中元など日常生活でのしき
たりも含め広く紹介してまいりました。


これからもお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします!


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◆ 特集   「 いまどきお盆スタイル 」
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お盆には何をする?
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お盆の時期には、亡くなった人が家に帰ってくるといわれ、家族や親しい人がお
供えや飾りを準備して迎える日本の伝統行事です。

仏壇のある部屋にお盆飾り用の「盆棚」やちょうちんを用意したり、お墓参りを
します。

お盆の期間は地域によって様々ですが、大きく分けて次の2通りに分けられます。

     □ 7月13日~15(もしくは16)日
     □ 8月13日~15(もしくは16)日

本来は7月の行事でしたが、暦が新暦に変わると、農作業の繁忙期にあたるよう
になってしまいました。そのため、農業が盛んな地域では月遅れの8月に行うこ
とが多くなりました。

東京では7月、それ以外の地域では多くが8月にお盆を行います。


★いまどきお盆スタイル★
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 Q「郷里では8月のお盆だったけど、今住んでいるところでは7月。
   いつお盆をすればいい?」


 A 決まりはありませんので、どちらでも結構です。
  ただせっかく帰ってくる仏様をお迎えするために、家族や親族がお参りしや
  すい時期を選ぶとよいでしょう。


何を準備する?
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お盆につきものの、ちょうちん。
故人の霊に提灯の灯りを目印に帰って来てもらい、また帰ってきた霊を、華やか
な提灯で慰める意味もあります。


亡くなって初めてのお盆を『新盆』(初盆)といいます。
このときは、通常のちょうちんのほかに白張りちょうちん(白紋天)を飾ります。

初めてのお盆には清淨無垢の白で御霊を迎える意味からだといわれています。

家紋を入れることはありますが、基本的には絵柄が入っていない白無地のもので、
吊るす形のちょうちんです。

これを使うのは新盆の1回(1年)限りです。


一方、絵柄のついた一般の盆ちょうちんは新盆に限らず毎年のお盆で飾ります。

草花の絵柄がついたもの定番のものや、絵柄が回転する華やかな回転灯が一般的
で、台となる足がついた床に置く形のものです。

家族が用意したり、親戚や知人から贈られることもあります。
正式には左右一対で用意します。


ちょうちんのほかには、"ござ"や"まこも"などの敷物、ナスやキュウリで作
った牛や馬(ワラでできたものも販売されています)、お供え物はお膳や季節の
野菜や果物を用意します。


また「迎え火」、「送り火」を焚くための"おがら"(麻の茎を乾燥させたもの)
やほうろく(素焼きの皿)を用意します。

おがらは短く折って、ほうろくの上に積み重ね、自宅の門口などで小さな火を焚
きます。この煙を目印に、亡くなった人が帰ってくるといわれています。

★いまどきお盆スタイル★
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 Q「新盆ちょうちんは軒先に吊るすと聞きましたが、マンションなので吊るせ
  るところはありません。
  実際に吊るしている家もあまり見ないように思うのですが、本当に飾らない
  といけませんか?

  また絵柄ちょうちんも飾るスペースがないのですが、どうしたらいいでしょ
  うか?」

 A 新盆ちょうちんを軒先に飾っている家が少なくなっている地域もあります。
  本来は家の外で、その明かりを目印に、亡くなった人に帰ってきてもらうも
  のですが、難しければお仏壇のある部屋に吊るすのでも構いません。

  せっかく初めて仏様が帰ってきてくださる大切なお盆なので、できれば用意
  したいものです。


  絵柄ちょうちんは最近の住宅事情で、小さめのサイズの種類が豊富になって
  きました。飾りやすい高さ30センチくらいのものです。

  またスリムな筒型で、インテリアにあうような絵柄もおしゃれな創作ちょう
  ちんが人気があり、おすすめです。


  お盆が終わったあと収納に困るのでは?と心配する方もいますが、ちょうち
  んは各パーツをはずして小さく畳むことができますので、さほど収納スペー
  スも必要ありません。

  【盆ちょうちんはこちらでご覧ください】
  http://www.ohnoya-webshop.com/fs/ohnoya/c/2010-bon?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E3%81%8A%E7%9B%86%E7%94%A8%E5%93%81

どんな飾りをする?
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お供え物を供え、お参りするための棚を用意します。これを盆棚といいます。

