仏壇の飾り方は、宗派によって若干の違いはあるものの、基本的な形は以下の通りです。右に火、左に花が、仏具の基本と言われています。
今回は大野屋のカタログ「WILL」にも掲載され、店頭でも人気の高い上置仏壇「鷹山(ようざん)」を例に、仏壇の飾り方(仏具の置き方)をご説明します。

■最上段(須弥檀)

1.掛け軸(脇侍(わきじ))
掛け軸を掛け軸台にかけます。左右の掛け軸が向かい合う形に置きます。左右がわからなくなったら、お顔の向きで確認しましょう。

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2.高欄(こうらん)
須弥檀に置く欄干である高欄があるお仏壇もあります。その場合はこの時に置くと良いでしょう。

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3.本尊(ほんぞん)
ご本尊は中央の一番奥です。背中が奥に付くくらいが安定します。

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■2段目(位牌段)

4.位牌(いはい)
位牌は、ご本尊の下の段に置いてください。位牌が複数ある場合は、向かって右側が上座で、年功序列で置いていきます。よって先祖位牌は右側になります。位牌が増えてしまったら、回出(くりだし)位牌をご利用頂くと良いでしょう。

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■3段目

5.仏器膳(ぶっきぜん)
ご飯とお茶を一段高くしてお供えするためのお膳です。ご本尊の前に置きます。

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6.仏飯器(ぶっぱんき)
ご飯は右側に置きます。

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7.茶湯器(ちゃとうき)
お茶は左側に置きます。

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8.高月(たかつき)
お供物を盛るための台です。
実際にお供物を乗せる時は、お供物の下に半紙を敷きます。

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■4段目

9.花立
お花は左側が基本です。

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■5段目(膳引き)

10.マッチ消し
使い終わったマッチの軸を入れるものです。

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11.線香差(せんこうさし)
お線香を差しておくものです。

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12.香炉(こうろ)
3本脚の香炉の場合、手前に1本の脚が来るように置きます。

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13.蝋燭立て(火立て)
火立は右側が基本です。

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14.リン
リンと、リンの下に敷く敷物(リン台、リン布団など)、リンを叩く棒があります。
右側に敷物を敷き、リンを載せ、リン棒を添えます。

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こちらで完了です。

Interview

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    秋山 夏恵(あきやま なつえ)
    大野屋に入社して10年目。これまでにご縁をいただいたお客様に感謝するとともに、これからご縁をいただくお客様のために、日々勉強しています。

→上置仏壇「鷹山」の詳細はこちら

※プロフィールおよびインタビュー内容は2014年10月時点のものです

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