宗教によりお葬式の作法も少し違います。
ここではキリスト教と神道のお葬式についてご紹介します。

キリスト教

キリスト教は1549年、フランシスコ・ザビエルによって日本に初めて伝えられました。
その教会は大きく分けてカトリックとプロテスタントがあり、お葬式の作法もそれぞれに少しずつ違います。

●カトリックの場合

■お通夜

「前夜祭」と呼び、自宅や教会で営まれます。遺影や十字架、生花などを祭壇に飾り、聖歌の斉唱、聖書の朗読、神父による「通夜の祈り」があげられ、参列者全員が献花して終わります。

■お葬式

「葬儀ミサ」と呼ばれ、棺を教会に安置する「開祭」、聖書の朗読や説教が行われる「言葉の典礼」、パンと葡萄酒によるミサ「感謝の典礼」、弔事・弔電の紹介、献花などを行う「告別式・葬送」という式次第で行うのが一般的です。

■その後の法要

仏式の法要にあたるものを「追悼ミサ」といいます。故人の死後、3日目、7日目、30日目に教会で親族や知人を招き追悼ミサを行います。また、命日を「昇天日」といい、死後1年後の昇天日には盛大に死者記念ミサを行います。

●プロテスタントの場合

■お通夜

納棺式の後に引き続き「前夜祭」として行われます。質素な祭壇を設け、賛美歌の斉唱、聖書の朗読、
祈祷、牧師による説教があり、献花をします。

■お葬式

聖書の朗読と賛美歌の斉唱、祈祷が行われます。祈祷では神への感謝の意を伝え、遺族を慰めるために捧げられます。

■その後の法要

故人の死後1ヶ月後の命日「昇天日」に、自宅や教会で記念集会を行います。その後は、1年目、3年目、7年目の昇天記念日に追悼の記念集会が開かれます。

神道

神道は日本古来の宗教で、日本人の自然観と先祖崇拝の念から自然発生した信仰生活が発達したものです。その神は天照大御神を中心として海、山、川、農耕、狩猟、動植物などさまざまなものがあり、教義や教典を持たないことが特徴です。

■お通夜・お葬式

神道のお葬式は「神葬祭」といい、仏式でいうお通夜を「通夜祭」、告別式を「葬場祭」「発柩祭(はっきゅうさい)」と呼びます。お葬式は神官が執り行い、仏式の戒名にあたる霊号を諡名(おくりな)としてつけます。また、仏式でいうお焼香は行わず、玉串と呼ばれる葉のついた枝を神前にお供えする玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われます。

■その後の法要

仏式の初七日にあたるものが十日祭、その後、四十九日法要にあたる五十日祭で忌明けとされます。また仏式の年回忌法要と同じように一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭と10年ごとに続けることが多いです。

Interview

  • 1級葬祭ディレクター
    吉田 真也(よしだ しんや) 
    葬儀の打ち合わせ・施行を担当。
    出迎え3歩、見送り7歩の心のこもった対応を心がけております。


※プロフィールおよびインタビュー内容は2016年3月時点のものです

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