棚には"ござ"や"まこも"を敷き、中央に位牌を置きます。お供え物は、ナ
スやキュウリで作った牛や馬、お膳や季節の野菜や果物を供えます。

棚の左右にはちょうちんを飾ります。

※「盆棚」の飾り方は、地域によって異なります。


【盆棚の飾り方をイラストで解説しています】
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/bondana.shtml?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E7%9B%86%E6%A3%9A

★いまどきお盆スタイル★
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 Q「盆棚ってどういうものを用意すればいいですか?
  大きな盆棚を作る場所がありません。」


 A お葬式が終わった後に49日まで飾っていた祭壇(後飾り)の台があれば、
  それを使って構いません。

  またスペースがない場合には、お仏壇の前に経机や小机を出して"まこも"
  を敷き、お位牌を安置してお供え物をおいてはいかがでしょうか?

  また最近はお仏壇からお位牌を出さずにお供えをする方もいます。


  いずれにしても故人をあたたかくお迎えする気持ちが大切なので、生前に好
  きだったものや季節の果物などをお供えして、できる範囲で考えてはいかが
  でしょうか?

お盆のスケジュール
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      ・・・お盆のスケジュール ~ 準備と手順・・・

      事前の手配 (6月(月遅れの場合には7月)ごろ)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ お寺へ法要や卒塔婆の依頼
       □ ちょうちんの注文
       ▼
      事前の準備 (7月(8月)12日まで)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 盆棚・ちょうちんの組み立て
       □ お墓の掃除
       □ お参りの人が来る予定なら、返礼品を準備しておく。
       ▼
      迎え盆 (7月(8月)13日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 盆棚にお位牌を移しお供えをする
       □ 迎え火
       □ (地域によっては)お墓参り
       ▼
      7月14日 (8月14日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 法要(他の日に行うこともあります)
       □ お参りの人の接待
       □ 盆棚へお膳などのお供え
       □ (地域によっては)お墓参り       
       ▼
      送り盆 (7月(8月)15日 地方によっては16日)
      ――――――――――――――――――――――――
       □ 送り火


★いまどきお盆スタイル★
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 「マンションなので迎え火・送り火を焚くところがないのですが・・・
  玄関先では火災報知機が鳴ってしまいます。ベランダでやるのでしょうか?」


  マンション共用の庭やエントランスがあれば、そこで他の人の迷惑にならない
  ように気をつけて迎え火・送り火を焚いてはいかがでしょうか?

  ベランダは危険ですので、やめたほうがいいでしょう。

  火をつけるおがらは1~2本を小さく折って、あまり大きな火にならないよう
  に注意してください。共用スペースの床を汚さないように"ほうろく"(素焼き
  の皿)を使うと便利です。


  ・お盆に必要な品物が揃います。
   【5/31(木)10時までは早期割引でお得です】↓
   http://www.ohnoya-webshop.com/fs/ohnoya/c/2010-bon?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E3%81%8A%E7%9B%86%E7%94%A8%E5%93%81

  ・【「お盆」のスケジュールについて】↓
   http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/schedule.shtml?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E7%9B%86%E3%82%B9


  ・【「お盆」については、ホームページでも詳しくご覧いただけます】↓
   http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/obon/index.shtml?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E3%81%8A%E7%9B%86

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     しきたりやマナー、仏事に関するご相談は無料です。
     もちろん匿名で質問できます。
     お気軽にお問いあわせください。
      https://www.ohnoya.co.jp/contact/memoria.php


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◆ 安井睦華の『それはそれ、これはこれ!』
                 「 古いものと新しいもの 」
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大野屋テレホンセンター開設時よりご相談にお答えして16年!
シニアコンサルタント・安井 睦華(やすい のぶか)が、日々のつれづれを時
には楽しく、時には怒り、時には涙で語ります。
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パソコンの普及と共に忘れられかけていた百科事典が、最近また見直されている
というニュースを聞いた。昭和世代にとっては喜ばしい限りである。

かつて、茶の間が生活の中心だった頃、映画や雑誌で見る知識階級のお父様は、
暑い夏の夜でもステテコ姿で一杯なんて事はせず、一人静かに書斎で読書や書き
物をしていた。そしてそこには決まってガラス格子のついた立派な本棚があり、
百科事典がどーんと鎮座マシマシテいたものである。

大きくて立派なイスに座って香ばしいコーヒーを飲む姿はただもう夢のような世
界で、いつかこんな家に住みたいものだと憧れていた。

だから女子大の家政科に進学させたい親の反対を押し切り、薄汚い野郎ばかりの
中国文学部なんぞに進学した時に、何だか急に大人になったような気がして、ま
ず最初に揃えたのがこの「平凡社世界大百科事典」全26巻。黒地にピカピカの金
と赤い帯が入った超豪華な装丁ととてつもない重量感は、教養や富に対する父の
コンプレックスと、私の憧れや夢を満足させてくれた。

しかしいざ書棚に並べてみると、そこだけが飛び抜けて立派で、いわゆる菊判の
文学全集や命の次ぐらいに大切にしていた堀辰雄全集などが貧弱に見えてしまい
何だかひどくがっかりしたのを覚えている。

とはいえそれからは親子三代が何十年もの間、宿題やレポート、テレビのクイズ
回答の度に引っ張り出してそれなりに重宝していた。ところが驚いた事に何十巻
という事典の全てを今は(実際には6年も前から)たった1枚のCD-ROMで、しかも
わずか2万円足らずで手に入れることが出来るというではないか!

確かに毎日使うものではないし、本も増え手狭になってきたので、最新版のCDに
買い換えたいと孫達が言い出したのも無理からぬことではある。学問は日進月歩
で、40年以上も前の百科事典を後生大事にしていてはいけないのだろう。しかし
ツーンとした洋紙の臭いや、所々に引かれた赤鉛筆の線の跡のひとつ一つが懐か
しく、またページを開く時のわくわくした緊張感や目指す項目にたどり着いた喜
びもたまらなく楽しくて、簡単に処分できるものではない。さらに今回は婿殿か
らもCD化反対の後押しも得て、ひとまず買い替え話は流れた。


かくして憧れと思い出が詰まった事典は、今しばらく現役で頑張ってくれること
になりそうだ。しかし実は近頃細かい文字が読みにくくなってきた私にとっては
もはや時間の問題だろうというのが本音である。


折りしも職場でも新入社員が研修を終え、本格的に業務に参加し始めた時期でも
ある。百科事典やCDだけではなく、人も物も家族も職場も、古いものと新しいも
のがごちゃ混ぜに同居し上手く絡み合っていく事でなんとはなしに調和がとれて
いくものかなと感じる今日この頃である。


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[ぜひご覧ください]メディア掲載のおしらせ 


◎6月上旬発行「霊園ガイド2012夏号」(六月書房)に純銀製ミニ骨壷シンプル
 モダンが、権威ある2つのデザインコンクールにてダブル受賞した記事が掲載
 されます。

 [シンプルモダン純銀]詳しくは
 http://www.ohnoya.co.jp/temoto/cinerary-urn/sim_gin.shtml?utm_source=mm201205&utm_medium=mail&utm_campaign=%E7%B4%94%E9%8A%80

◎動画CMポータルサイト 「CMerTV」(シーマーティービー)
 暮らしに役立つ動画を配信するコーナー「ハウ・トゥ・チャンネル」にて、
 私、川瀬が[お墓のおそうじ][新盆セットの使い方]を解説しています。


 [HOW TO お墓のおそうじ]
 http://www.cmertv.com/cminfo/?cm=1437

 [HOW TO 新盆セットの使い方]
 http://www.cmertv.com/cminfo/?cm=1438

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◆思い出のこもったお人形の処分方法 お困りではありませんか?

 「人形供養祭」を関東4箇所にて開催します。


 子供の成長を願いながら愛情を注いできたひな人形や五月人形、ぬいぐるみ、
 今まで大切にしてきたけれど、どうしたらよいか悩んでいませんか?

 大野屋では「奈良薬師寺 東関東別院潮音寺」の僧侶をお招きして人形供養祭
 を開催いたします。

  □ 6月29日(金) おおのやホール小平(東京都小平市)
  □ 8月31日(金) メモリアル相談センターさいたま(さいたま市桜区)
  □10月20日(土) フューネラルリビング横浜(横浜市都筑区)
  □11月(日程未定) 常光閣(千葉市中央区)


 詳しくは 大野屋テレホンセンター(0120-02-8888)までお問合せください。


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最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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┌──┐株式会社 メモリアルアートの大野屋   編集:川瀬 由紀
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